表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
5/10

第四話 意外な結末

ノーツはソフィーほどの強さはないにしても、かなりの実力者だ。


しかもこの1年で成長もしているはずだ。


だから一瞬で決めるしか、勝ち目はないだろう。


「ごめん、誰か審判頼めるかな?」ノーツがそういうと、昔僕にソフィーの魔術の解説をしてくれたおじさんが名乗りをあげた。


おじさんは、中央に来るなり僕の方を見たが、何も言わなかった。


『今から決闘を始める!!』


「ノーツは、少年が待ったといわせたら勝ち、少年はノーツに一撃でも入れたら勝利だ。相違ないな?」


「ああ、大丈夫だ。」


『『開始!!!』』


ノーツが魔術の詠唱を始めたのち、僕はすぐさまマジックスモークの発動準備を始めた。


自分で考えた魔術なので、詠唱は短めのものにした。


いつかはソフィーのように無詠唱で使えるようになりたいものだ …


「大地よ!大煙を起こし、迷いを起こせ!」<第三層 マジックスモーク>


詠唱をしていたノーツは突如魔力反応が大量に発生し、混乱していた。


だが彼はすぐに、高火力魔法の詠唱をやめ、


短時間で発動できる低級炎魔術を自身の周囲にまとわせ、再度詠唱を開始した。


僕は、横方面からの攻撃を諦め、上からの攻撃を決意した。


だが上から攻撃しようとする際、煙から一瞬出てしまう。


その隙に攻撃されてしまえば勝ち目はないだろう。


(さてどうしたものか…) 数秒考えたのち、一つの作戦に思い至る。


作戦は、自身の足元に風の足場を作り、跳躍するそして、それと同時に、スモークに雷魔術をかけ、ノーツの動きを封じる、そして上から攻撃だ。

(我ながらいい作戦だ…)


(さて、いっちょやりますか!!)


僕は作戦通り、風の足場を作り、電流を流した、そして煙をぬけノーツの頭上へと辿り着く

「いける…!!」そこで僕の意識は途切れた。


次に目が覚めると、首あたりにかなりの痛みが走った。


「お!起きたか、わりぃ悪りぃ、まさか上から来るとは思ってなかったから、咄嗟にたたいちまった!いきなりだったもんだから手加減できなくてごめんな。」


そういって彼は僕に治癒魔術をかけてくれた。


「何で電流をかけても動けたの!!」

僕は自身の切り札が通用せず、かなりしょぼくれていた。


「だってあんな電流、マッサージぐらいの電圧しかなかったぜ!?」


「カイは、広範囲に魔術かけたことなかったんじゃないか、ソフィアさんは教えてくれなかったのか?」


師匠のことをからかってきたので僕はノーツのことをポコポコ叩いた。


「ちょ、ごめんって…冗談だよソフィアさんの凄さは、俺もよく知ってる。」


「それにしても、あの煙の魔術、あれすごい面白かった。」


「正直もっと対応が遅れてたら、俺も危なかったかもしれない。」


「だが、今すぐに推薦できるか、と言われれば答えはNOなんだが…1ヶ月俺のところで、特訓して俺のテストに合格したら、推薦してやる。」



そこから一ヶ月僕とノーツの特訓が始まった。


ノーツはどうやら自身の冒険者稼業の合間に特訓してくれている。


彼も新進気鋭のBランクパーティーのリーダーを努めていて、忙しいはずなのに合間を縫って特訓してくれる。


彼はかなり面倒見がいいようだ…

彼の特訓は、ソフィーの特訓とはまた一味違ったものが多く、どちらかといえばフィジカル重視の訓練が多かった。


そんなこんなで一ヶ月が過ぎ、ノーツのテストの日がやってきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ