第六話 メリーゼさん
冒険者ギルドに戻ると、ノーツと一緒に冒険者登録をしに受付へと向かった。
「よっ!!メリーゼさん!新入り連れてきたぜ!」
そうノーツは受付の可愛らしいお姉さんに声をかけた。
「あら、ノーツさん!いらっしゃい!」そう声をかけると彼女は、周りを見渡した。
「で、ノーツさん、その新入りさんはどこに?」
「ここだよ〜」
カウンターの下からジャンプしてカウンターの上に身を置く、
「まぁ!?こんな小さい子が新入りですって!?冗談は、やめてください!」
彼女はくすくす笑いながらそういった。
「まぁまぁメリーゼさん、カイは小せえけど、結構すごいんだぜ!」
ノーツは少し自慢げに語った。
(ノーツも僕の成果を嬉しく思ってくれているんだ…)
ノーツがそういうと僕は、ポケットの中からオークロードの耳を取り出して、カウンターの上にそっと置いた。
「これって…もしや…」
「そう、正真正銘オークロードの耳だぜ。」
「坊やが倒したの?」
お姉さんは、半信半疑になりながらそう聞いた。
「うん!!僕がオークの群れを1人で倒したんだ!!」
「そうなのね…さっきはあんなこと言って悪かったわ!」
「これからよろしくね!えーと…..」
「カイです!」
「じゃあカイ、早速この冒険者ギルドの説明するからついてきて!」
僕は、別室に通された。
すると、そこにはメリーゼさんと強面でガタイのいい男が座っていた。
「紹介するね!この人がこのギルドの頂点!ギルドマスターのアレックスさんよ!」
「アレックスだ、どうぞよろしく」
「ノーツが連れてきたのがこんなちっさい子供だったとはな、」
最近小さいと言われ過ぎて、少しコンプレックスになってきている僕は、少しムッとした顔をした。
「まぁまぁ、そう怒るな、実力はメリーゼからもノーツからも聞いている。歓迎するぜ!」
そう告げると、彼は、仕事があるのでと裏へ戻ってしまった。
「アレックスさんは、どれだけ忙しくても必ず、新入りの冒険者に冒険者に声をかけることにしているのよ。」
「じゃあ早速説明を始めるわね!」
というとメリーゼさんは一枚のカードを渡してきた。
「これは、ギルドカードというもので、ランクによって色が変わるものよ。
君はまだ新人だからEランクスタート
冒険者には、それぞれパーティーと個人でランクが分かれているの、あなたはまだパーティーに所属していないから、パーティー用のギルドカードはないわ。」
「じゃあ、それぞれのランクについて説明するわね。」
「まずは個人ランクについて
Eランクはひよっこ冒険者
Dランクは初心者冒険者
Cランクは中堅冒険者
Bランクは上級冒険者
Aランクは一流冒険者
Sランクは英雄級冒険者
SSランクは神話級冒険者
パーティーのランクは
EランクからSランクまであるわ一般的な強さの指標としては、
BランクパーティーならAランク冒険者1人分の強さと言った感じかな。
そして個人ランクでSランク以上に到達した冒険者は、ギルドから二つ名をもらえるの!」
「SSランクは今まででも三人しかいないレベルだから、普通の人たちはSランクになって、二つ名を手に入れようと日々、頑張っているの!」
「カイも頑張って上のランクに上がってね!!」
と満面の笑みで言われ、危うく恋に落ちてしまうところだった。
(僕にはソフィアがいるんだ!!)
そう心に言い聞かせながら話を聞いた。
「あ、あと新人は、危ない行動をしてすぐに大怪我や命を落とすことがあるから、
ギルドが定めた新人研修を行ってから、実地に赴くことができます!!」研修は1週間ごとに行われて、合計で三日間あるそうだ。
次の研修は、2日後のようだ。
ーーー2日後ーーー
待ちに待った、新人研修の日がやってきた。




