大逃・・
何てトリッキーなんだ・・
そりゃ德川勝つわ・・
德川側に付かなかった真田ちゃんにスパイを送り込む・・
しかも未来人をよく理解してる未来人を・・
でもこれでもう上田城の情報は筒抜け確定。
もう、何から整理すればいいのやら・・
当然猿飛は未来人なら德川勝利を知って德川に付いたはず。
そしてやはり真田に潜り込んだ理由は・・
(プリウスを奪う事か?)大谷
プリウスがあれば自ら天下取る事も夢じゃない・・
でもその前に・・
「・・・・・・・」大谷
「どうした大谷?」真田
だって、現代人殺したんだもん・・
まだって言い方はよくないけど、
戦国の人達なら殺してもセーフ的なのはあったけど・・
「へこむわぁ・・」大谷
「まぁ・・なんとなく意味は分かるけど」真田
まずへこむわぁ・・
「でも、やっぱ猿飛スパイじゃなかったかな?」真田
「・・ねぇお願い・・・嘘だと言って・・」大谷
もうぅ・・そっちの方が罪悪感すごいんですけどぉ・・
だがもうこれで疑心暗鬼だ・・
「殿っなぜ切り殺されたのですか!我が友を!」五助
「・・・・後日追って説明いたします。」大谷
もしかしてこの戦友気取りのクソ野郎五助も間者なんじゃ・・
さらに未来人なんじゃ?
だが五助は先ほどのドラッグで演技ではないのが分かった。
猿飛は完全に現代の言葉などから現代人だと分かった。
「使えるなこのドラッグ」真田
「酒なんかより即効性あるしね」大谷
現代人か未来人かの見極めに。
「未来人全部で5人か・・」真田
「もっと居るのかも・・」大谷
この戦国に落ちて来た現代人は・・
真田・真田父・左近・大谷・猿飛・・・
何か分かる方法がないだろうか?
「切り殺しながらプリウスで走り回る」真田
「なるほど・・」大谷
もし未来人がいるならば穴があり、電波が入るはず。
だが効率が悪すぎる・・
一つ見つけてもそれが猿飛のかも・・
「・・・・って結構やったのよ」真田
「もうぅ・・マジキチ万歳ぃ・・」大谷
やったんだぁ・・本当ヒドイなぁ・・
「懐かしぃなぁ。もう去年の事かぁ」真田
日本中を旅したって・・
何その、殺し日本横断みたいなの・・
青春みたいに浸ってるけど、
ただの殺し屋、テロリズムだぞ。
「ん?あれ?じゃあ真田ちゃんって・・」大谷
確かJCだったよな?
「今15?中3?」大谷
「去年15」真田
いや・・それだったらもうJKじゃん・・
「本当にあるんだな永遠の15歳って」真田
「ないです・・」大谷
いやっ、卒業も入学もしてないからって・・
社会全般そういうルールじゃないんですよ・・
ん?いやっ歳取らないのか?落ちて来たルールで?
(いや・・でも現代の時間は流れてる・・)大谷
どうなんだ?もし歳取らないんだったら・・
(それこそ超絶チート・・)大谷
帰りたくない・・絶対に・・
「去年より身長も伸びて来たわ」真田
「・・・成長してるじゃん・・」大谷
もう立派なJKです。16歳です。
だがその日本横断真田テロリズムで分かったのが・・
「一つも穴なんて無いね。猿飛のも不明。」真田
「・・お願い見つかって・・」大谷
もうぅ勘違いで殺したじゃ本当切ないって・・
だが猿飛さんは德川方だから、
真田ちゃんの捜索出来る範囲外だったのだろう。
だがどうするべきか・・
もうこの上田城はヤバイ。真田ちゃんを引っ越さすべきか?
(というより・・)大谷
「わー、まだ電波繋がってるな」真田
「見ればよかったな・・」大谷
猿飛さんを切り殺した事でかなり大きめの穴が開いたみたいだ。
「line♪」「line♪」
「おっ」真田
真田ちゃんと俺の双方のlineの音が鳴るという事は・・
「1600?」大谷
「左近からだ」真田
急な連絡。たまたま電波があって良かったな・・
「えっ!?」真田
「えっ?何々?」大谷
メッセージを読み驚く真田ちゃんを見て、
俺も急いで自分のスマホを見て・・
「えっ!?わああ!!!!!」大谷
「やっ!ヤバイっ!大谷どうする!?」真田
ちょっ!今、何月だっけ?
いや、時期的には合ってる。
でもそんなバカな!?まだ大名満喫もしてないんだけど!
「・・・まだ黙ってて・・平静を装おう」大谷
「・・・よし・・準備だけはしよう・・」真田
何てこの時代に便利なんだ、この情報の速さは・・
「五助、明日出立するぞ今日はもう休みなさい」大谷
「はいっ。ではお先に失礼するでござる」五助
「・・・大谷っプリウス冷房利くぜ」真田
真田ちゃんが意味深に・・
なるほど・・意味分かるよ。
「・・では私も一緒にプリウスで休ませて貰います」大谷
意味深の意味はきっとエロじゃないっ!
これだけは分かるが、一応ちょっとは期待してみる・・
「・・・・捨てよう・・上田。」真田
「あ・・・はい・・やっぱそう?」大谷
はいっ終了~、もしかしての期待は。
でも、もう捨てよう・・上田は・・
「・・・・明日?」真田
「・・・いや、もう行こう。きっとここはもうヤバイ」大谷
情報が筒抜けの上田城に、
史実通りに德川のバカ息子が攻めて来たら・・
いや、来てるはず・・
きっともうすぐ到着するはず・・
そして猿飛からの情報でプリウス対策もしてるはず・・
「ブルンっ・・」
プリウスのエンジンを掛け・・
「・・・・信用できるのか五助ってのは?」真田
プリウスに乗車出来るのは、せいぜい5~6名。
生きる為に・・
歴史を変える為に・・逃げる・・
「・・・・・・・・・・・・置いて行こう・・」大谷
「・・・分かった。」真田
もう何もかも捨てよう・・
いや、捨て石になってもらおう・・
だって・・
左近からの緊急のメッセージには・・
『至急!至急!!関ケ原開戦!至急参上されたし!!』
何もかも不意を突かれた1600年の激動が始まる・・




