第二十一章 ―薩摩、鳳凰寺の旗の下へ―
一 降伏交渉
永禄五年、夏。
鹿児島湾の沖合。
旗艦「鳳凰」の会議室。
白い壁。清潔な机。窓の外に夏の海が広がっている。
ここで——降伏交渉が行われることになった。
島津義久の使者が乗り込んできた時、まず艦の大きさに絶句した。
廊下の広さ。床の材質。灯りの明るさ。
城よりも——いや、城とは全く異なる空間だった。
案内された会議室で、使者は待った。
扉が開いた。
時貞が入ってきた。
十四歳の少年が、静かに着席した。
その左隣に、近衛前久が座った。
錦の御旗の代表として。
使者は前久の顔を見た瞬間、背筋が伸びた。
五摂家筆頭・近衛家の当主。
その人物が、鳳凰寺の隣に座っている。
「——義久殿からの言葉を、聞かせてください」と時貞は言った。
使者は深く頭を下げた。
「主・義久より。鳳凰寺家当主殿への申し入れです。今回の件について、義久は非を認めます。帝の御書を軽んじたこと、鳳凰寺の艦を夜襲したこと、日本人の売買を続けたこと——全て、義久の責任です。降伏の条件を、お聞きしたい」
時貞は静かに聞いていた。
「義久殿は——今すぐここに来られますか」と時貞は問うた。
使者が少し驚いた。「直接、ですか」
「はい。使者を通じた交渉ではなく、義久殿と俺が直接話したい。前久殿も同席される。朝廷の代表として」
前久が静かに頷いた。
使者は一度艦を降り、鹿児島へ戻った。
翌日の朝。
島津義久が、小舟で旗艦「鳳凰」に乗り込んできた。
随行はわずか三名。
義久は三十代の、細面で物静かな男だった。
弟の義弘とは——全く異なる気質だった。
義久は艦に乗り込む瞬間、艦体を一度だけ手で触れた。
鉄の感触を、確かめるように。
そして——会議室へ通された。
時貞と義久が向き合った。
前久が同席した。
通訳は必要なかった。全員、日本語だ。
「遠路ご苦労でした」と時貞は言った。
「——十四歳か」と義久は言った。
感情を抑えた声だった。しかし、その一言に、様々なものが込められていた。
「はい」と時貞は答えた。
「この艦も。この兵も。この戦も——全て、十四歳の貴殿が動かしているのか」
「参謀長以下、優秀な者たちが動かしています。俺は方針を決めるだけです」
義久は少し黙った。
「……前久殿」と義久は前久に言った。
「はい」と前久が答えた。
「帝は——本当に錦の御旗を」
「はい。帝が直接、決断されました」
義久は深く息を吐いた。
「わかりました。条件を、聞きます」
二 四つの条件
時貞は静かに言った。
「条件は、四つです」
義久が頷いた。
「一つ目。日本人の売買に関わった全ての者——南蛮商人への仲買人も含めて、島津家が自ら捕縛し、処罰すること。名前の一覧は、俺たちが持っています。一人も逃さない」
「はい」
「二つ目。鳳凰寺の乗員・荒木一助の遺族への補償。金銭と、義久殿自らの謝罪の書状を、遺族に届けること」
義久は目を伏せた。「……わかりました」
「三つ目。薩摩・大隅の統治権を、鳳凰寺家に移譲すること。島津家の家臣団はそのまま残します。ただし、鳳凰寺の法と規律に従っていただく」
義久は少し間を置いてから、頷いた。
「——四つ目を」と義久は静かに言った。
その声には、覚悟があった。
四つ目が最も重い条件であることを、義久は既に予感していた。
時貞は一度、息を吸った。
「四つ目。島津家当主として、帝の御書を踏みにじり、朝敵となった責任を——義久殿自身が取ること」
部屋に、静寂が落ちた。
「責任を取る——とは」と義久は静かに問うた。
「切腹を、お願いします」
前久が目を閉じた。
義久は動かなかった。
長い沈黙が落ちた。
時貞は待った。
窓の外で、海が光っていた。
義久はしばらくの後、静かに言った。
「……島津家は、残りますか」
「はい」と時貞は即座に答えた。「島津家は残します。義弘殿、歳久殿、家久殿——他の兄弟方の命は保証します。家臣団も残します。島津家がこちらに従う限り。ただし——当主として御書を踏みにじった責任は、義久殿が取る必要があります」
「帝のお考えか」
「帝は——降伏した者を丁重に扱えと言われました。しかし朝敵となった責任を、誰かが取らなければ——帝の御書は意味を失います。他の大名たちへの見せしめではない。ただ——筋として、必要なことです」
義久は目を閉じた。
「……義弘は」と義久は呟いた。
「義弘殿への処罰はありません」と時貞は言った。「義弘殿は——命令に従って戦った。それは武将として正当な行いです。責任は、決断を下した当主が取るべきものです」
義久は長い間、目を閉じていた。
「前久殿」と義久は言った。
「はい」
「帝は——この四つ目の条件を、ご存知ですか」
前久は静かに答えた。「帝は——条件の詳細については、時貞殿に一任されました。しかし、朝敵の責任については、然るべき沙汰が必要だと——仰せになっています」
義久は頷いた。
「……あい、わかった」
その言葉は、静かだった。
震えていなかった。
「一つだけ、お願いがあります」と義久は言った。
「聞きます」
「義弘に——俺の言葉を伝えてほしい。直接会わせてもらえるなら、なお良い」
「手配します」と時貞は言った。
三 義久と義弘
その夜、川内に退いていた義弘のもとへ、使者が届いた。
義久からの書状だった。
義弘へ。
俺は降伏を決めた。
条件は全て飲む。
お前は戦う必要はない。
お前が戦う必要がないように——俺が決める。
薩摩は残る。家臣も残る。お前も残る。
ただ——責任を取り俺はいなくなる。
お前に頼みたいことがある。
薩摩の民を、守ってくれ。
鳳凰寺の下で——薩摩が誇りを持って生きられるよう、俺の代わりに動いてくれ。
お前なら、できる。
お前は俺より強い。だから——俺の代わりができる。
義久より
義弘は書状を読んだ。
一度読んで、また読んだ。
横に直茂がいた——いや、直茂は龍造寺だ。義弘の傍には家臣の新納忠元がいた。
「……義久様が」と忠元が言った。
義弘は答えなかった。
書状を握りしめた。
「——義弘様。いかがされますか」
義弘は立ち上がった。
「鳳凰寺の旗艦へ行く」と義弘は言った。
「義弘様——」
「兄に会いに行く」
旗艦で、義久と義弘が向き合った。
時貞は席を外した。
二人の兄弟に、時間を与えた。
どのくらいの時間が経っただろうか。
扉が開いた。
義弘が出てきた。
目が赤かった。
義弘は時貞を見た。
「——降伏を、受け入れる」と義弘は言った。「薩摩の兵を、これ以上死なせない。それが義久の意志だ」
「はい」
「一つだけ言わせてくれ」と義弘は言った。
「なんですか?」
「俺は——鳳凰寺に負けたことを、恥だとは思わない」
時貞は義弘を見た。
「勝てない相手と戦うことは、武将の仕事ではない。しかし——」
義弘は時貞をまっすぐ見た。
「薩摩隼人が、見せた戦ぶりは——覚えていてくれ」
「覚えています」と時貞は即座に答えた。「串木野の浜で、あなたの兵は怯まなかった。遠くから撃たれても、前に来た。薩摩隼人の勇敢さは——俺が生涯、忘れません」
義弘は少し目を閉じた。
「……頼む」とだけ言った。
四 義久、最後の朝
三日後の夜明け前。
鹿児島の城の庭。
島津義久は白装束で庭に座っていた。
夏の夜明けが来ようとしていた。
庭に、家臣たちが並んでいた。
皆、黙っていた。
義久は空を見た。
まだ暗い。しかし東の空が——少しずつ白んでいた。
「——長い夢だった」と義久は呟いた。
誰にも聞こえない声で。
薩摩の当主として生きた年月。
父から受け継いだ土地。
守ってきた民。
「義弘に頼んだ。あれなら——できる」
義久は短刀を取った。
東の空が、白くなっていた。
その朝、旗艦「鳳凰」に報告が届いた。
「島津義久殿、自刃されました」
時貞は報告を聞いた。
目を閉じた。
前久が横にいた。
「……」
二人とも、しばらく何も言わなかった。
「帝へ報告します」と前久はついに言った。「義久殿が——責任を取られました」
「はい」
「時貞殿」と前久は言った。
「はい」
「あなたは——この結末を、望んでいましたか」
時貞は少し間を置いてから、静かに答えた。
「望んでいません」と時貞は言った。「しかし——必要なことでした。荒木が死んだ。日本人が積まれていた。御書が踏みにじられた。その責任を、誰かが取らなければ——次の者が同じことをします」
「はい」
「義久殿は——最後まで、当主としての責任を取られた。俺はその覚悟を、尊重します」
前久は頷いた。
「帝への報告書に——そのまま書きます」
五 薩摩に旗が立つ
同じ朝、日向との境界。
立花道雪は、南の空を見ていた。
夏の青い空が広がっていた。
「——来た」と本田正親が言った。
南の鹿児島の方角に——小さな旗が見えた。
距離があって、細部は見えない。
しかし——白地に鳳凰の紋。
鳳凰寺の旗が、薩摩の空に上がった。
道雪はその旗を、しばらく見ていた。
本田が静かに言った。「時貞殿が——やり遂げましたな」
道雪は答えなかった。
ただ——旗を見ていた。
どれほどの時間が経っただろうか。
道雪はついに言った。
「——時貞殿は、俺の見た中で最も不思議な大将だ」
「といいますと」
「最も強い力を持ちながら——最も使いたがらない」と道雪は言った。「力を持っている者は、たいていその力を使いたがる。しかしあの方は違う」
「はい」
「力は——使わないために持つ。しかし使わなければならない時は、迷わない」
道雪は馬を南へ向けた。
「俺も向かう。薩摩に、会わなければならない者がいる」
「義弘殿ですか」
「そうだ」と道雪は言った。「義弘殿に——薩摩で生きることを、諦めるなと伝えに行く」
本田は深く頷いた。
鳳凰寺の旗が、夏の空に揺れていた。
六 前久の報告書
旗艦「鳳凰」の一室。
近衛前久は机に向かい、筆を取った。
帝への報告書だ。
京を出て——何日経っただろうか。
前久は窓の外を見た。
鹿児島湾が広がっていた。
その岸に、鳳凰寺の旗が立っている。
前久は筆を走らせた。
帝へ。
近衛前久より、薩摩からご報告申し上げます。
私はこの度、鳳凰寺時貞殿と共に九州へ参りました。
朝廷の代表として。錦の御旗と共に。
私が見たものを、ありのままに報告します。
鳳凰寺の軍事力は——私の想像を、遥かに超えるものでした。
鉄の艦が海を封じ、空から敵の動きを把握し、遠い距離から精確に戦う。
しかしその力は——人を殺すために使われませんでした。
串木野の浜での戦闘で、島津の兵が百二十三名倒れました。
しかし全員、足を撃たれただけで、死者はありませんでした。
そして鳳凰寺の医療班が——島津の負傷兵の手当てをしました。
敵の兵を、です。
私はその光景を見て、何も言えませんでした。
島津義久殿は降伏を決断し、朝敵の責を取られました。
義久殿の最後は——武将として、当主として、立派なものでした。
薩摩・大隅は今、鳳凰寺家の管轄下に入りました。
帝の錦の御旗は——正しく使われました。
私は見ました。
錦の御旗が、正しく使われた日を。
一つだけ、申し上げます。
鳳凰寺時貞殿は——この力を、正しく持っている方です。
私はこの目で確かめました。
今後も、帝と鳳凰寺家の間を——私が繋ぎます。
そのことを、改めてお誓い申し上げます。
永禄五年、夏。薩摩にて。
近衛前久 敬白
前久は書き終えて、筆を置いた。
窓の外に、薩摩の海が広がっていた。
鳳凰寺の旗が、海風に揺れていた。
前久はその旗を見た。
(俺はこの旗の意味を——生涯、証言し続ける)
そう思った。
七 統治の始まり
薩摩・大隅が鳳凰寺家の管轄下に入った翌日から、時貞は動き始めた。
まず成瀬と天元に命じた。
「薩摩・大隅の現状を全て把握してくれ。人口、農地、港、道路、水源——全て」
「はい。天元がデータ収集を始めています」
「島津家の家臣団に、俺から直接話をする機会を作ってくれ。全員に伝えたいことがある」
「御意」
三日後、鹿児島の城の広間。
島津家の家臣たちが集まっていた。
義弘が上座に座っていた。
義久の後を継ぐ形で——義弘が島津家の当主として、鳳凰寺の管轄下での家中をまとめることになった。
時貞が広間の前に立った。
家臣たちが時貞を見た。
十四歳の少年。
しかし——その少年の目に、怯む者はいなかった。
この少年が率いた力を、全員が直接見ていた。
「俺から一つだけ話す」と時貞は言った。
「薩摩・大隅は今日から、鳳凰寺家の管轄下に入る。しかしそれは——この土地が変わるということではない」
全員が聞いていた。
「薩摩隼人の誇りを、俺は尊重します。義弘殿の武勇を、俺は尊重します。島津家がこの土地で積み重ねてきたものを——俺は壊すつもりはない」
「ただし」と時貞は続けた。「変えることがある。日本人を売買することは、この土地では二度としない。それだけは、譲りません」
誰も反論しなかった。
「俺たちはこの土地を豊かにします。道を作ります。港を整備します。医療を整えます。農業の技術を改良します。学ぶ場所を作ります。それは俺たちが一方的にやるのではなく——この土地で生きてきたあなた方と、共にやります」
義弘が時貞を見た。
「一つだけ聞いてもよろしいか」と義弘は言った。
「はい」
「なぜ——そこまでする」
時貞は少し考えてから答えた。
「この土地の民が豊かになれば——日本が豊かになるからです。俺の目的は、日本を強くすることです。薩摩が貧しいままでは、日本は強くならない」
義弘はしばらく時貞を見た。
「……わかった」と義弘は言った。「俺はここにいる。薩摩の民と共に——見せてもらう。鳳凰寺のやり方を」
「はい。よろしくお願いします」
八 開発の始まり
その日から、薩摩・大隅の開発が始まった。
七島から、技術者たちが次々と渡ってきた。
まず、道だった。
薩摩の道は、雨が降ると泥濘んで使い物にならなくなる箇所が多かった。
鳳凰寺の土木班が測量を始めた。
現地の人夫たちに技術を教えながら、舗装を進めた。
最初は不思議そうに見ていた薩摩の民が、道が整備されるにつれて——驚いた顔をし始めた。
雨が降っても、ぬかるまない。
荷車が、今までの倍の速さで進める。
港も変わった。
山川港の桟橋が改修された。
南蛮船は来なくなった。
代わりに——鳳凰寺の物資輸送船が定期的に来るようになった。
七島の工廠で作られた日用品、医薬品、農具が降ろされた。
「これは何だ」と港の男が鳳凰寺の荷物を見て言った。
「鋤だ」と荷物を降ろしていた技術者が答えた。「鉄の含有量が高い。今までのものより切れ味が三倍は良い」
男が鋤を手に取った。
重さが違う。バランスが違う。
「——本当か」
「使えばわかる」
医療も始まった。
笹木が薩摩に医療班を常駐させた。
鹿児島の城下に、小さな診療所が開かれた。
最初、薩摩の民は入るのを怖がった。
しかし子供が熱を出した親が、藁にもすがる思いで連れてきた。
笹木の班が丁寧に診て、薬を出した。
翌日、熱が下がった。
その話が広まるのは——早かった。
診療所の前に、列ができ始めた。
学舎も作られた。
七島式の教育を、薩摩に持ち込んだ。
読み書き、算術、地理——子供たちが集まった。
「なぜ学ぶ必要があるのか」と親が聞いた。
「知恵は——誰にも奪えない財産だからです」と教師が答えた。
義弘は、こうした動きを見ていた。
最初は——距離を置いて見ていた。
しかし、二ヶ月が経つ頃には、義弘は時々診療所に顔を出すようになっていた。
「民が——元気になっている」と義弘は新納忠元に言った。
「はい」と忠元が答えた。「道が整備されてから、荷物の流通が速くなりました。診療所ができてから、村で病で死ぬ子供が減っています」
義弘は静かに頷いた。
「時貞様は——約束を守っている」
「はい」
「俺は今まで、あの方を信じ切れていなかった」と義弘は言った。「しかし——」
義弘は鹿児島の城下を見た。
道を歩く民の顔が、以前とは違う。
少しずつ——明るくなっていた。
「薩摩が、変わっていく」と義弘は呟いた。
九 時貞の夜
秋の初め。
鹿児島の城の一室。
時貞は机に向かっていた。
薩摩・大隅の開発計画が、紙の上に広がっていた。
農業改良。水路整備。港の拡張。鉱山の調査。
天元が分析した薩摩の地下資源の報告もあった。
「殿」と成瀬が入ってきた。
「はい」
「七島から報告が届いています。工廠の第二陣が完成しました。渡来銭、百五十万貫目標に向けて順調とのことです」
「わかった」
「それと——白石から通信が来ています。「天鷹」がアラスカ沿岸に到達したとのことです」
時貞は手を止めた。
「アラスカに——」
「はい。アリューシャン列島を渡り切り、大陸の沿岸に到達したと」
時貞は目を閉じた。
七島。薩摩。そしてアラスカ。
百年の計が、少しずつ形を作っていた。
「白石に返信してくれ」と時貞は言った。「アラスカの沿岸を丁寧に記録してくれ。そして——安全第一で。帰りの航路も確保しながら進んでくれ」
「はい」
成瀬が下がった。
時貞は窓を開けた。
薩摩の秋の夜が広がっていた。
涼しい風が入ってきた。
この土地が——俺の土地になった。
七島を出て、初めての領土。
荒木一助が死んで、得た土地だ。
(荒木)
時貞は心の中で名前を呼んだ。
この土地を——豊かにする。
薩摩の民が、笑って生きられる土地にする。
それが——お前の死を、無駄にしないことだ。
鹿児島の城下に、灯りが見えた。
診療所の灯りが、夜も消えていなかった。
誰かが病で、夜中に診てもらいに来ているのかもしれない。
それでも——灯りが消えない。
笹木たちが、そこにいる。
時貞は秋の夜空を見た。
南の空に、星が出ていた。
この空の下で——薩摩が変わっていく。
急がない。
しかし——止まらない。
錦の御旗が使われた日から、鳳凰寺家の歴史が変わった。
七島の勢力が——九州に足を踏み入れた。
これが、日本統一への——本当の意味での、最初の一歩だった。
秋の風が、薩摩の夜を渡っていった。
(第二十二章へ続く)




