表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/100

046_蛙ちゃんの悪党、すでに悪口でしかない。

「ひどい風評被害を受けた気がする?」

 朝食前の軽い食事をいただいていた蛙姫ことナダ姫が、

 上手く変身したので今日は存在する、

 首を傾げながら、

 言います。


 朝食の後には朝食後の軽い食事があります、

 昼食と、夕食も、似たような流れで摂取しまして、

 午前と午後には軽食をがっつり重く取りまして、

 お夜食もあったりします、

 食べ過ぎではありますが。


「南極なめくじを取り込む為に、

 栄養がかなり必要になるとは、

 この李白の目を持ってしても、

 見抜けなかったわ、かかかか」


 誰ですか?


「どこの殿下が食事風景かと思いましたが、

 なるほど理由があったのですね、

 納得です」

 お付きの兎娘さんが手を叩きながら、

 納得の表情で言います。


「騙されてはいけません、

 たまによく姫様は、

 食欲が暴走爆走爆発することがありますので、

 爆喰いは珍しくありません、

 飢えると近くにある生き物を、

 見境なく口に入れるので、

 いや、まあ、生き物だけではありませんが、

 手に届くところにある食糧を、

 切らしてはいけません」

 大真面目な表情で、語る、

 姫様付きの侍女さん、

 いつもの顔に傷があって、色眼鏡の女性です。


「本当ですか?」

 驚愕兎娘。


「ええ、過去に食糧を切らしたばかりに、

 その身で代わりになった、

 おつきやら、ご友人、かっこ非常食かっことじ、

 がいましたね、

 あれは痛ましい事件でした」

 どこからか出した懐紙で、涙をふく侍女さんです。


「そういえば、昔いた、可愛らしい、

 犬娘さんが、いつの間にかいなくなっている」

 驚愕の表情である兎娘さんです。


「冗談はそのくらいにしておいてください、

 本気にされたらどうするのですか?」

 呆れた顔で侍女の暴露話を止める蛙姫です。


「そうですね、

 無駄に怯えさせることもないでしょう、

 何も知らないまま、

 姫様の栄養になる方が、

 未練が少なくなるというわけですし」

 しれっと。


「え?えっえ?」

 私もしかしていらないことを知ってしまった?

 という驚愕の表情です。


「やめなさい、

 そこまで食に見境がないわけではなくてよ」

 うんざりと。


「そうですよね?」

 安心させて。


「まあ、兎肉は好きな方ですけど、

 犬はあまり美味しくなかったですので、

 もうおかわりは要りませんわよ?」

 げこりと蛙笑。


「ひい」

 冗談ですよね?という顔をする兎さんです。


「大丈夫ですよ、

 残された家族も、

 同じところに送ってあげますから、

 安心して食べられてください」

 口封じは必要ですからねぇ、

 と、人を喰ったような笑みを浮かべる、

 侍女さんと、

 頷く蛙姫です。


「い、妹は勘弁してください」

 ちょっと本気で涙目です。


 もちろん冗談ではあります、

 そういうことになっています。


 笑いの絶えない素敵な職場です。


 かえるちゃんはまあ、普通に悪党ですよねというお話でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ