信州の虎と敦賀の龍・・・
「ふぅ~馬でも疲れるねぇ」大谷
「信州も遠いでござる」五助
長旅になれば考える時間が飽きるほど作れる。
「・・・戦はもう始まってんだね」大谷
「ええ。そこかしこで」五助
関ケ原の戦いと言っても、行き成りドンではない。
実際は数か月前から各地で前哨戦は始まってるのだ。
なぜ関ケ原が決戦の場になったかと言うと、
大阪城目指してくる東方軍勢を、
西軍が迎え撃った形になった場所が関ケ原だ。
ここより先には行かせないと・・
だから俺の勝手に出陣させとけ案だと、
そのまま関ケ原を通り越して、
行き成り大坂城まで進軍される可能性がある。
「と、なるとそれは・・」大谷
大阪冬の陣なのか?
関ケ原合戦の後に起こったのが、
大阪冬の陣だ。
簡単に説明するなら、
関ケ原に敗れた西軍がもう一度・・で大阪城に決起。
ほぼ金で雇った浪人集ばかりだが、ここでも真田が輝く。
この戦は、あの有名な真田丸の戦いと言われ、
真田の鬼神のような戦いで一旦德川を退ける。
「これも真田ちゃんがピッタリ嵌り込む・・」大谷
この時、唯一城の外に布陣したのが真田だ。
大阪城の弱点と言われる場所に真田丸といわれる曲輪を作った
※曲輪=土塁、石垣、堀などで区画した区域
ちなみに元々この地は、
地形の高低差が少なく・・と書かれている事から・・
「プリウス用に作った戦場(平場)だきっと」大谷
ノリノリで轢きまくってたんだろうね・・
音楽ガンガンで・・
やはり歴史に嵌り込む・・
となると、やはり関ケ原は負けるのか?
いや、関ケ原をガン無視して、
行き成り大阪冬の陣に行くのだろうか?
そうした方がいいのか?
そうすれば無駄な戦力低下を避けれるし、
俺や左近さんも生きてるはず・・
「・・・どう思う?五助」大谷
バカ侍に聞いてみようかな。
意外な答え返ってきたりしてさ。
「そう思うでござる!」五助
「・・う・・うん・・そういうとこ頭いいね」大谷
本当・・自信満々に・・
そういう逃げ道だけは知ってんだよなぁ・・
後、気づいてゾっとしたのだが、
結果的に維持出来ているので問題ないのだろう・・
「・・・携帯料金払ってないよね・・」大谷
落ちて来た時ルールなのかな?
左近さんの投げ込んだ刀のニュースに、
アップロードされて行くソフトや新着動画などで、
こっちも現代も時が流れてるのは理解できるが、
左近さんや真田ちゃんの行方不明の記事などが何もない・・
思ってはならない事かもしれないが・・
「もうすでに存在してないのでは・・」大谷
色々な意味で・・
「・・・・・ふぅ・・」大谷
真田ちゃんも左近さんも絶対にエゴサーチしてるはず・・
「ぶはっ!クソつまんねー事してんなコイツ等っ!」五助
「・・・・・・・・・」大谷
五助は暇さえあれば俺のスマホを借り、
動画再生・・
すぐに順応しているというか・・
(もうチョイチョイ現代語が話せてるな・・)大谷
「あははっ変わった車に乗ってるでござるなっ」五助
「ん?そんなお笑い番組落としてたかな?」大谷
車あるんですけど?
ポンコツ&さまぁ~ず?
「マジックミラー号っ」五助
「あ・・それさ・・それ以上見ないで・・」大谷
もうやだぁ・・・変な現代語ばっかり覚えないでぇ・・
「おっ見えてきたでござるよ」五助
「おおー!」大谷
そして絶対視察しときたい場所だった信州上田城・・。
城内に入って行けば遠くからプリウスが走って来て・・
「おおーい!大谷ぃ!」真田
「おおー!遠いでござるなやっぱり」大谷
「それがし敦賀四天王っ!湯浅五助っで申す!」五助
こだわるなぁ・・四天王に。
ちょい強めに言うよね四天王を・・
だが、遂に相まみえるのか!?・・
この戦国マジキチスーパーアイドルと、
電光石火のバカ侍が。
まるで龍と虎・・
弾け合うのか・・
それとも強者同士の何かが通じ合うのか・・
信州の虎と敦賀の龍は・・
「おらぁああ!」真田
「ドンッ!!」
「ぶべぇっ!!!」五助
「五助ぇええええぇ!!」大谷
ちょい強めに跳ね飛ばされました・・
そして真田ちゃんもそろそろお気づきなのが・・
「・・・コイツ以外に他に家臣いたっけ?」真田
「ごふっ・・」五助
「・・・動きの遅い死にかけの爺様が3人ほど・・」大谷
後は雑用の小姓ばかり。ウチの兵のそのほんどは農民だ。
てか、ウチの筆頭家臣追い打ちで踏みつけないで・・
「・・・・・・・・」真田
「ドッ!・・・ドッ!」
「ごふっ!・・ごふぅっ!!」五助
「いや・・そのっ・・無表情で死体蹴りも・・」大谷
人がうつ伏せで倒れてたら蹴るもんじゃないって・・
もう、どうして本気でマジキチなのよぅ・・
絶対敵に回したくないって・・その慣れた感じが。
でも本当久しぶりに会う真田ちゃん。
「見て髪切った」真田
「似合う似合うっ」大谷
やっぱ何てことない現代の会話が出来る喜び。
「わぁ~城なのにガレージ作ってる!」大谷
「いいだろ~」真田
それを見てる家臣が・・
「・・・・仲が良いでござるな」
「うっ・・・それがしが湯浅五助で申す!ごふっ・・」五助
うつ伏せのままでの挨拶で申し訳ないでもうす・・
いつの間にか五助の側に居たこの家臣は・・
(うわっあの猿飛佐助だ・・恐ぇえ・・超有名人)五助
真田十勇士だ。
真田幸村に仕えた10人の家臣
その中でも屈指の実力を持った忍者の猿飛佐助
「と・・殿の嫁になってくれれば日ノ本は安泰でござるな」五助
あはははっは~・・と、
うつ伏せのままでの戦国ビジネスジョーク。
だが・・
「あは・・・は・・は・・・」五助
「・・・・・・・邪魔だから起きてもらえ申すか?」猿飛
もうやだぁ・・全く笑ってくれないんですけど殿ぉっ。
信州の風は冷たいでござるぅ・・
せめて手当してくれでござるよぅ・・
「おっ上田城は堀があるから危ないよっ」真田
「わっ!」大谷
「バシャーンっ!」
「あっ!殿っ大丈夫でござるか!?」五助
あはははは~・・って、
「こらぁ!ワザと押したろ!」大谷
「ワザとじゃないっす。風呂用意してるって、あはは」真田
ははは・・
なんだろ久しぶりに会うだけでこんなにも仲って良くなるんだ。
だがまだ着いたばかりだというのに・・
「貴様!ウチの殿を愚弄するきか!ボケェ!」五助
「ボケ?それは私に言ってるのか?」猿飛
なっ!なんで掴み合ってるのよ!?
「このくそカッペ野郎が!ぶち殺すぞ!」五助
「田舎者と申すか!信州を!?」猿飛
もうどうしてあなたはギア2速しかないのよ・・
ハイとローで・・




