174.猫科の動物はみんな一緒
どう見ても猫です
「あー……年末だにゃぁぁぁ……」
「……猫はやらんぞ!」
「ちがっ違うよ!?」
別にそういう意味の『にゃぁぁぁ……』じゃないから!なんとなくだから!
放課後。例の場所。
例によって暇人である僕達は、例によってここに来ていた。他にする事ないの?
「でも少しだけ触らせて欲しいかなー……なんて」
「俺が許しても猫は許さんと思うぞ?」
「ううー……やっぱり槙を抹殺しないとダメなのか……」
「……猫はやらんぞ!」
「どんだけ猫溺愛してるの!?」
確かに猫可愛いけどさぁ!
「そりゃお前、自分にだけ甘えてくる動物なんていたら他の人になんて渡したくないだろ」
「そうだけどさ。槙のは度が過ぎる気がするんだ」
「気のせいだ」
「いや気のせいじゃないよ」
間違いないよ。だって槙だもん。
「そういえば、今日はまだ猫ちゃん来ないね」
「アイツも猫なんだなぁ」
「言いたい事は分かるけどさ、そのセリフだけ聞いたら意味不明だよ?」
「普段は本当に猫かお前ってくらいに甘えてくるくせにたまに猫特有のツン属性を発揮する猫っぽい面もあるんだよなぁ」
「うん分かってる、分かってるよ? そこまで説明しなくても分かるよ?」
というかむしろ説明なくても分かるよ。だって僕も思ったもん。
「まぁいつも即よってくるって訳でもねぇからなぁ」
「槙には嬉々として飛び付くイメージだけど」
「飛び付くってのはあんま無いな。俺が寝てる間に膝の上にいたりする事はあるけど」
「僕にもそんな子が欲しいなぁ……」
「虎とかどうだろう」
「じゃれるだけで指持ってかれそうだよ」
「人間のパワーじゃねぇな」
「いや人間じゃないからね!?」
そのまんまだよ!
「でもやってる事は猫と変わらんぞ」
「そうだねぇ……確かに手懐けてみたい」
「あのでっかい肉球でべしべし」
「わあ……やられたい」
ついでに肉球ぷにぷにしたい。
「さぁ、樂」
「ん?」
「アフリカ行ってこい」
「やだよ!」




