頭いいんだよな・・そういうとこは・・
「止めろ猿っ」真田
「ごっ、五助止めなさいっ」大谷
両殿がいさめるが・・
「抜けっぇええ!抜けっおらぁ!」五助
「くっ!」猿飛
この時代に刀を抜けば、それが意思だ・・
戦う意思・・切られてもいい意志・・
敵とみなした意思・・
だがこの場合、先に抜いた方に当然非は有る。
「抜けば我が刃は信州ごと真っ二つに切り裂くぞ!」五助
「くっ!」猿飛
コイツの自信は何だ!?
何流だ?かなりの使い手か・・
敦賀四天王だ?こっちだって信州一の使い手ぞ!
「抜けえぇええ!先に抜けっおらぁ!」五助
五助が自らの鞘に手を当て・・
(くっ!くそぉ!先に抜けば非を咎められる・・)猿飛
だがこの私が愚弄されたままでいいのだろうか?
「スッ・・」
ゆっくりと猿飛も自らの鞘に手を当て・・
(うっ!うお!やっやば!抜かれる!やばぁあ!)五助
「ビタっ」「ビタっ」
お互いの動きが止まり・・
「・・・・・・・・・・」五助
「・・・・・・・・・っ」猿飛
「うおっ!・・一瞬で決まるぞ!」
「居合か!?敦賀は!?」
「くっ!猿飛様が押されてるぞ!」
「先に動いた方の負けか!?」
「抜けよ・・咎めないから」真田
「えっと・・両名動けないけど・・」大谷
猿飛さんのと五助のは内容が違うんだよな・・
五助はただハッタリでビビッて動けないだけ。
「くぅ!息も瞬きも出来ぬぞ!」
「まるで時が止まった!」
「なんたる使い手の戦いだ!」
「・・・ほっとこうか?」真田
「そうだね・・視察視察。」大谷
帰るまでやってて・・
そして、視察したかった・・
「ここ?」大谷
「そう。」真田
真田ちゃんの『穴』
「えっ?後から城作ったの?」大谷
「そう。守るために」真田
真田ちゃんの穴は、城の中庭だ。
それを取り囲むように作られた城や城壁。
この上田城を見渡せば真田ちゃんの力がよく分かる。
難攻不落だ・・ここは・・
上手くプリウスで戦えるように作られてる・・
「出世したねぇ・・」大谷
よく考えたら大名になるまで、
相当な苦労があった事だろう。こんな田舎に急に現れて。
「大変だったよ・・」真田
生きていくには・・
まずは農民だろうが武士だろうが・・
「片っ端からひき殺してぇ」真田
「う・・うん・・」大谷
恐かった・・急に戦国時代に落ちて・・
「んで盗賊の棟梁になってぇ」真田
「・・・才能っすね」大谷
生きていくために奪った・・
そして自然と集まった弾かれ者達。
その時の家臣が猿飛率いる真田十勇士だ・・
・・・だけど真田ちゃんのような少女に、
猿飛さんのような悪で腕の立つ方が味方するだろうか?
まず奪わないだろうか?プリウスを・・
「・・・まっ、父ちゃんヤクザだったし」真田
「えっ!?」大谷
は?それで?
色々ツッコミたい所あるけどまずは・・
「その・・暴力団でプリウス?」大谷
「最近多いんだぜプリウスとアルファード」真田
えっと・・整理するか。
真田ちゃんと一緒に来た父親はヤクザ。
そのヤクザが本領発揮大暴れ。
猿飛さん達も傘下に収め、
あらかた地位を確保したところで真田ちゃんが、
父親を殺しトップに?
「まず逆本能寺の変だよ。こっち来てすぐな」真田
「・・・逆じゃないっす・・」大谷
そのぅ・・きっと本能寺の変でも間違いっす・・
てか真田ちゃんの自力っすか出世は。
もうぅ・・どうして行き成り殺すのよぅ・・
もう、マジキチガイ・・。
「はっ!」大谷
「どうした?」真田
暴力団・・
もしかしたら・・
現代の日本でアレを持ってるのは・・
自衛隊・・警察・・ヤクザ・・
「バッ!」
「どうした?急にプリウス調べだして・・」真田
もしかしたら車に隠してるかも・・
拳銃を・・
(頼むっ粗悪品のトカレフでもいいっ)大谷
それでもこの時代じゃ超ド級に輝くぞ!
(もし可能性があるならガソリンタンクか!?)大谷
「パカッ!」
後部座席のシートをはぐれば・・
「・・・・・なんだその白い錠剤?」真田
「・・何か予定と違うの出てきちゃった・・」大谷
もうぅやだぁ・・絶対違法薬物ぅ・・
・・いや・・使えるか?
(毒を盛るって訳じゃないけど・・)大谷
「なんだ?ドラッグか?飲んでみるか?」真田
「ははっ・・ダメダメ~・・・」大谷
いや・・行けるか?
せめて二人きりになれば・・
「ん?何でござるかそれ?」五助
「ほう・・未来の薬でござるか?」猿飛
あ・・も~・・喧嘩してろよずっと・・
なんで肩抱き合って現れるんだよ・・
戦友・・みたいな感出すなよ・・戦ってもないくせに・・
だってこうなると絶対・・
「・・・猿っ飲めっ。そのポンコツのカリスマも」真田
「よ・・よいでござるか?」猿飛
「未来の薬でござるか!?是非っ」五助
ほらぁ・・
そして・・
「ゴクっ!」「ゴックン!」
「・・・・どう?」大谷
「刀置いとけよ。お前等。」真田
そうだね。暴れられたら困るね。
そして数秒後には・・
「・・・・シェシェシェーーー!」猿飛
「ご・・ご・・ござるっで、ござるぅうう!」五助
「うわぁ・・速攻キターっやっぱ違法薬物だ!」大谷
「・・・・・・」真田
ん?
「・・・真田ちゃん?」大谷
「・・・・・黙ってろ」真田
何か真田ちゃんが真剣に見つめ・・
「スチャ・・・」
「えっ?何?刀持って?」大谷
真田ちゃんが刀を持ち・・
「ござるで、ござるぅーー!わーーーい!」五助
「イェーイっパリピナイ♪」猿飛
ここで斬り殺すべきか・・・
いや・・まだ泳がすべきか・・
「えっ!?パリピ!?」大谷
「・・・黙ってろよ大谷」真田
なっ!?まさか・・
この戦国は騙し合い・・裏切り合い・・
「それがしっ敦賀のぅ~あははは~」五助
「五助ぇ次六本木のクラブ行っちゃうかぁ~?」猿飛
なっ!?
真田ちゃんがボソっと俺に・・
ずっと怪しんでた事・・
「・・・猿飛は間者だ(スパイ)・・」真田
「まさか!?」大谷
德川の?初期から!?
だとしたら・・だとしたら・・
「トンっ・・」っと
覚醒してタガの外れた猿飛が大谷に近づき肩を抱き・・
「イェーイ♪大谷もキメれる奴ぶっこんじゃうぅ?」猿飛
「・・・そうでござるな・・」
大義名分は出来た・・
「スチャ・・」
大谷は自分の刀を奪われぬようにか、
刀に手を当て・・
「ズバッ!!!!」
「がはぁ!!!」猿飛
「大谷っ!・・・いや・・・・・・ありがと。」真田
「わっ!殿っ!どうしたでござるか!?」五助
「猿飛様ぁ!」
「くっ!・・さすがに大谷殿にその無礼は・・」
「早い!居合でござるか敦賀城主殿は!?」
ふふ・・ありがと・・か。
てかよく耐えたな今まで・・いつ寝首を掻かれるかも分からずに
「拙者への無礼、斬り捨てるっ!」大谷
元凶討つべし・・・
德川方の未来人など・・




