表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私は二度、三十キロ痩せた  作者: かゆると


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/68

決まった仕事、戻すリズム

面接を受けてから、三日後

採用の連絡が来た。


ただ、区切りのいいタイミングから

ということで


実際に働き始めるのは

二週間後だった。


(……やった)


そう思ったのと同時に


(この二週間で

 体力、戻しておこう)


そう決めた。


ウォーキングは

相変わらず続けていたけれど


以前よりも

時間は短くなっていた。


これからの生活を考えて


時間帯も

また夜に戻すことにした。


そして、もうひとつ。


頭の中に浮かんだことがあった。


(……ダイエット)


しばらく

意識から外れていたダイエットと

ちゃんと向き合おうと思った。


まずは、体重を測る。


久しぶりに見る体重計の前で

少しだけ、躊躇する。


でも……


(現状、知っとかないと)


そう思って

ゆっくりと、乗った。


表示された数字は

62.5キロ。


一番痩せていたときは


59.0キロだったから

プラス、3.5キロ。


(……あれ)


思っていたよりも

増えていなかった。


「今は、数字より

 健康のほうが大事だもん」


最近の出来事で

ひとつ、はっきりと気づいたことがあった。


いくら身体が健康でも


心が健康じゃなければ

意味がない。


そして

心が健康じゃなければ

身体も、動かない。


だから


この二週間で

心と身体、どちらも整える。


そう決めた。


じゃあ、何をするか。


もちろん、ウォーキングは

これまで通り続ける。


それに加えて


まずは

生活リズムを整えること。


仕事を辞めてから

気づかないうちに、生活は乱れていた。


意図したものではなかったけれど

確実に、崩れていた。


だから


眠れなくても

とりあえず、布団に入る。


横になる。


それだけでもいいから

〘整える〙ことを意識する。


そう決めて

私は、それを続けることにした。


ところが……

布団に入っても

なかなか、眠れなかった。


目を閉じると


まるでカットシーンのように


前の仕事での出来事が

次々と浮かんでくるからだ。


それでも、起き上がることはせず

そのまま、布団の中にいた。


(……すぐには、なかなか変われないか)


小さく、ため息をつく。


そして、ふと思いついて

耳元でエガちゃんねるを流した。


小さな音で。


でも、聴こえる範囲で。


好きなエガちゃんの声。


そして、ブリーフ団やスタッフとの

やり取りが、静かに耳に入ってくる。


すると、目を閉じても


あの出来事を

思い出さずに済んだ。


(……これ、いいかも)


(……エガちゃんには、助けられるな)


そう思って、小さく笑った。


しばらく

エガちゃんねるに耳を傾けているうちに


気づけば、久しぶりに

すっと、眠りに落ちていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ