第5部 第4話『許されなくても、連れて帰る』
【前回のあらすじ】
東の施設から第六居住区へ入った一行は、ライガを看病した男と、エセリアから連行された女性を見つける。ヴェルミリオンは自分が故郷を滅ぼしたと告げ、拒絶された。女性を再び処置しようとする管理者を三魔王が阻み、仲間たちは住民の避難を始める。
※本作品の執筆にはAIを活用しています。
管理者の拳が、ヴェルミリオンの顔を突き抜けた。
紫の光が散る。
男は幻影に目もくれず、出口へ足を向けた。
「そっちは通行止めや」
グリムの蹴りが脇腹を捉えた。
男は卓を巻き込んで転がった。起き上がるより早く、グリムが胸倉を掴み、食堂の奥へ投げつける。
壁が鳴った。
それでも管理者の目は、出口から動かなかった。
「その女性を戻せ」
アシュレイの腕を掴んでいた女性が、肩を震わせた。
白髪交じりの頭が俯く。口元に深く刻まれた皺が引きつり、何か言おうとして、声にならなかった。
「行こうぜ」
アシュレイが促すと、女性は小さく頷いた。
二人が仕切りの下を抜ける。
ライガは落ちてくる金属板を両腕で支え、最後の住民が通るのを待っていた。
「中は、俺らだけや!」
グリムが叫んだ。
ネビュロスは拘束した二人の兵士から銃を取り上げ、氷を肩まで広げた。
「ライガ、離せ!」
支えの氷柱が砕けた。
ライガが腕を引く。
轟音とともに仕切りが落ち、食堂を外の通路から切り離した。
管理者の顔が、初めてグリムへ向いた。
「邪魔をするな」
「やっと、こっち見たか」
男の首筋に白い線が浮いた。
次の瞬間、床が陥没した。
グリムが腕を交差する。
受けた拳に身体ごと持っていかれ、背中が仕切りへ迫った。
「絶対結界!」
斜めに立った氷の壁へ、グリムの肩が滑った。
衝撃が横へ逃げる。管理者の二撃目は氷の面を砕き、仕切りを外れて壁に突き刺さった。
グリムが床へ着地する。
「受け止めんのかい!」
「仕切りごと吹き飛ばされたいなら、そうするが」
「これでええ!」
氷を踏み台に、グリムが跳んだ。
踵が管理者の肩へ落ちる。男は片膝をつきながら、その足首を掴んだ。
グリムの身体が宙へ振り上げられる。
紫の蝶が、男の目の前を横切った。
「夢幻蝶」
蝶が弾けた。
紫煙の中から、グリムが三人、降ってきた。
男は掴んでいた足を離し、正面の影へ拳を突き出す。
その背後に本物が着地した。
「そいつは、殴っても手応えないで!」
両腕を胴へ回し、持ち上げる。
グリムは背中から反り返り、管理者の後頭部を床へ叩きつけた。
石床が砕け、脚が跳ねる。
男は首を不自然に傾けたまま、グリムの腕を掴み返した。
「……痛ないんか、お前」
返事はなかった。
皮膚の下を走る光が、裂けた上着から覗いていた。
*
「部屋へ戻ります」
住民の男が、避難する列を離れた。
エルザが呼び止めても、脇の階段へ目を向けたままだった。
「戻らないと、処置に遅れる」
「今は処置を受けなくていいの」
「でも、時刻が」
壁の掲示を指す手が震えていた。
レクスは男の前へしゃがんだ。
「上にも、人がいるのか」
男が頷く。
「案内してくれ。ここで何が起きたか、知らせたい」
レクスはカイへ目を向けた。
カイは黙ってついてきたが、階段の途中で掲示を見上げた。
「再教育を終えれば、帰されるはずだった」
「誰が帰った」
レクスの問いに、答えはなかった。
通路の先で、ライガが管理室の窓を叩いていた。
白い通路へ戻る扉も閉じられている。向こうの職員は、首を振るばかりだった。
「許可が出ていません!」
ライガは窓越しに、職員たちを見た。
「下がれ」
二人が椅子を離れたところへ、肩から突っ込んだ。
窓枠ごとガラスが内側へ落ちる。
破片を踏み越え、扉の操作盤の前に立った。
「開けろ」
「ですが――」
「後ろを見てくれ。出たいと言ってる人がいる」
職員は、割れた窓の向こうを見た。
アシュレイのそばで、年老いた女性が壁に手をついていた。
やがて、職員の指が動いた。
扉が開く。
セイジはライガに続いて管理室へ入り、もう一人の職員が閉じようとした帳簿を押さえた。
「それも置いていけ」
*
管理者の指が、グリムの喉へ食い込んだ。
組みついたまま壁へ押され、黒い装甲が軋む。
ネビュロスが男の脚を凍らせた。膝まで氷に埋まっても、掴む力は緩まない。
「お前たちは、外に出してはいけなかった」
グリムの眼が細くなった。
「……何の話や」
「回収できていれば、こんなことにはならなかった」
男がさらに腕を伸ばす。
グリムはその手首を掴み、喉から引き剥がした。
「回収やと?」
ヴェルミリオンの翅が止まった。
ネビュロスは管理者の襟へ目を向けた。旧組織の紋章。その下で、皮膚に浮いた線が光っている。
「お前も、あの兵士たちの一人か」
男がネビュロスを見た。
「フロスティアは、まだ凍っているのか」
氷が男の太腿まで駆け上がった。
ネビュロスの口元から笑みが消えた。
「何を知っている」
「帰還しない部隊の記録は、残してある」
男は足を引き上げた。氷が割れた。
その瞬間、ヴェルミリオンの指が頬を掠める。首筋まで走った薄い傷から、血が一筋落ちた。
男が振り返った先に、紫の影はもういなかった。
「なら、エセリアの記録も?」
「ある」
「僕が毒を撒くより、前のものも」
「移送した者は、こちらで管理している。今も」
出口の方へ、男の目が動いた。
「君に会わせれば、あの女性にも分かる。外に何がいるか」
ヴェルミリオンが立ち止まった。
「そのために、僕らを入れたのか」
「君を恐れた。ここへ戻る理由には十分だ」
「戻らなければ、また頭の中をいじる?」
男が踏み込んだ。
ヴェルミリオンは拳を避けず、その目を見ていた。
横から伸びたグリムの腕が、男の拳を掴んだ。
「誰にやらされとる」
男は腕を引いた。グリムは離さなかった。
「誰が俺らの村を襲わせた!」
通信機から、セイジの声が割り込んだ。
『グリム。管理者の記録があった。そいつは人間の職員じゃない。実験体だ』
管理者の口元が歪んだ。
「そこへ入るな」
男の胸が、服の下から白く光った。
ネビュロスが顔を上げる。
幾つも重なった輪。その内側で動く文字を、彼は見たことがあった。
「レヴェリオの術式……!」
通信の向こうで、物音がした。
戻ってきたカイが、セイジへ何か言っている。
次に聞こえた声は、掠れていた。
『その写真を、見せろ』
管理者がグリムの腕を振りほどいた。
出口へ走る。その足元へ氷がせり上がったが、男は踏み砕いた。
『……この男だ』
カイの声が、食堂へ届いた。
『私に技術を与えた科学者だ。なぜ、ここの記録に――』
「エルゴス博士の記録に触るな!」
管理者が叫んだ。
グリムは、すぐには追わなかった。
ネビュロスも、開いた本へ手を置いたまま立っていた。
ヴェルミリオンの翅から、紫の光が零れた。
カイへ正義の力を与えた男。
その男の造った者が、故郷を襲い、今もここで人を閉じ込めていた。
「……おったんか」
グリムの声は、低かった。
「組織が潰れても、お前らは続けとったんか」
管理者が仕切りへ拳を振り上げた。
紫の蝶が、男と扉の間を埋める。
そこにいたヴェルミリオンは、もう笑っていなかった。
「帰ってもらおうと思っていたけれど」
蝶が一斉に弾けた。
男の腕が跳ね上がり、拳が天井へ突き刺さる。
「気が変わった。君は置いていってもらう」
*
管理者が腕を抜いた。
砕けた天井の欠片が降ってくる。
その下を、ヴェルミリオンが走った。
「君の後ろにいる男まで、案内してもらうよ」
男は低く構え、脇を抜ける紫の影へ肘を入れた。
光が散った。
次の影にも拳が空を切る。
「何度やっても同じだ」
男は背を仕切りへつけた。
周りを見ず、正面にいるグリムだけを睨む。
その踵に、冷たいものが触れた。
「そうだな」
ネビュロスが本を閉じた。
「お前は、同じように出口へ戻る」
仕切りの表面に霜が広がった。
壁を背にした男の肩、腰、踵が貼りつく。
腕を振るって氷を砕こうとする前に、床からせり上がった氷壁が身体を両側から挟んだ。
「凍滅零界」
白い冷気が管理者を包んだ。
男が口を開く。その呼気まで凍りつき、光る線の動きが鈍っていく。
ネビュロスの脚が、一歩、後ろへ滑った。
氷の内側で、まだ胸の輪が光っていた。
「長くは止められん!」
「足りるわ」
グリムが歩き出した。
右拳の赤い炎が、白く変わっていく。
管理者の目が動いた。
白炎を見て、初めて出口以外の方へ逃げようとした。
身体が軋む。氷の中で腕の線が一斉に明滅した。
「待て。それを焼けば――」
「命令が聞こえんようになるか?」
グリムは拳を引いた。
「ほな、ちょうどええ」
男の胸元だけ、氷が割れた。
そこへ白い拳が入った。
「白炎断滅!」
胸の輪から、白炎が噴き上がった。
男の背が反り、喉から声にならない息が漏れる。
炎は上着へ燃え移らなかった。皮膚の下の線を辿り、肩へ、腕へ、首へと走った。
輪の内側に浮いた文字が、黒く崩れていく。
氷が内側から軋んだ。
ネビュロスが両手を突き出し、左右の壁を支える。
ヴェルミリオンはグリムの肩越しに、男の顔を見ていた。
瞳が、一度だけ揺れた。
「はく、し――」
グリムは拳を押し込んだ。
「そいつには、俺らが会いに行ったる」
最後の輪が裂けた。
白炎が天井へ吹き上がり、消えた。
グリムが腕を引く。
右の手甲に亀裂が入り、隙間から細い煙が漏れていた。
ネビュロスが氷を緩めると、管理者は膝から崩れた。
ヴェルミリオンが襟を掴み、床へ横たえる。
誰も、すぐには口を開かなかった。
*
「生きている」
ネビュロスが男の首から指を離した。
呼吸はある。だが、呼びかけにも、肩を叩く手にも反応はなかった。
「ライガの時とは、違うな」
グリムは右手を開こうとして、顔をしかめた。
「命令は焼いた。せやのに、起きん」
ネビュロスは、食堂の端に拘束した兵士へ目を向けた。
兵士たちは、まだ動こうとしていた。管理者が倒れても止まらない。
その手首にも、細い光が浮いていた。
「フロスティアの兵士にも、これがあった」
ネビュロスは男の袖をめくった。
「村の封印を解いた後も、目覚めなかった。あちらでは、線は光っていない」
「動かすもんが止まっただけ、いうことか」
「まだ分からん。だが、調べる相手を間違えていたかもしれない」
ネビュロスが立った。
「こいつを連れて帰る。記録も全部だ」
ヴェルミリオンが通信を入れた。
セイジの操作で仕切りが上がり、エルザが顔を出す。
床の男を見て、すぐに膝をついた。
「グリム、その手も後で見せて」
「先にそいつや。死なれたら困る」
グリムは壊れずに残った卓を引きずってきた。
男を運び出す間、ヴェルミリオンは出口に立っていた。
女性の姿は、もうなかった。
*
管理室の机には、開かれた帳簿が並んでいた。
ライガは収容者名簿の上で指を止めた。リドラムの捜索願で見た名前が、幾つもあった。
「消えた人たちは、ここへ送られていたんだな」
職員が俯いた。
セイジは隣の処置記録を開いた。
「帰郷を訴えるたび、処置を繰り返している。帰りたいと言わなくなるまでだ」
ライガは、食事を作っていた男の笑顔を思い出した。
「……だから、ここにいたいと」
カイが古い移送記録へ手を伸ばした。逃亡者の行き先に、あの村の名があった。
「私たちが焼いた村だ。ここから逃げた者を匿っていた」
グリムは机の端を握った。
「帰りたい奴を閉じ込めて、逃げた奴を助けたら村ごと焼く。……ようできた再教育やな」
その奥にも、古い記録が積まれていた。
フロスティアへの派遣記録。
エセリアから連行した住民の名。
そして、グリムの村で行われた実験。
グリムは一枚を手に取った。
知っている村の名の下に、死んだ人数が書かれている。
その隣に、回収できなかった生存者。
指に力が入った。
紙が裂ける寸前で、手を止めた。
「これも持っていく」
カイは、端末に残る写真を見ていた。
白衣の男の隣には、食堂で倒れた管理者が立っている。
「私の組織とは別に、動いていたのか」
「せやから、お前のやったことが消えるわけやないで」
グリムの声に、カイは顔を上げた。
「分かっている」
「ほな、そいつについて知っとること、残らず話せ」
ヴェルミリオンは住民名簿を捲っていた。
女性の夫の名を捜す。見つからない頁を閉じず、次を開く。
「君を造った男じゃない。君を利用した男なんだろう、カイ」
頁を捲る指が止まった。
「僕らは、その男に用ができた」
ネビュロスは兵士の番号を控え、フロスティアへ照合を頼んだ。
セイジが持ち出す束をまとめる。その横で、グリムは潰れた右の手甲を外した。
「首洗って待っとれ、エルゴス」
焼けた指を、もう一度握る。
「今度は、こっちから踏み込んだる」
*
午後、外の施設へ最初の住民たちが出た。
門に残っていた兵士は、先に通路を戻ったライガとレクスが取り押さえていた。銃は回収され、門は開いたままだった。
ポルクが車から水を運び、エルザは日陰に椅子を並べた。
太陽を見上げた住民が、目元へ手を当てる。
地面に腰を下ろしてしまう者もいた。
「戻らなくて、いいんですか」
一人が、何度もエルザへ尋ねた。
エルザはそのたびに、ここで休んでいいと答えた。
ヴェルミリオンは車の陰で、頬の傷を拭いていた。
向こう側から、女性の声がした。
「姉さん?」
手が止まった。
ポルクがリドラムの店へ連絡し、店主に姉を呼んでもらったのだった。つながった通信機を、アシュレイが女性へ渡していた。
「私。……分かる?」
返事は、こちらからでは聞こえなかった。
女性は通信機を両手で握り、俯いた。
「井戸の蓋、覚えてる? 二人で持ち上げようとして……」
その先は泣き声になった。
アシュレイは何も言わず、隣の椅子へ座っていた。
ヴェルミリオンは布を畳んだ。
車の向こうへ回ろうとはしなかった。
しばらくして、アシュレイが通信機を持ってきた。
「姉の方が、お前と話したいってよ」
ヴェルミリオンは受け取った。
「……会えたよ」
『ええ。聞いた。あの子だった』
女の声は、何度も途切れた。
『あの子は、いつ帰れるの』
「迎えの車を頼む。ここまで来てもらえるように」
『あなたたちは……』
「僕らは戻らないよ」
ヴェルミリオンは、車の向こうを見た。
「妹さんには、迎えが来るまでアシュレイについていてもらう。僕の顔を見ずに済むようにね」
通信の向こうが静かになった。
『あの人のことも、聞いたわ』
夫のことだった。
ヴェルミリオンは目を伏せた。
「まだ、行方を確かめられていない」
『……そちらも、知らせて。分かったら』
「ああ」
礼の言葉を待たず、ヴェルミリオンは通信機をアシュレイへ返した。
アシュレイは受け取り、その場に残った。
「次は何を捜す」
「夫の記録。まだ中にいる人。それから、ここの責任者だね」
「一人は捕まえたぞ」
「上が残っている」
ヴェルミリオンは手袋を引き上げた。
「ずいぶん長い間、待たせてくれたじゃないか」
*
全員を二台に乗せることはできなかった。
ポルクが店主を通じて捜索受付につないだ。ライガは見つかった者の名と、施設までの道を伝えた。電話の向こうでは、彼の声に気づいた者が、しばらく黙っていた。
『迎えに行くとしても、お前たちまで乗せるわけにはいかない』
「俺たちは乗らない。帰りたい人を、ここで引き渡す」
返事を待つ間、ライガは門のそばで座る人々を見た。
『……家族に知らせる。迎えの手配がついたら連絡する』
「頼む」
迎えが来るまで、施設を離れるわけにはいかなかった。
ライガは通信機をしまい、ポルクと水の残りを数えた。
レクスとカイは施設の入口に残り、住民の出入りを見ている。エルザは拘束された管理者の様子を確かめてから、まだ居住区に残る人を訪ねるために戻っていった。
食事を作っていた男も、まだ中にいた。
外へ出るよう誘われると首を振ったが、人数分の食事を渡したいとは申し出てくれた。
ライガはその器を受け取った。
「また、来るからな」
「うん。今度は、顔を見せて帰ってくれよ」
男は前と同じように笑った。
管理者を倒しても、その笑顔の奥にある記憶までは戻らなかった。
*
夕方、ネビュロスの通信機が鳴った。
フロスティアからだった。
『送ってもらった番号を確かめました。同じものが、兵士の衣服に残っています。三人分、一致しました』
ネビュロスは目を閉じ、それから開いた。
「本人たちの様子は」
『変わりません。眠ったままです』
「分かった。何も試さず、そのまま診ていてくれ」
通信を終えると、セイジが隣へ来た。
管理室から持ち出した資料を、両腕に抱えている。
「兵士の処置に使う術式が載っていた。君に見てほしい」
開かれた紙に、幾つもの輪と文字が並んでいた。
ネビュロスは途中の一行で指を止めた。
「……これは」
腰の魔導書を外し、頁をめくる。
幼い頃から、何度も読み返した文字だった。
あの村の時間を止めた時も、ここから術式を組み上げた。
紙と本を並べる。
同じ文字の並びがあった。
だが、紙の方には、その先に別の命令が書き足されている。
「同じものか」
セイジが訊いた。
ネビュロスは本から手を離さなかった。
「元は、同じだ」
遠くで、住民が水を求める声がした。
ネビュロスは声の方へ一度目を向け、資料を閉じた。
「これを持って、フロスティアへ戻る」
(5話へ続く)
第4話をお読みいただき、ありがとうございます。
再会できた人、まだ戻れない人。救出が進む中で、三魔王の故郷を襲った者たちの記録も見つかりました。
次回はフロスティアへ。ネビュロスの本と、目覚めない兵士たちの謎へ踏み込みます。評価・ブックマーク・感想も励みになります。




