117.ぐっすり槙君とぬこと鳥
なんか増えました
「………………」
放課後。例の場所。
ここに来てみたら、今度は鳥に集られてる槙がいた。
解せぬ。
なぜ槙はこんなに動物に好かれるのか。
ほとんど同じ環境で育った僕はこんなにも嫌われてるというのに。
「どういう事だってばよ……」
というか、槙は寝てるのになぜ鳥達は集まっているのだろう。エサが撒かれている訳でもなさそうだ。
アレか、ついに槙はこの一帯の鳥をも使役したというのか。
もちろんと言うか、猫を抱いている。なぜ野生の鳥と猫が共存できるのか。槙の魔力……いや、この際魅力と言っておこう。槙の魅力は強いというのか。
「槙って謎多いよね」
「うわぁびっくりした!」
柚がワープしてきた。昨日も同じ事したよね?いい加減心臓止まるよ?
「槙って変な所謎だよね。未だに分からない事とかあるし」
「……うん、そうだね」
それ柚の事だよね?柚の事言ってるんだよね?
「鳥まで手懐けたか……計りしれないね」
「うん。ていうかセキレイとかもいるけどなんで?」
「さぁ?」
槙の傍らにセキレイがちょこんと座って……座って?いる。どこから来たんだろう。
「槙、羨ましいな……」
「そうだね……」
「……そうだ。槙を手懐ければあの猫や鳥達もついて来るとか」
「柚何言ってるの?」
ちょっとその理論は訳分からないよ。それでも逃げるよ奴らは。
「よし、早速槙を手懐ける作業に」
「いやいやいやいや」
やめてあげてよ!本当に!
槙君、鳥にはちょくちょく餌付けしていたらしいですよ。




