表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リナの冒険ノート2  作者: リナ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
78/93

リナ、水曜日のすき間に十五分を差しこむ

**20xx年7月22日(水曜日) 高校1年生**

**朝**


目が覚めた瞬間、体の重さを確認する。


(うん……日曜日ほど軽くはないけど、床にめり込むほどでもない)


布団の中で、いつもの三点チェック。


・足 → ベッドから立ち上がって、そのまま洗面所までは普通に行けそう。

・お腹 → ほぼ静か。たまに「この前テスト勉強でごちゃごちゃしてたよね〜」ぐらいの主張。

・頭 → ちょっともやっとしてるけど、日本語と英単語くらいならたぶん読める。


(今日は、“元気デー寄りのなんとかデー(頭だけちょいもや)”って感じ)


ベッド横の赤い手帳を開く。

日曜日のページに並んだ『◎』『△』がちらっと目に入る。


(あの日の“2時間ブロック+十五分本気枠”作戦、

 今日のテストにも使えるかもな)


今日のページにペンを走らせる。


『7/22(水)

 天気:くもり時々晴れ/気温:蒸し暑い予報/体調:元気寄りなんとかデー(頭もや)』


その下に、ざっくり今日のブロック。


『6〜8:英語見直し(15min本気枠)

 放課後16〜18:理科のミスノート作り or おやすみブロック

 20〜21:英語&理科の復習

 21〜22:『二人の季節』セリフ調整+ストレッチ(ゆる枠)』


(夜ブロックは“1時間集中+1時間ゆる枠”って日曜に決めたし、

 今日はそれの実験一日目ってことにする)


洗面所で顔を洗って、化粧水→乳液→日焼け止め。

鏡の前で、いつもの3秒自分チェック。


一、二、三。


(クマは、日曜とあんまり変わらないけど、

 ニキビ増えてないし、肌のザラザラもそんなでもない。

 “テスト期間のわりにがんばってる顔”ってことで)


前髪を整えてから、手の甲に細いペンで書く。


『15min本気 × 2』


(今日は、朝と夜に一回ずつ。

 それ以外は“なんとかデーでも耐えられるペース”で)


キッチンに行くと、

テーブルの上に、蒸し器で蒸したさつまいもと、

鮭フレークをのせたごはんと、豆腐とわかめの味噌汁が並んでいた。


「テスト2日目なので、“脳にやさしい朝ごはん”です」と母。


「そのネーミング、絶妙にあやしいんだよな」


そう言いながら、さつまいもを割る。

ほかほかの湯気の向こうで、黄色がちょっとだけ濃く見える。


(これだけで、今日のおやつ枠も八割くらい完成してるの、ありがたい)


父が新聞をたたみながら聞いてくる。


「今日は何のテストなんだ?」


「英語と理科。どっちも“十五分本気枠”にめっちゃ期待してる」


「新しい必殺技みたいに言うな」と笑う父。


太一がトーストをかじりながら口を挟む。


「オレも今日、小テストあるんだよねー。“五分だけ本気枠”にしよかな」


「それはそれでアリかもしれない」と母がうなずく。


(家族全体に“短時間本気枠”カルチャーが広がりつつあるの、ちょっとおもしろい)


---


**午前(登校〜英語テスト)**


通学路は、梅雨が終わりきってないみたいな湿気。

駅までの坂道で、すでに制服の中がじっとりしてくる。


(今日は“空気ぬるま湯モード+汗ばんでベタベタデー”確定だな)


教室に入ると、もう何人かが英語のプリントを広げていた。


「単語小テストさ、あれ出そうじゃない?」

「リスニングほんとムリ。あの人、英語じゃなくて早口呪文じゃん」


あちこちから、テスト前の定番セリフが飛んでくる。


椅子にカバンを置いたところで、

前の席のゆかがくるっと振り向いた。


「リナ、昨日さ、“2時間ブロックでやる”って言ってたじゃん?

 結局どのくらいやったの?」


「うーん、2時間ブロック一個と、十五分本気枠を一回。

 あと、夜は“できたとこメモ”だけ書いて終わった」


「できたとこメモ?」


「なんか、“ここは解けたはず”ってとこ三つだけ書いとくやつ。

 昨日はそれ書いてから寝た」


「え、それめっちゃメンタルに良さそう……」


(テスト前に“ヤバいとこリスト”だけ作ると、

 頭ん中それで埋まるんだよな……って前に学んだから)


すると、通路側から別の声が飛んできた。


「ねえリナ、今いい? この熟語のとこ、ぱっと見で押さえるコツない?」


理科で一緒に自習してる子だ。

英語のテキストを開いたまま、ちょっと焦った顔をしている。


(来た、“今いい?”シリーズ)


手の甲の『15min本気 × 2』と、

頭の片すみにある「5分以内ルール」が同時に点灯する。


「ここさ、“絵イメージで覚えるコーナー”にしたほうが早いかも。

 例えば、この“run into”は“バッタリ会う”だから、

 角を曲がったらドーンってぶつかる絵想像する、みたいな」


彼女のノートを少しだけ引き寄せて、

そこに小さく棒人間と角を描く。


「で、“あ、ドーンだ”ってなったら“バッタリ会う”って日本語が思い出せたらOK。

 全部やるのはムリだから、このページから三つだけ選んでやってみない?」


「三つだけ?」


「うん、“全部やる”は今日無理だから、“三つ覚えたら勝ち”ルールで」


相手が「それならいけそう」と笑うのを見て、

腕時計をちらっと見る。


(説明三分くらいで終わった。

 “5分以内&知識シェア”ルール的にもセーフ)


自分の席に戻るとき、

ちょっとだけ胸の奥の罪悪感が軽くなる。


(前みたいに“じゃあ全部一緒にやろうか”って言ってたら、

 たぶん今日も自分のほうが詰むやつだったな)


始業のチャイムが鳴って、英語のテスト用紙が配られる。


(ここからは、“十五分本気枠”の本番)


名前を書き終わって、深呼吸を一回。


(最初の十五分だけ、ちゃんと集中する。

 そのあとぐだっても、それはそれで仕方ない)


心の中でそう決めてから、問題1を解き始めた。


---


**午前後半(テストのあとの“できたとこカウント”)**


英語のテストが終わると同時に、教室はため息の合唱になった。


「リスニング第二問ムリ〜〜〜」

「最後の長文、時間足りんかった」


あちこちから、「死んだ」「終わった」の声。


里奈も、答案を配り終えた先生の背中を見送りながら、

自分の机に突っ伏した。


(リスニングの二番、あれ絶対罠。

 単語聞こえたのに、選択肢の日本語で混乱するやつ)


……と、そのまま「できなかったとこ反省モード」に入りかけたところで、

赤い手帳の今日のページが頭に浮かぶ。


(“できたとこ三つカウント”って、日記に書いたじゃん、私)


かばんから手帳を出して、

今日の欄の端にボールペンで三つだけ書く。


『英語テスト

 ・文法の並びかえ、2番は手応えあり

 ・長文の大意はつかめた

 ・単語の穴埋め、studyのとこは自信あり』


(できてないとこももちろんあるんだけど、

 とりあえず“ここはたぶん取れた”ってとこだけメモしとく)


ペンを置いた瞬間、さっきまで胸の中で暴れていた「やばい」が、

少しだけ静かになる。


(全部ダメってわけじゃない。

 少なくとも三か所は“ちゃんとやった自分”がいたってことで)


横から、ゆかがのぞき込む。


「それ何書いてんの?」


「“できたとこメモ”。テスト終わった直後に三つだけ書いとくやつ」


「それ、採用」


ゆかも自分のノートを出して、

「単語3番」「リスニング1番」などと書き始めた。


(こういうの、ひとりでやってると「意味ある?」ってなるけど、

 隣で誰かも一緒にやってくれてると、

 ちょっとだけ“新しい習慣感”が出てくる)


---


**昼**


お昼は、母が作ってくれたお弁当。

鶏むね肉の照り焼きと、ブロッコリーの胡麻和え、卵焼き。


「今日も“タンパク質削らない弁当”です」と、朝言っていたのを思い出す。


(ネーミングのクセはともかく、

 内容は普通にありがたい)


窓際の四人組で机をくっつけて、弁当を開ける。


「ねえ見て、今日の眉毛、けっこう上手くない?」と、向かいの子がスマホを取り出す。

画面には、アプリで撮った自撮りが映っている。

肌はつるっつるで、目は一・五倍くらい大きい。


「盛れてる〜!」

「でもさ、そのフィルター実物と違いすぎて、逆に怖くない?」


わいわい言い合いながら、

自然に「写真と実物どっちが本物なのか」みたいな話になる。


「このフィルターさ、なにもかも消し去るじゃん。

 毛穴もくまも、人生の疲れまで」


「人生の疲れまでって何」


笑いが起きる。


里奈もスマホを取り出して、

ロック画面の、自分がしろと散歩している写真をちらっと見る。

夕方の光で、肌のアラはそこそこ写ってるけど、

笑ってる口元は、けっこう気に入っている。


(“盛れ写真”は見てて楽しいけど、

 最近はこういう“ちょっとだけマシな素の自分”写真のほうが、

 あとから見返したとき落ち着くんだよな)


「リナ、自撮り撮ろうよ」とゆかが言う。


「えー、今はやだ。テストで頭の中ぐちゃぐちゃ顔になってるし」


「じゃあ、“テスト期間現実モード”で撮ろ。フィルター弱めで」


しぶしぶ前髪を整えて、

フィルター弱めモードで三人でカシャ。


画面に並んだ自分の顔は、

クマもほんのり残ってるし、頬の赤みもちゃんと見える。


(でも、これはこれで“今日の私”って感じ。

 あとで3秒自分チェックとセットで見たら、

 そこまで悪くはないと思えるかもしれない)


---


**午後(理科テストと放課後の十五分)**


午後の理科テスト前、

教室の前の方で、また誰かが声を上げた。


「ねえ、イオンのところさ、結局“電子のやり取り”って何がどうなってんの?」


(あ、それ、日曜日に“磁石イメージ”で説明したやつだ)


里奈の視線が自然とそっちに向く。

同じグループの子が、半泣きになりかけている。


(どうしよ……今ここで全部もう一回説明したら、

 自分の見直しする時間なくなるやつ)


手の甲の『15min本気 × 2』と、

「5分以内」の文字が同時に浮かぶ。


椅子から立ち上がって、

その子のノートを見せてもらう。


「全部やるのは無理だからさ、

 “ここだけ押さえたら、とりあえず戦える”ってとこだけ言うね」


里奈は、イオンの図の横に、

プラスとマイナスの小さいマグネットを描く。


「“マイナス(電子)が移動する”ってイメージで、

 『くっつきたがりの人』と『くっつかれたがりの人』がいるって考えてみて。

 このページでは、“どっちが電子をもらう人か”だけ丸つけてごらん」


「全部反応式やるんじゃなくて?」


「うん。丸つけるだけなら三分で終わるし、

 そこだけでも頭に入ってると、テスト中のパニックがちょっとマシになるから」


その子が「わかった、やってみる」とうなずくのを見て、

里奈は自分の席に戻る。


(説明時間、四分くらい。ギリギリ合格)


チャイムが鳴り、理科のテストが始まる。


グラフ問題のページを開いた瞬間、

日曜日に十五分本気枠でやったグラフの線が、

頭の中にうっすら浮かんだ。


(あ、これ、あのときのやつに似てる)


その感覚に乗っかるように、ペンを走らせる。


テストが終わって、

クラスメイトたちが「実験器具の名前全部飛んだ」などと騒いでいる間に、

里奈はまた手帳を開いて、端に三つだけ書く。


『理科テスト

 ・グラフ問題、日曜のワークと似ててラッキー

 ・記述1番は、言いたいことは全部書けた

 ・イオンの簡単な問題は落としてない…はず』


(“はず”が多いけど、何も書かないよりマシ)


---


**夕方(なんとかデーの放課後)**


テストが終わっても、

今日は部活もないし、帰宅部勢は早めに解散モード。


「カラオケ行く?」

「いいなー、でもオレ今日、親に“理科の見直ししてこい”って言われてるし」


誘いの声がいくつか飛んでくるけど、

里奈は「今日は一回パスで……」と笑って断る。


(今の頭のもやり具合だと、

 ここでカラオケ行ったら、帰ってから完全に“おやすみデーコース”になる)


駅までゆかと一緒に歩く。


「将来さ、リナって何してそう?」と、急に聞かれた。


「え、今?」


「うん。例えば二十代後半とか」


(いきなり未来の話投げてくるの、ずるい)


しばらく考えてから、口を開く。


「なんか……“本を書いてる人”になってたらいいなって思う。

 超売れてるとかじゃなくてさ、

 どこかの部屋で、高校生とかが読んでくれてて、

 “今日ちょっとマシだったかも”って思ってくれるような本」


「それ、前もしろの散歩のとき言ってなかった?」


「言ったかも」


「リナ、同じこと何回も言うタイプだよね。そこ好きだけど」


「褒めてる?」


「褒めてる。ちゃんと“芯”っぽい感じ」


(“芯”って言われると、

 ちゃんとしてる人みたいでむずむずする)


駅の階段を下りながら、

里奈は自分の未来を、もう少し具体的にイメージしてみる。


(例えば、二十何歳かの私が、

 どこかの静かなカフェで、

 ノートパソコンで『二人の季節』みたいなものの続きを書いてて。


 でも、その前には当然、

 “英語と理科がそこそこできる高校生の私”とか、

 “テスト期間にちゃんと寝る私”とか、

 そういうのがいるんだよな)


今の自分とのギャップを考えると、

頭がまた少しもやっとする。


(とりあえず今日は、

 “未来の作家っぽい自分”になるためにできること、

 十五分くらいのサイズで一個だけやっとくか)


---


**夜(1時間集中+1時間ゆる枠)**


家に帰ると、

リビングには、夕飯の準備のいい匂いがしていた。


テーブルには、

鯖の味噌煮と、蒸し器で蒸したブロッコリーとにんじん、

冷奴と味噌汁。


「“テスト期間魚率アップ週間”です」と母。


「そのうちカレンダーに書き出しそうだよね」と里奈が言うと、

父が「魚ならいくら増えても歓迎だ」と頷く。


太一が、味噌汁をすすりながらぼやいた。


「オレの小テスト、漢字のとこミスったわ……

 “出来たとこメモ”とかやればよかった」


「今からでも書けば?」と里奈。


「今から?」


「うん。“今日の小テストでちゃんとできた漢字を三つ書く”とか。

 そしたら、次のテスト前に見返したとき、ちょっと楽になるかも」


「ふーん……」と言いながらも、

太一はテーブルの端のメモ用紙を引き寄せて、

何か書き始めていた。


(家の中にも“できたとこカウント文化”がじわじわ浸透してる)


夕飯のあと、

少し休んでからお風呂に入る。


湯船に浸かりながら、下腹をそっと押してみる。


(痛みも張りも特にないし、今日は“ふつうゾーン”。

 来週あたり、また“例の週”が来そうだなって予感はあるけど)


お風呂上がりに、化粧水と乳液を丁寧になじませて、

白湯を飲む。


(頭はちょっとどんよりしてるけど、体自体は“元気少なめデー”くらい。

 これなら1時間集中ブロックはいける)


机の前に座って、20〜21時の集中ブロック開始。


英語と理科のテスト範囲のプリントを並べて、

手帳に小さく書く。


『20〜21:テスト見直し(15min本気枠)』


タイマーを十五分にセットして、

理科のグラフ問題を一問だけ、全力で解き直す。


(テスト本番のときみたいに焦らず、

 “なんでこの線はこっちに曲がるのか”までちゃんと考える)


十五分が終わったら、

残りの四十五分は、英語の単語帳を、

「見て、声に出して、一回閉じる」をゆるく繰り返す。


21〜22時は、“ゆる枠”。


『二人の季節』のノートを開いて、

今日の昼にゆかと話した「将来」の話を思い出しながら、

夏の章の一節を書き足す。


> 「彼女はときどき、

>  十年先の自分のことを想像してみる。

>  でも、そのたびに、

>  『今日の自分』に戻ってくる。

>  十年先の自分は、

>  きっと『今日の自分』が積み重なった結果だから。」


(説教っぽくならないギリギリラインを探すの、難しい……)


ペンを置いて、

机の横のスペースで三分ストレッチ動画を再生する。


(“元気デー〜なんとかデーの日だけやる”って決めたストレッチ、

 今日はちゃんと“やっとくか”モードでできた)


ストレッチが終わったところで、

赤い手帳の今日のページのブロックの横に、

小さく印をつける。


『6〜8:英語見直し △(眠気)

 16〜18:おやすみブロックに変更 ◎(休めた)

 20〜21:テスト見直し ◎(15min本気)

 21〜22:二人の季節+ストレッチ ◎寄り』


(“おやすみブロックも◎にしていい”って、

 前に決めたの、やっぱり正解だな)


## 後書き


**日記**


**20xx年7月22日(水曜日) 高校1年生 田中里奈**


今日は、「テスト2日目を、“なんとかデー寄りの元気デー”で乗り切った日」だった。


朝から頭の中がちょっともやっとしてて、

(やばい、今日は集中できない日かも)って一瞬思ったけど、

赤い手帳にブロックを書き出して、

「十五分本気枠×2」にしておいたおかげで、

全部をがんばりすぎないで済んだ。


英語と理科のテストは、

完璧とは言えないけど、

終わったあとに「できたとこメモ」を三つずつ書いたら、

(あ、全部ダメではなかった)って、

ちょっとだけ自分に対して優しくなれた気がする。

前までは、できなかったところばっかり繰り返し思い出して、

勝手に自分のことを“ダメなやつ認定”してたから、

それと比べたらだいぶマシ。


人を助けるほうでも、

「5分以内・知識で助ける/それ以上はバトン」のルールが、

今日もちゃんと役に立った。

英語の熟語を聞かれたときも、

理科のイオンを聞かれたときも、

全部一緒に解くんじゃなくて、

“ここだけ押さえれば今日なんとかなるポイント”だけを伝えるようにしたら、

相手も「ありがとう」って言ってくれて、

自分の勉強時間も守れた。

(助け方を選んでいい)って、

前より少しだけ本気で思えるようになってきた。


お昼の自撮りも、

フィルター弱めで撮ったやつが、

後から見返したら意外と悪くなくて、

(今の自分の顔も、まあまあ悪くないじゃん)って思えた。

鏡の前の3秒チェックと、

写真の中の自分を見比べると、

“盛れてなくても大丈夫”って感覚が、

ちょっとずつだけど育ってきてる気がする。


中期目標は、

①『二人の季節』の夏の章を、“夕立のあと+未来をちょっと想像するシーン”まで書く。

② 白湯+3分ストレッチを、“元気デー〜なんとかデー”の日に続ける。

の二つのまま。

今日は②もちゃんとできたし、①も少し前に進んだ。


新しい実験としては、

・夜は「1時間集中+1時間ゆる枠」にする。

・テストの日は必ず、「できたとこ三つメモ」をその日のうちに書く。

この二つを、しばらく続けてみることにした。


夜のおやつは、

夕飯で蒸し器で蒸したさつまいもを少しだけ残しておいて、

それをトースターで軽く焼き直して、

プレーンヨーグルトと一緒に食べた。

焼き芋をひと口、ヨーグルトをひと口。

甘いけど重くなくて、

「テストおつかれ〜」って、自分をなでてもらってるみたいな味だった。


テストも将来もまだ不安だし、

今日の答案だって、開示されたらきっとツッコミどころだらけなんだけど、

赤い手帳の今日のページと、

“できたとこメモ”を見ていると、


とりあえず今のところは、これで、よし。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ