127.台風の朝
台風は厄介ですよね……
「わああああ雨降ってるうううう」
「やかましいわ」
朝っぱらから怒られました、樂君です。
なんか台風が接近してるみたいで雨が降っております。というか今日は直撃です。何故学校に行かなくてはならないのか。
「降るなら降る!降らないなら降らない!はっきりしろやああああ」
「やかましい」
「それしか言えんのかああああ」
「やかましい」
「槙のばかああああ」
「やかましい」
「ちゃんとツッコんでよ!」
「やかましい」
「うわああああああん!」
「やかましい」
「壊れちゃったの!?」
「やかましい」
うわぁ槙が『やかましい』しか言わなくなった!
僕そんなに騒いでないのに!
「やかましい」
「何も言ってないよ!?」
「やかましい」
「やかましい!」
「やかましい」
「やかましい!」
「やかましい」
「ちゃんとツッコんでよおおおお」
なんか虚しいじゃんかああああ!
「台風は良いものだ……空気が程よく湿る……」
「槙どんだけ乾燥嫌いなのさ……」
「眼前に加湿器が欲しいくらい嫌いだ」
「うわぁ」
冬調子悪いからなぁ槙。
「ていうかどうして雨降ってるのに休校にならないのさ!」
「午後には晴れるらしいぞ」
「今は思いっきり降ってるじゃん!」
「俺としてはうれしい」
槙の感覚がズレてるだけだと思うよ!
はぁ……もう諦めよう。
「乾燥は嫌いだ」
「そんな良い顔して言わなくても……」
槙君は乾燥が大嫌いです




