ヒジリ〜Best friend and rival〜
ヒジリ〜Best friend and rival〜
浄化師になろうと決意したのは高校卒業間近だったと思う。
最初は浄化師になるよりも別の夢があったが、気づいた時には浄化師専門スクールの願書を必死に書いていたことを今でも覚えている。
そこで出会ったのは、絶対に負けたくないライバルでもあり苦楽を共にした戦友で親友でもある男だった。
まさかその男とかなりの付き合いになるとは俺も想像していたなかった。
今から十数年前のことだ。
浄化師専門スクールの入学式が執り行われていた。高校を卒業したばかりの緊張した面持ちでそれぞれがピカピカのフレッシャーズスーツを着ている。期待に胸を膨らませている人もいれば不安で表情が固い人もいる。
その中に若かりしヒジリの姿があった。その顔は期待に胸を膨らませていた。
「明日より浄化師の基礎の勉強が始まる。身を引き締めて取り組むように」
入学式後のミーティングでは教官からこのように言われ、ヒジリはさらに身が引き締まった。
教官の言う通り入学式の翌日から浄化師になるべく基礎科目の授業が始まった。浄化師は悪霊を浄化するために必要な武器を使った実技だけをやればいいというわけではないと、ヒジリは思い知った。
浄化師になるためには武器に関する知識だけでなく、悪霊の知識や浄化水晶の知識、はたまた悪霊浄化の任務では連携も重要となる。そのため、作戦立案と言った頭脳をフル回転させる授業も待ち受けている。
ただ実技の成績がいいというだけでは浄化師になれないと当時のヒジリは痛感した。
そんなある日のことだった。
作戦立案の授業になった。作戦立案の授業はヒジリが一番憂鬱になる授業の一つだ。理由は単純で「苦手」だからである。
ヒジリはどちらかといえば実技ではなかなかの成績を残している。座学もそこそこの成績をキープしていたが作戦立案の授業は成績が振るわなかった。
「では、今日のテーマを発表する」
教官が出したテーマは悪霊が人の多い中心地に現れ、悪霊が見えない一般人を安全に避難させつつ、悪霊を浄化する作戦を立てるようにというものだった。
ヒジリの手元の紙には作戦立案のための様々な情報が載っている。発生時にいた一般人の人数、悪霊の数、出動している浄化師の人数、浄化師の使用武器などである。
ヒジリは浄化師をどの場所に浄化師を配置すれば悪霊を浄化できるかまでは考えることができた。しかし一般人をどのように避難させるかまでは考えつかなかった。
ヒジリは作戦を発表したが、また教官から指導を受けてしまった。一方を完璧にすればもう一方が脆くなってしまう。ヒジリの唯一の欠点だ。
そんな中、教官は一人の青年に考えを求めた。
「綿津見。ではお前の作戦を聞こう」
「はい」
綿津見と呼ばれた青年。
彼は席から立ち、口を開いた。
「最優先事項は一般人の安全確保です。二人の浄化師が一般人の安全を確保しつつ安全な場所への避難を促します。今回の出現した悪霊は一体だけです。悪霊の強さっていうのは?」
「・・・今回はそこまで強力なものではない、という想定で行こう」
「わかりました」
教官との高度な会話が展開されている様子をヒジリはポカンと見ていることしかできなかった。作戦の内容が続けられる。
「でしたら浄化師一名だけでも悪霊に対して牽制が効くと思います。その間に一般人を避難させている間に牽制し時間を稼ぐ。避難が完了したら形成が逆転します。人数比で比べれば浄化師側が有利です。このまま押し通せば悪霊は浄化できます」
作戦内容を聞いた教官は素晴らしいと拍手をした。素晴らしい作戦だと。同じ授業を受けていた学生たちも賞賛の拍手をした。
ヒジリは拍手すらできず作戦内容にポカンとしていた。
彼にとっては完璧な穴のない作戦だと思っていたが、教官は作戦の中にある細かな内容を指摘し、さらにアドバイスを加え作戦をさらに強固になるようなものに変えた。
「では今日の授業はここまで」
教官が言うと全員が頭を下げた。
ヒジリは肩の荷が一気に下りて力が抜けた。同時に自信がどんどんなくなっていく。こんな調子で浄化師になれるのかと。そんなヒジリに話しかけたのは意外な人物だった。
「・・・昼飯、行こう」
ヒジリが顔を上げるとそこにいたのは、先ほど完璧なまでの作戦を披露した青年だった。
彼こそ、綿津見コウシロウである。後に悪霊対策部に所属して日本御霊浄化組合を監督する立場になり、ヒジリの親友となる男だった。
時間が経つにつれてヒジリとコウシロウは仲を深めていった。
コウシロウの強みは頭脳だった。ヒジリが苦手としている作戦立案ではほぼ完璧にも近い作戦を打ち出す。勿論コウシロウも完璧人間ではない。作戦立案でコウシロウが提示したものに教官から指導は毎回入る。
それでもコウシロウは頭脳を武器に力を高めていったのだった。
逆にヒジリの強みは実技だった。実はコウシロウは頭こそいいものの、実技は苦手で作戦立案とは真逆の成績の落ち込みなのだ。ヒジリは元々筋はよく、実技ではトップの成績を誇っていた。
教官からは実技はできて作戦立案は苦手な「脳筋タイプ」と揶揄するが、実技が苦手なコウシロウにとってみればヒジリは一種の憧れでもあった。
お互いの足りないところを補うような形でヒジリとコウシロウは厳しい訓練を、協力しながら乗り越えていった。
次第に二人はライバルでもありなんでも分かり合える親友になっていったのであった。
ヒジリはある日、専門スクールが休みであることを利用してコウシロウと共に食事を食べに行っていた。
久しぶりに遊びに行った二人は年相応の表情を見せて楽しんでいた。
するとコウシロウはヒジリに言った。
「そういえばさ。金山はどうして浄化師になろうって思ったんだ?」
コウシロウからの質問にヒジリはえ? と言った。
以前から気になっていたことを伝えるとそっか、とヒジリは言った。
「俺さ元々警察官になりたかったんだよ」
「警察官? また似て非なる職業に就きたかったんだな」
コウシロウが声を出すとヒジリは続けた。
「高校二年生までは警察官になるんだって考えてたんだけど、悪霊の存在があるだろ? 警察官になっても悪霊が見えるわけじゃない。それじゃ困ってる人を助けられない。どうしよう、って悩んでさ。そしたら浄化師の存在を教えてもらって、悪霊にも対抗できて困っている人を助けられる。そう思い込んだら高校の進路調査書を一心不乱に書いてた」
「それだけ浄化師っていうのが衝撃的だったんだな」
コウシロウはジュースを飲んだ。
ヒジリはそうなんだよ、と言った。ヒジリは元々勉強が得意というわけではなかった。しかし教官がヒジリを「脳筋タイプ」と揶揄しているように運動神経だけはあった。それが功を奏しているのだ。
「きっと金山はすごい浄化師になれそうな気がする」
「その言葉は綿津見にも言えることだよ」
「俺は実技があまり得意じゃないからなれるかどうか危うい成績だから」
コウシロウは暗い表情をして俯いた。ヒジリはコウシロウの肩を抱いてニッと笑った。
「そんなこと言うなって! 俺がコツ教えるって!」
ヒジリはそう言った。
コウシロウは少し驚いたが助かるよ、と笑いながら言った。
その日からヒジリとコウシロウは互いの苦手分野を教えあうという対策を始めた。座学が苦手なヒジリにはコウシロウが徹底的に解き方や知識を教え、実技が苦手なコウシロウにはヒジリがコツを教えた。
この対策は功を奏し、ヒジリはわずかではあるが座学の成績が上がり、コウシロウは実技の授業でしっかりと動けるようになり悪霊をしっかりと浄化できるようになっていた。
一週間後に迎えた浄化師認定模擬試験ではヒジリとコウシロウは得意な分野では十分な力を発揮し苦手な分野でも低いながらも自己ベストを大幅に更新することができたのである。
二人は肩を抱いて喜んだ。
二人の絆はさらに深まる形になったのだった。
そして時は流れて浄化師専門スクールの卒業式の日。
大量の桜が舞い散る専門スクールの前で立派な浄化師の制服に身を包んだヒジリが立っていた。浄化師専門スクールは浄化師認定試験を無事合格し、浄化師認定された人間以外卒業することができない。つまり、浄化師認定試験こそ卒業試験と同義なのである。
するとヒジリは見覚えのある後ろ姿を見つけて声をかけた。
「綿津見!」
名前を呼ばれた人物は振り返った。そこには制服姿のコウシロウがいた。
「金山!」
コウシロウの手にも卒業証書があり、二人は無事に浄化師として認定されて浄化師専門スクールの卒業を許されたのだった。
「綿津見はどこに配属されたんだ?」
「俺は地元に帰るよ」
「じゃあ離れ離れだな」
ヒジリは少し寂しそうな表情をした。するとコウシロウはバカか、とヒジリを小突いた。そしてポケットからスマートホンを取り出した。
「文明の利器があるだろ? 連絡取り放題だ。永遠の別れじゃないんだから」
それを見たヒジリはそれもそうだな、と笑った。すると二人はカメラマンにカメラを向けられた。そして二人で専門スクール前で並んだ。
「死ぬなよ」
「お前もな」
互いに健闘を讃えて二人の笑顔は写真に閉じ込められた。
それから数年後のことだった。
ヒジリはカワグチにある日本御霊浄化組合、通称ヤタガラスに所属することになる。専門スクールとは比べものにならないくらいの忙しさにヒジリは悲鳴をあげながらも先輩浄化師に助けられながら技術と経験を磨いていったのだった。
そんなヒジリにも運命の出会いがあった。
それが妻となる金山ナミとの出会いだった。出会いはまさに悪霊出現現場だった。ナミは現場に偶然居合わせた一般人に過ぎなかった。その時にヒジリとナミは出会い、その日限りではなくプライベートでも顔をあわせるようになっていった。
自然と二人は恋に落ちていたのだった。
ナミはヒジリの職業である浄化師が悪霊によって殉職する可能性もあることを覚悟の上で結婚を決めた。ヒジリは理解ある妻・ナミを得てより一層仕事に打ち込めるようになった。
ナミはヒジリを支えるべく内助の功を尽くし、ヒジリはそれに答えるように日々を過ごしていた。
そんなある日の金山家での夕食のときだった。普段ヒジリは草薙館で寝泊りをしている。簡単にいえば単身赴任状態なのである。ヒジリはたまにこうして帰ってきてナミとの時間を過ごしている。
ナミに寂しい思いをしていることは申し訳ないと思っている。しかし、ナミはそんなそぶりは一切見せなかった。それがナミの強さなのだろう。
「そういえば綿津見さんは元気?」
「ああ。そういえば最近は仕事でなかなか連絡取れなかったなあ」
「あなたと綿津見さんは親友でしょ? 連絡くらい取りなさいよ。お互い話したいことたくさんあるでしょ?」
「そうだな。あとで連絡してみるよ」
ヒジリはナミとの食事のあとスマートホンを取り出した。電話でもかけようとしていたときだった。ヒジリのスマートホンに着信が入った。画面には「綿津見コウシロウ」の文字。
これはナイスタイミング! とヒジリは早速応答をタップして耳に当てる。
「もしもし! 綿津見か?! 久しぶりだな! 元気・・・」
ヒジリが矢継ぎ早にコウシロウに言う。するとヒジリの言葉を遮るようにコウシロウが電話口で話し出した。
『金山・・・。ごめん、俺・・・、浄化師引退かも・・・』
「は?」
『金山・・・。俺、もうどうしたら・・・』
「綿津見・・・。どういうことだよ。何があったんだ?!」
ヒジリの大きな声が家中に響き、それにはナミも驚いてヒジリのそばへ寄る。ヒジリは電話口で震える声で話しているコウシロウを落ち着かせながら聞いた。ヒジリは静かに電話を切った。
「あなた。どうかしたの?」
「綿津見から電話だった。浄化師引退かもって・・・」
「え?! 浄化師引退?! どういうことなの?!」
「とりあえず明日綿津見のところへ行ってくる。かなり思いつめている様子だったからな」
ヒジリはそう言った。
ヒジリは明日会いに行くと言っていたが心配で夜は眠れなかった。感動の再会となる筈だったコウシロウとの再会は波乱の予感を孕んでいたのだった。
コウシロウの衝撃的な電話から一夜明けてヒジリは朝早く起きてコウシロウが所属した日本御霊浄化組合のある場所へ車を飛ばした。一刻も早くヒジリはコウシロウの元へ向かうため、車を飛ばした。
出発から一時間半後。
ヒジリは日本御霊浄化組合のある建物の中へ入った。そこでコウシロウの名前を伝え、コウシロウを呼ぶように頼んだ。しかし応対した浄化師は今ここにコウシロウはいないと伝えた。
すると浄化師はヒジリに衝撃の事実を突きつけた。
ヒジリはその事実を受けて改めてコウシロウがいる場所へと向かった。ヒジリが向かったのは某所の療養施設だった。受付を済ませ、個室をノックした。ヒジリが扉を開けるとそこには車椅子に座って窓の外を眺めているコウシロウの姿があったのだ。
「綿津見・・・」
「金山・・・」
コウシロウの変わり果てた姿にヒジリは言葉が詰まりそうになっていた。コウシロウは少し驚いた様子で見上げていた。
「久しぶりだな」
「久しぶり。結婚式以来か?」
専門スクールでは会話の内容が尽きないほどに楽しい日々を過ごしていた二人とは思えないほどに会話が続かない。親友なのに不思議である。
「悪霊浄化組合の人から聞いたぞ。お前、悪霊浄化で重傷を負ったんだって?」
ヒジリの口から言葉が紡がれた。
今から三十分ほど前のことだ。
ヒジリが日本御霊浄化組合に訪問した際、そこに所属する浄化師からコウシロウがたどったであろうことのあらましを教えてくれた。
「今から一週間前に綿津見はある悪霊浄化任務を遂行していました。しかし綿津見の足元が乱れ、その隙をついて悪霊は綿津見に攻撃をして綿津見はそこで重傷を負いました」
「重傷?!」
「すぐに病院に運ばれ一命は取り留めましたが、何時間にも及ぶ大手術で足の骨だけでなくいたるところの骨が変形して浄化師としての動きは一切出来ないと医師から診断が下りたんです」
その事実はヒジリを絶望のどん底に突き落とすことは必須であった。コウシロウは現在完治するまで療養施設での生活を余儀なくなれていると聞いて、ヒジリはその場所を聞いて療養施設までやってきたのだった。
ヒジリから詳細を聞いたコウシロウは自分を嘲笑するかのように静かに笑った。
「こんなことになるくらいなら・・・浄化師なんか目指さなきゃよかった・・・」
「綿津見・・・」
コウシロウは嘲笑しているがどこか悔しさの陰が見える。コウシロウは包帯でぐるぐる巻きにされた足に触る。
「前にお前に教えてもらった拳銃の撃ち方をずっとやってたんだ。それの受け身を取ろうとした時に悪霊に返り討ちに遭った・・・。ごめんな、金山がせっかく俺に教えてくれたのに。俺、慢心してたのか・・・」
コウシロウの言葉にヒジリは感情が溢れ出すのをふつふつと感じ、体が動いた。コウシロウの肩を掴んで言った。
「綿津見。お前は何も悪くないんだ。でも、浄化師にならなきゃよかったなんて思うな。それじゃあ今までお前の頑張りがなかったことになってしまう! 俺の知ってる綿津見コウシロウは頭がいい作戦参謀だ。こんなことでお前が折れるはずがないんだよ!」
「でも配属されてから実技を問われるものばかりで俺の強みである作戦立案は何の役にも立ってねえんだ。そんな状況の中で何も残せないままこんなことになって・・・」
コウシロウの目には涙が浮かんでいた。悲しみというよりは悔しさを孕んだ涙で、ヒジリはコウシロウに言い聞かせた。
「綿津見。俺の知ってる綿津見コウシロウは作戦参謀である同時に俺の唯一無二の親友で、そう簡単には心が折れない諦めの悪い奴だったぞ」
「金山・・・」
「浄化師にならなきゃよかったんて金輪際言うな。どんなことになっても俺はお前を支える。何かあれば遠慮しないで連絡をくれよ」
ヒジリはそう言うと部屋を出て行った。一人取り残されたコウシロウはおもむろにベッドのそばにある棚を見た。棚の上には写真立てがあり、そこには卒業式でヒジリとのツーショット、そしてヒジリとナミの結婚式の時に新郎姿のヒジリとのツーショットの写真が飾られていた。
コウシロウはその写真をずっと見つめていたのだった。
コウシロウはその後順調に回復しリハビリも重ねてすっかり歩けるようになり、療養施設から退院し復帰を果たすのだった。しかしコウシロウの体は悪霊によって負わされた大怪我の後遺症があり、これ以上の悪霊浄化が身体的に不可能と判断されてしまったのだった。
コウシロウには二つの選択肢があった。一つは浄化師としての仕事を辞めて一般職に移る。二つ目は現場ではなく裏方として浄化師を支える方に回るか。
二つを迫られた。
コウシロウは考えた。その時思い出したのはヒジリの言葉だった。
綿津見。お前は何も悪くないんだ。でも、浄化師にならなきゃよかったなんて思うな。それじゃあ今までお前の頑張りがなかったことになってしまう! 俺の知ってる綿津見コウシロウは頭がいい作戦参謀だ。こんなことでお前が折れるはずがないんだよ!
その言葉を思い出した時、コウシロウは自ずと答えが決まっていた。コウシロウが出した答えは・・・、
「浄化師として現場ではなく、浄化師を支える裏方として仕事をしていきたいです」
コウシロウは浄化師という仕事から離れるという選択肢は取ることはなかった。
コウシロウは現場から離れ、カワグチにある悪霊対策部へ勤めることになった。悪霊対策部では悪霊浄化はしないものの、浄化師の権利などを守る大事な部署である。そこではコウシロウの強みである作戦立案を基本とした頭の良さが十分発揮される場所だった。
悪霊対策部には浄化師専門スクールに通っている人でも所属することができる。コウシロウはこうして自分の居場所を確立することができたのだ。
コウシロウが悪霊対策部に着任して数ヶ月後のことだ。ヒジリがコウシロウを訪ねてきた。手には大きなプラスチックタッパーがある。中にはナミが作った唐揚げが入っていた。
「そういえば足の怪我は大丈夫なのか?」
「もう完治してる。心配かけたな」
「でも俺は場所は違えどこうしてまた一緒に仕事ができるのを嬉しく思うよ。何より何かあれば悪霊対策部には綿津見がいるしいい感じに譲歩してくれるだろ?」
それを聞いたコウシロウは呆れてヒジリにそんなわけにはいかないだろう? と言った。その二人の光景は学生時代の青春を謳歌していたあの頃の姿に見えていた。
美しすぎる友情。
ヒジリとコウシロウはそれぞれのフィールドで闘志を燃やしながら仕事に当たっているのである。




