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第88話 フェスティバルスタート

いつも読んで頂いてありがとうございます。

誤字脱字報告助かります。

評価やブクマして頂けるとやる気出ます。

遠くに黒い塊が見える。

思っていた以上にでかい、あれが魔物の群れだとすると何匹居るんだろうか。


聞いたところ一匹の大きさは大体1mだそうで、大きい奴だと2~3mになるそうだ。

大きさも思っていた以上に大きいな・・・。


ピッグバード、一体どんな魔物なんだろうか。見えているんだが高くに居るのと群れがまとまりすぎて一体の姿がよく分からない。


「そろそろだな。ススム達も準備したほうがいいぞ」

「もうか?、わかった」


まだ遠くに居るように見えるけど、経験者の言葉なので素直に従う。まぁ準備って言うほどすることないんだけどね。


『セリ、さっき言ったとおりに頼むわ』

『ほんまにうまくいくんか知らんけど、普通にやるより楽そうやし任せとき』


セリとヤツメには、どうするかをすでに伝えてある。

簡単に説明すると、セリは跳んで捕獲しヤツメはしたから狙撃して狩るだけだ。

俺とテットはヤツメが狙撃して落ちてきたピッグバードの回収だ。


「それじゃはじめるか。セリはもう跳んでおいてくれ、ヤツメはセリに当てないように攻撃を始めてくれ」

『わかったで!。“障壁”張っとくしウチは大丈夫や、気にせず攻撃して構わんで』

『了解です旦那』

『セリが“障壁張るって言ってるし、当たっても問題ないらしいから当てても気にするな』

『了解です!!』


セリは少しかがんでから高く跳ぶ。そのままピッグバードと同じ高さで滞空してもらい前方に収納空間の入口を目いっぱい広げる。入口である大きな黒い渦がピッグバードの進路を塞ぐように展開された。


『準備完了や。ほんまにこれだけでええんか?』

『展開しておけば多分ピッグバードが勝手に入ってくれると思うぞ。あの数だ、方向転換など出来ないだろうし』

『それならええんやけど・・・、そや!、こうしたらもっと入るやん!』

『おい、変な事するなよ!?』


セリに頼んだのは、跳んできたピッグバードの前に収納空間の入口を広げ自分達から入ってもらう作戦だ。収納空間の入口がどれ位展開できるか分からないし、ピッグバードがうまく入ってくれるかも分からないが、あれだけの数だ、ある程度は入ってくれるはず。

それに今見た感じ群れの塊の大きさの4分の1ほどは入口が展開できてる。予想以上の大きさだ。

あとはピッグバードがうまいこと入ってくれればいいが・・・。


『そろそろ攻撃開始します!』


ヤツメからの念話が来たと同時に、ヤツメを中心に空に向かって水弾の弾幕が発射される。ヤツメたちランペリーがピッグバードを狩るときによく使う技らしい。普段は数発なのだが、今回は数が多すぎるので弾幕のようになってしまっているが。


「コ、コケェーー!!」


水弾がピッグバードに届いたと同時に上空から鳴き声の騒音が鳴り響く。コケーってまさか・・・。

数秒ほどして着弾し落ちてきたピッグバードを見る。水弾は綺麗に翼の根元に当たりそれ以外には当たっていない。ヤツメは適当に狙ってばら撒いている訳ではなく、極力傷がない様に狙って撃っているらしい。この距離でその命中精度ってやばくないか?。


いや、それよりピッグバードの姿のほうが俺的にはインパクトがあった、


「鶏・・だと!?」


飛んでいたのは全部鶏だった。

オスもメスも見た目は全く一緒だ。大きさは全然違うが・・・。

そうか、この世界の鶏は飛べるのか。


「おい!、ぼーっとしてるとあぶねぇぞ!!」


次から次へと撃ち抜かれた鶏が範囲内外に関係なく雨のように落ちてくる。これは拾うどころではない、当たったら死ぬ。

俺とテットは慌てて鶏が落ちてこない場所まで避難した。


「や、ヤバかったぜ・・・。なんだよあれは!」

「すまない。あそこまでとは思ってなかった」


普段から狩っているらしいがヤツメがあそこまで出来るとは思ってなかった。

群れの塊を左右で半分に割って右半分をヤツメが攻撃しているのだが、そのうちの半分以上を撃ち落している。

弾幕を逃れたピッグバードは逃げるように西の高台に向かっていったが、あれは他の冒険者に狩ってもらおう。


「えっと、セリの方は・・・・」


見上げるとセリはさっきと変わらない場所に対空している。ピッグバードは収納空間に上手く入っているようで、セリの後ろには殆どいない。いや、ちょっと居なさすぎる。


「なぁ?、あれ変じゃねぇか?」

「変?」

「なんか吸い込まれているように見えるんだが・・・」


テットに言われてもう一度確認する。

よく見ると、ピッグバードが自ら黒い渦に向かって入っていく。その為セリの後ろには殆どピッグバードがいなかった。

テットの言う通りまるで黒い渦に吸い込まれているようだ。


『セリ!。お前なんかしてないか?。ピッグバードが収納空間に吸い込まれているように見えるんだが?』

『“風生成”で吸い込んでんねや。おかげでよー入るわ!、笑いが止まらんでぇ!!』


・・・・・


「おい!?、どうした?。どうなっているんだ!?」

「・・・・収納空間に吸い込んでいるらしい。このままだと左半分全部吸い込みそうだ」


そろそろ辞めておかないと西の高台で待っている冒険者達の取り分が無くなってしまいそうだ。

ヤツメも大分倒しているしそろそろやめ時かな。


いや、もうちょっとやるべきか?


「今すぐ辞めろ!!、というか辞めてくれ!!」


迷っていたらテットに怒られた。

当初から書き方などが変わってきているので、1話からちょくちょく書き直していく予定です。

更新スピードを変えるつもりはありませんが、遅くなったらすみません。

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