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高校生達のかなりどうでもいい日常  作者: はんぺん
十二月、師走、December…
177/240

177.大晦日!

更新が!

リアルタイムでない!



「ついに来た」

「終末の鐘が鳴る刻!」

「楽しそうで何よりだよ」


 夜11時半過ぎ。槙の家。

 今日は大晦日という事で槙の家に泊まりに来た。


「特に何もない日でも泊まりにくるクセに何言ってんだよ」

「読心!?」

「違うよ槙。何もない日だから泊まりにくるんだ」

「なんだ、さっきのはただのこじつけか。この暇人めが」


 なんで僕が責められる流れになってるの?


「で、あと30分近く何してるよ」

「そうだなぁ……」


 今日は大晦日なので元旦まで起きているという事で決定している。つまりそれまで暇を潰さなければならない。


「トランプで何かするとか?」

「ネタが尽きにくそうで良いな」

「槙トランプある?」

「いや持ってない」

「ならボクが持ってきてあるからこれでやろう」

「なんで持ってんの」


 初めからやるつもりだったの?


「じゃあ何やろうか? 大富豪で良い? うんわかった!」

「無理矢理押し通すな」

「柚大富豪以外やる気ないでしょ」

「そうでもない」

「「なんなんだ」」


 本当になんなの。じゃあどうして今ソッコーで決めちゃったの。


「じゃ、槙。カード配って」

「俺かよ」

「柚がやれば良いじゃん」

「ん? ボクがやるとイカサマするよ?」

「こえーよ」


 なんでそんなドヤ顔で言うかなぁ? ていうか本当にやりそうで怖い。革命と8切りと縛り使いまくって即終了に持ち込みそうだよ。だって柚だし。


 槙がトランプを受け取り、切り始める。


「ジョーカーは二枚か?」

「二枚だね」

「ババ抜きしたら全員上がれるね」

「いやそこは一枚抜けよ」


 でもやったら楽しそう。


「……パーフェクトシャッフルってあるだろ?」

「あぁ、あのバラララララララからシパパパパパパパってするやつ?」

「擬音語って便利だな」

「それで、あれがどうかしたの?」

「いやさ、あれなにがパーフェクトなんだろうな?」

「哲学?」

「違ぇ」


 まぁ確かに、なにが完璧なのかよく分からない。見た目の綺麗さ的な意味かな?


「紙のトランプでやると傷むし」

「その点ではただの劣化版だね」

「劣化版て」

「でもプラスチックのやつでも多少は傷むよ?」

「ていうか物なんてみんな徐々に傷んでくでしょ」

「そんなマクロな話はしてない」

「あぁ分かる。美味しいよね」

「マグロな話もしてない」


 なんで分かった。


 槙がトランプを配り始める。


「なんでマグロが出てくるんだよ。すげぇどうでも良い」

「ボクはマグロよりカンパチの方が好きかな」

「知ってるし」

「そういえば最近寿司屋とか行かないねぇ」

「そもそも三人で飯食いに出る事自体少ないからなぁ」

「槙、焼肉屋連れてってよ。槙の奢りで」

「やなこった」


 そりゃそうだ。

 カードが配り終わった。早速手札を確認……うわなにこれ。なんというか……すごい真ん中。なんだこれ。8とかそのへんの札がめっちゃある。


「回る順は?」

「年上からで行こう」

「同い年だし。誕生日順の間違いだろ」

「じゃあ柚から反時計回りだね」

「はいクラブの3」

「持ってんのかい」

「じゃなきゃ言わないよ」


 トランプとかってローカルルール多いよね。僕達のやってる“スタートはクラブの3から”ってのは全国共通なのかな?


「じゃあ僕だね。えーと……」

「悩んでるところ悪いが、あと2分で日付変わるぞ」

「「!?」」


 槙が指差す先の時計を見る。なるほど、そろそろ二本の針が真上を向きそうだ。


「そういえば、新年初は何するか決めてなかった」

「あ、そういえば」

「このままいくと年明け早々大富豪やってる事になるな」

「それだけはなんとしても避けたい!」

「なんでだよ」


 なんとなくだよ!


「何しようか!早く決めないと!」

「そうこうしてるうちにあと1分を切ったよ」

「あわわわわわ」

「お前ら楽しそうだな」

「よし、なんか叫ぼう!」

「いつも叫んでるだろ」

「えー、じゃあね、じゃあね」

「もう諦めたらどうだよ……」


 いや、何かやりたい!何かやりたいんだ!


「あ、そうだ!テンプレだけどジャンプするってのは」

「あと2秒」

「えっ」



続きます

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