第11話:4月20日「食べ物の話になると止まらない」
《マッチアプリ画面》
リョウ:
こんばんは。
今日は予告通り、“食の好みトーク”でいきましょう(笑)
千佳:
来ましたね(笑)
じゃあ最初の質問!
リョウさんの「一生食べ続けられるもの」って何ですか?
リョウ:
いきなり究極(笑)
でもこれは迷いなく…「納豆ごはん」です。
千佳:
地味~!(笑)
でも、わかる。なんか妙に強いですよね、あれ。
疲れてても、納豆だけは口に入る。
リョウ:
そうなんです(笑)
あと、夜遅くなったときも罪悪感が少ない。
千佳:
わかる!あと「ちゃんと栄養あるっぽい感」がある(笑)
リョウ:
千佳さんはどうですか?
一生もの。
千佳:
ん~、私は…「卵かけごはん」かもしれません。
もう、しょうゆと黄身のバランス考えるのが楽しくて(笑)
リョウ:
それ、かなりのこだわり派じゃないですか(笑)
ちなみに、しょうゆ派?だし醤油派?
千佳:
だし醤油一択ですね。
しかも、冷蔵庫に専用ボトルあります(笑)
リョウ:
あ、もう完全に“通”ですね…。
白身混ぜる派ですか?分ける派?
千佳:
白身は混ぜずに、黄身だけ落とします!
で、白身は味噌汁にIN(笑)
リョウ:
え、天才では?(笑)
それ、今度やります。
千佳:
ぜひ(笑)
いや~、この話してるだけでお腹空いてきました…。
リョウ:
わかります(笑)
じゃあ逆に、「絶対に食べられないもの」とかあります?
千佳:
あー…実は、パクチーが苦手で。
匂いがもう、どうしても無理で…。
リョウ:
ああ、わかる。パクチーは分かれるやつですね。
僕は大丈夫ですけど、正直そこまで好きでもないです(笑)
千佳:
なんか、“好きって言っといた方がオシャレ”みたいな風潮ないですか?(笑)
あれ、ほんと困る。
リョウ:
あるある(笑)
「エスニック好きなんだ~」の次に絶対出てくるやつ。
こっちは内心「出たよ…」って思ってるのに、
「わかります~」って返してる自分がいる(笑)
千佳:
その感じ、めっちゃわかる(笑)
しかも、女子会とかだと余計言いづらいんですよ。
「パクチーNGです」って言うと、なんか負けた感ある(笑)
リョウ:
それは理不尽な世界(笑)
でも、好き嫌いって別に恥ずかしいことじゃないと思うんですよね。
無理して食べても楽しくないし。
千佳:
うん、ほんとそれ。
“おいしい”って感じるために食べてるのに、
苦しむとか本末転倒(笑)
リョウ:
ちなみに、最近食べた「これは当たりだった」って食べ物あります?
千佳:
あ、あります!
昨日、仕事帰りに駅ナカで買ったお弁当なんですけど、
鶏そぼろと半熟卵の二段重ねみたいなやつで…
なんか涙出そうになりました(笑)
リョウ:
それ、最高じゃないですか…
駅ナカでそういうの出会うと、なんか嬉しくなりますよね。
「自分よく頑張った!」って気持ちになる。
千佳:
わかる!(笑)
あれ、完全に“自分へのご褒美”用ですよね。
リョウ:
じゃあ、今度そのお弁当と、千佳さんのTKGルール、
両方試してみます(笑)
千佳:
ぜひぜひ。
そっちもオススメの納豆ブランドあったら教えてくださいね(笑)
リョウ:
え、それ地味に本気で語れますけど…
長くなりそうなので、続きはまた明日で(笑)
千佳:
楽しみにしてます(笑)
じゃあ、そろそろ寝ます~
おやすみなさい、リョウさん。
リョウ:
おやすみなさい、千佳さん。
明日は納豆でスタートしてみようかな(笑)
◆◇◆
(スマホを置いた和人は、心の中で「なんてことない話が一番楽しいな」と思っていた。
無理に共感する必要もなく、無理に相手に合わせなくてもよくて。
それでも、なんとなく話が続いてしまう相手というのは、
案外そうそういないのかもしれない)
(真子は、冷蔵庫を開けて、そこに入っている卵を見つめた。
「卵かけごはんか…」
次の休みの朝ごはんが、ちょっとだけ楽しみになる夜だった)




