リナ、「日曜日のアイコン写真」を撮り直す
**20xx年6月7日(日曜日) 高校1年生**
**朝**
いつもよりちょっとだけ遅めに起きた日曜日の朝。
(今日は……“元気多めの元気デー”かな)
・ふくらはぎ → 階段ダッシュ行ける。軽い。
・下腹部 → 「あ、まだいるね〜」くらいの存在感はあるけど、
ズーンって重さはもうほぼない。
・頭 → 眠いけど、「二度寝したら終わるやつ」ってほどではない。
(“地面重力強めデー”は脱出したな。よかった)
ベッドからむくっと起き上がって、
壁の体調メモを確認する。
『6/4 なんとか寄り元気デー(体育・体調ひとこと)』
『6/5 元気デー(授業ふつう)』
『6/6 なんとかデー(眠い+ちょい頭重)』
(昨日、ちゃんと「なんとかデー」って書いといたおかげで、
今日“無駄に飛ばしすぎないようにしよ”って気持ちになる)
ペンを取り出して、今日の欄に小さく書き込む。
『6/7 元気多めの元気デー(でも明日学校)』
(括弧の中の情報がいちばん重要説ある)
洗面所に行って、顔を洗う。
タオルで水分を押さえてから、化粧水→乳液→日焼け止め。
(はい、ここから“3秒自分チェック+好きポイント一個探し”タイム)
鏡の前に立って、自分の顔をじっと見る。
(3秒いきます)
一、二、三。
(うん、今日はクマほぼなし。
昨日早めにスマホ置いたの、地味に効いてる)
頬をちょっと横から見てみる。
(ニキビ予備軍っぽいのも、今はそんな目立ってないし、
今日は全体的に“ふつう〜ちょい良い寄り”の顔)
前髪をふわっと整えて、横の髪を耳にかける。
(今日の“まあまあ好きポイント”は、
「肌の凹凸が少なめ」ってことで)
「よし、“顔面まあまあ安定デー」ってことで」
誰もいない洗面所で、小さく宣言してから、部屋に戻る。
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**午前**
リビングに降りると、
テーブルにパンとサラダとヨーグルトが並んでいた。
「おはよ〜」
「おはよう。今日は日曜日サービスで、
サラダにサーモン乗せてあります」
「サーモンだ〜」
レタスときゅうりの上に、小さく切られたサーモンが乗っている。
横にはスクランブルエッグと、ハム。
(朝から“オメガなんとか”を感じる)
パンを一口かじりながら、お母さんに聞いてみる。
「今日さ、『雨上がりの家族図鑑』の映画版、
配信で観れないか調べたいんだけど」
「いいね。日曜日っぽいじゃん。
勉強の合間に観るならOK」
「“勉強の合間に”の条件ついた」
「当たり前です」
(ですよね)
食べながら、スマホで配信サイトをチェックする。
検索窓にタイトルを打ち込んで――
「あ、あった」
「ほんと? 夜ご飯のあとにみんなで観る?」
「うーん……
たぶん家族で観れる内容だと思うけど、
なんか“私の内側でこっそり味わいたいやつ”な気もする」
「じゃあ、午後に自分の部屋で観なさい。
その前に、午前中は宿題ね」
「へい」
パンをもぐもぐしながら、頭の中でざっくりタイムテーブルを組む。
(午前:宿題+国語のワーク少し
午後:映画+『二人の季節』
夜:英語一行+日記)
(完璧に守れなくても、
“こういう感じで動きたい”ってざっくり決めとくだけで、
とりあえずソファとスマホに吸い込まれる率ちょい下がる)
部屋に戻って、机に向かう。
数学のプリントと、現代文のワークを広げる。
(現代文は、“見た目=生活の結果”のエッセイの続きだ)
教科書の中の言葉をちらっと読み返して、
シャーペンを持つ。
『今の自分の顔つきに、
自分の生活をどれくらい感じるか』
という問いに対して、
書かないといけない短い作文欄がある。
(“生活を感じる”ってなんだ)
昨日までの自分の生活を、ざっと頭の中で早送りしてみる。
サーモン、サバ、鶏とブロッコリー、
お風呂上がりの保湿、
日焼け止め、
3秒自分チェック、
“今日の体調ひとこと”。
(なんか、いろいろやってるな、私)
プリントに、鉛筆を走らせる。
> 「今の自分の顔には、
> “何もしてないわけじゃない生活”が薄く出ている気がする。
> 完璧な肌でもないし、
> 目の下にうっすら疲れもあるけれど、
> サーモンとかサバを食べて、
> お風呂上がりに保湿して、
> 日焼け止めを塗っている人の顔だと思う。
> “全部好き”ではまだないけど、
> “ここはまあアリ”って思える部分が少しずつ増えている途中、
> という感じがする。」
(……ちょっと作文くさかったかな)
でも、消すほどイヤじゃなかったので、そのままにしておく。
(“ちゃんと大人っぽくまとめた文章”と、
“今日の本音”の真ん中くらいにはいるはず)
---
**昼**
宿題を一通り終わらせて、
リビングに降りると、今度はさくらがソファでスマホをいじっていた。
「お姉ちゃん〜、ちょっと来て」
「なに」
「アイコン変えたいから、
写真一緒に撮ってほしい〜。
“姉妹で撮りました”みたいなやつ」
「急に姉妹ブランド始めるじゃん」
「だって、友達がさくらのこと“リアルに姉っぽくていいよな〜”
って言っててさ。
それ聞いたら、なんか一回くらい並んで撮っとく?って」
(え、それ普通に嬉しい)
「いいけど、
どうせならちゃんと“日曜日顔”整えてからにさせて」
洗面所に戻って、さっきのメイク箱をもう一回開ける。
といっても、ファンデはまだ塗らないルールなので、
コンシーラーでクマと赤みをちょい修正+眉毛だけ。
(“スッピン寄りだけど、ちょっとだけ補正”モード)
鏡の前でもう一度3秒自分チェック。
(さっきより、目の下の影マシ。
眉毛ちょっと描くだけで、
“今日の私、ちゃんと起きてます”感が出るのなんなんだ)
「はい、できた」
リビングに戻ると、
さくらがもうすでにカメラアプリを起動して待っていた。
「どのフィルターにする?」
画面を覗き込むと、
目がちょっと大きくなって肌がつるんとするフィルターが並んでいる。
「えー……とりあえずさ、
いつもの“盛れるやつ”で一枚撮って」
「了解」
ソファの前に並んで座って、
片方の頬を寄せる。
「はい、いきまーす。せーの」
パシャ。
画面には、
ふだんより目が一段階くっきりした姉妹が写っていた。
「え、普通に盛れてる。
てかさくら、目でかすぎでは」
「やっぱこれだよな〜。
これをアイコンに……」
「ちょい待ち。
前から言ってるけど、“三枚セットルール”やろ」
「あー、リナのやつね」
「そう。
盛れフィルター版、フィルター弱め版、ほぼノーマル版の三枚、
セットで残すやつ」
「めんど……」
「未来のさくらが爆笑するときのための、今の努力だから」
「未来のさくら、感謝しろよ」
ぶつぶつ言いながらも、
さくらはフィルター弱めに切り替えてもう一枚、
さらにフィルターなしで一枚撮ってくれた。
画面を横にスワイプしながら、順番に見る。
一枚目:
肌つるん、目ぱっちり、顔ちょい細くなってる盛れ写真。
二枚目:
肌はきれいだけど、目の大きさは現実寄り。
ほほの丸みもそのまま。
三枚目:
日曜日、家のソファで並んでいる普通の姉妹。
「一枚目は、“広告に出てきそう姉妹”って感じで好きだけどさ」
「うん」
「二枚目と三枚目のほうが、
“日曜日の昼にオムライス食べてそう姉妹”って感じしない?」
「たしかに。広告姉妹は、
あんまりゲームしてなさそう」
「ゲームしてる姉妹に失礼」
さくらが笑った。
「でさ、
アイコンにするのは好きなの選んでいいけど、
アルバムには三枚全部残しといてよ。
“この頃、家でこんな顔して生きてたんだな〜”ってわかるように」
「はいはい。
じゃあ一枚目アイコン用、三枚目自分用にする」
「二枚目は?」
「気分変えたいときの候補。
でもさくら、三枚目けっこう好きかも。
なんか“ふつうに家にいる”って感じで」
(よし、“三枚セットルール”、
家族にも浸透し始めてる)
スマホを返してもらって、
自分のアルバムにも同じ三枚を保存しておく。
(“広告姉妹”も“日曜日姉妹”も、
どっちも“生活の結果の私たち”ってことで)
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**午後**
お昼ご飯を食べて、
洗い物を手伝ってから自分の部屋に戻る。
カーテンを少しだけ閉めて、
机の上にスマホを立てかける。
(では、『雨上がりの家族図鑑』映画版、一本目いきます)
再生ボタンを押すと、
本で読んだのと同じタイトルロゴが画面に出てきた。
(本→文字で追いかけてた人たちが、
動いてしゃべるの、不思議な感じ)
物語が進んでいく。
お父さんの不器用な「ちゃんと食べてるのか?」、
お母さんのため息混じりの「ちゃんと休みなさいよ」、
子どもたちの「わかってるってば」。
本では全部、
地の文と心の声で説明されていた部分が、
映画では「沈黙」と「表情」で見せられていく。
(あ、このシーン、本だと“心のツッコミ”長かったところだ)
お父さんが、
「ちゃんと食べてるのか?」って言いながら、
ちょっとだけ視線をそらす。
(うわ、目線そらした)
表情がちょっと固くて、
耳のあたりが少し赤くなっている。
(これ、多分“本当は言いたいこと別にあるけど、
うまく言えないときの顔”だ)
映画が終わったあと、
一回深呼吸をしてから、
スマホのメモアプリを開く。
『雨上がりの家族図鑑
本&映画セットメモ』
タイトルを打って、
その下に二行だけ書く。
『本:頭の中で“心の声”を読みながら、
一緒に考える感じ。
映画:顔と沈黙で“本当はこう思ってるんだろうな”って
想像する遊びが増える感じ。』
(うん、今日はこれで十分)
(“ちゃんとした感想文”を書こうとすると詰むけど、
今は“今日の自分が感じた差分だけメモする”でいいや)
テレビ画面を消して、
机にノートを広げる。
次は『二人の季節』。
(さっき観た“沈黙で伝える感じ”、
ここでちょっと真似してみたいな)
前に書いたところの続きから、ペンを走らせる。
> 「じゃあ、今日は“全力ダッシュ禁止デー”だね」
> 友達がそう言ったあと、
> 二人のあいだに、少しだけ静かな時間が落ちた。
>
> 彼女は、それを怖い静けさだと思っていたけれど、
> 実際には——
> “あなたのペースでいていいよ”って意味の沈黙だった。
(セリフを増やしすぎないで、
“なんとなく分かる空気”で伝えるの、
映画観たあとだとちょっとやりやすい)
タイマーを30分にセットして、
その間に一場面書き切る。
書き終わってから、ふと妄想が始まった。
(もし、いつか『二人の季節』が映画化とかドラマ化とかしたら——)
撮影現場で、
監督さんと俳優さんたちが台本を持って話している。
「ここ、沈黙の時間長めにしてください」って
自分がお願いしている。
主人公の女の子役の人が、
「“全力ダッシュ禁止デー”って、
すごく優しい言葉ですね」と笑ってくれる。
(そんな日が来るかどうかは知らないけど、
“もし来ても恥ずかしくない台本”にしておきたい)
現実の自分を見ると、
高校一年生の部屋で、
ジャージ姿で机に座っているだけ。
(ギャップが、またデカい)
でも、だからこそ今日の一ミリを決める。
(今日は、“『二人の季節』の登場人物一人分、
ちゃんとプロフィール書く”にしよう)
ノートの端に、
主人公の女の子の名前を書いて、
好きな食べ物、苦手なこと、
朝起きるのが得意かどうか、
体調悪いときどうするタイプか、
ざっと書き出していく。
(“体調ひとこと”とか、
この子たちにもそれぞれあるはずだし)
タイマーが鳴ったところで、一旦終了。
---
**夕方〜夜**
夕方、家族で早めの夕飯。
今日のメニューは、
焼き鮭、豆腐とわかめの味噌汁、
キャベツときゅうりの浅漬け、
冷やしトマト。
「また魚だ〜」
太一が半分嬉しそうに、半分めんどくさそうに言う。
「文句言うな。
成長期はたんぱく質とカルシウムとオメガなんとかだって
この前テレビで言ってたでしょ」
「オメガなんとか、万能すぎん?」
「万能なんだよ、多分」
鮭の皮をカリカリに焼いた部分を口に入れながら、
お母さんに話しかける。
「今日さ、『雨上がりの家族図鑑』の映画観たんだけど」
「あ、もう観たの?」
「うん。本も面白かったけど、
映画だとさ、“沈黙”のところが良くて」
「沈黙?」
「なんかね、
“ちゃんと食べてるのか?”って言ったあとに、
お父さんがちょっと黙るときがあってさ。
その黙ってる間に、
“ほんとはこう言いたいんだろうな”って
観てるほうが勝手に考えちゃうやつ」
「へぇー。
そういうの、リナの台本にも活かしなさいよ」
「今ちょうど、『二人の季節』で真似してみてる」
「やるじゃん」
お父さんが鮭の骨を取りながら、ぽつりと言う。
「“ちゃんと食べてるのか?”って言うのも、
こっちからしたら沈黙より難しいけどな」
「なんで?」
「黙ってたら黙ってたで、“何も言ってくれない”って言われるし、
言ったら言ったで“うるさい”って言われるし」
「それな」
思わず口から出たら、
お母さんも「それな」と笑った。
(“言葉”と“沈黙”のバランス、
大人になってもむずいんだろうな)
ご飯のあと、お風呂。
今日は湯船に長く浸かりすぎないように気をつける。
(“元気多めデー”にここで飛ばしすぎると、
明日“地面重力強めデー”になるから)
お風呂上がりに、
ボディミルクをざっと塗ってから、
鏡の前に立つ。
今日三回目の3秒自分チェック。
一、二、三。
(朝より、ちょっと顔色いい。
お風呂で温まったのと、
鮭と野菜をちゃんと食べたからかもしれない)
「じゃあ、今日の“まあまあ好きポイント”は、
“日曜日の夜なのに顔が死んでない”で」
(“明日学校か〜”の顔になってないの、
それだけでけっこう奇跡)
部屋に戻って、
机の前に座る。
壁の紙に目をやる。
『元気デー:35分×3セット
なんとかデー:30分×2〜3セット
おやすみデー:日記+ストレッチだけ』
(今日は“元気多めの元気デー”だけど、
日曜日だし、
明日への体力も残したいから、30分×2セットでストップしとこ)
一セット目は、
映画のメモをノートに清書する時間にする。
『雨上がりの家族図鑑 本&映画メモ』
と書いて、さっきスマホに書いた二行を、
丁寧にノートに写す。
(“本=心の声多め”
“映画=沈黙と表情多め”)
二セット目は英語。
今日は、映画のエンドロールに流れていた曲のタイトルを調べる。
『今日の英語:in our own time
→「私たちのペースで」「私たちの時間の中で」みたいな感じ。』
(“take it slow”に続いて“our own time”とか、
最近の英語、やたらペースの話してくる)
タイマーが鳴ったところで、
ベッドに移動して、日記ノートを開いた。
枕元には、
さっきリビングで適当に書いた
小さい付箋が一枚。
『明日のリナへ:
前髪いい感じだったら、それで勝ち。』
(これ、新しい実験にしよ)
## 後書き
**日記**
**20xx年6月7日(日曜日) 高校1年生 田中里奈**
今日は、
「『雨上がりの家族図鑑』の映画を観て、
日曜日のアイコン写真を三枚撮り直した日」だった。
---
### 今日できたこと
1. **3秒自分チェックで、“日曜日顔”をちゃんと確認できた。**
朝・昼前・夜の三回、
鏡の前で「3秒+好きポイント一個探し」をやった。
そのおかげで、
「今日は肌の凹凸少なめ」とか、
「日曜の夜なのに顔が死んでない」とか、
小さい“まあアリポイント”を見つけられた。
その結果、
「今日の自分の顔全部ダメ」とは思わずにすんだ。
2. **『雨上がりの家族図鑑』の本と映画の“差分”を、一行メモにできた。**
本を読んでるときは、
地の文と心の声で全部説明されていた部分が、
映画だと沈黙と表情で見せられていた。
それを「本=心の声多め」「映画=沈黙と表情多め」って
二行だけメモできたのは、
この前決めた「一行メモ」ルールがあったからだと思う。
「ちゃんと感想書かなきゃ」じゃなくて、
「今日感じたこと一個だけ」でいいって思えたの、気持ちが軽かった。
3. **三枚セットルールを、さくらのアイコン写真に応用できた。**
盛れフィルター版、フィルター弱め版、
ほぼノーマル版の三枚を、
姉妹で撮って残した。
さくらも最初は「めんど」って言ってたのに、
最終的には「三枚目好きかも」って言ってくれた。
“広告姉妹”だけじゃなくて、
“日曜日にオムライス食べてそう姉妹”も残せたのは、
前に自分のプリクラで決めたルールのおかげ。
---
### 今日できなかったこと
1. **勉強を“ノルマ感ゼロ”でこなすこと。**
午前中の宿題タイム、
「国語ワーク」「数学プリント」って書いた瞬間に、
頭の中がチェックボックスだらけになった。
結局は全部終わったけど、
途中で「あ〜日曜日らしさどこ行った」って思った。
もう少し“生活の一部”って感じで扱えるようになりたい。
2. **『二人の季節』のシナリオを、予定より先まで進めること。**
映画に影響されて、
「沈黙で見せる場面」を一個書けたのは良かったけど、
本当はもうひと場面くらい進めたかった。
妄想しすぎて、
「もし映画化したら〜」で頭がいっぱいになってしまい、
現実のペンが止まった時間も長かった。
3. **映画を“ただ楽しむ時間”と“メモする時間”をきれいに分けること。**
観ている途中で、
「あ、これメモしたい」「この表情、あとで真似したい」って気持ちと、
「いや今はただ浸かりたい」って気持ちが、
ずっと引っ張り合いしていた。
結局、一時停止してメモして、
再生して……を何回かやって、
ちょっと落ち着かなかった。
---
### 障害とその分析
1. **“日曜日=有効活用しなきゃ”という謎プレッシャー。**
平日より時間がある分、
「宿題」「本」「映画」「台本」「英語」「生活ログ」って
詰め込みたくなってしまう。
そのせいで、
途中から「全部やらなきゃいけないタスク」みたいに感じて、
ソファでゴロゴロしてる自分を
ダメ扱いしそうになる。
でも、ちょっとゴロゴロするからこそ、
平日も動けるのでは?という気持ちもある。
2. **“将来の妄想”に持っていかれすぎるところ。**
『二人の季節』が映画化したら〜って妄想は、
正直めちゃくちゃ楽しい。
でも、そこでテンションが上がりすぎると、
現実の「今の一ページ」を書く気力が一瞬どこかに消える。
「夢見るのも大事だし、
目の前一行書くのも大事」ってバランスを
うまく取るのがむずい。
3. **“ちゃんとした感想”への未練。**
一行メモだけで終わらせたあとも、
頭のどこかで
「もっと賢そうなこと書けたんじゃない?」って
うるさい声が残る。
でも、“賢そうな感想”をねじり出すために
映画を観てるわけじゃないから、
そこはちょっとずつ手放したい。
---
### 明日以降の具体的な対策(小さな実験)
#### 1. 日曜日の「最低ライン」と「おまけライン」を分ける
* 日曜日は、
「絶対やること」と「できたらラッキーなこと」を分けて考える。
例)
・絶対ライン → 宿題/日記/体調メモ
・おまけライン → 台本/英語/読書
→ 今日は全部やろうとしすぎて、
途中で息切れしそうになったから、
来週の日曜日は“絶対ライン”だけ守れたら合格、
って発想にしてみる。
#### 2. 映画や本のメモは「後から一行だけ」にする日を作る
* 次に映画を観るときは、
観ている最中はメモしないで、
終わってから「今日の一言」だけ書くパターンを試す。
→ 「観ながらメモ」と「後からメモ」、
どっちが心地良いか、
自分の中で実験してみる。
#### 3. 「明日の自分への一行メッセージ」を続けてみる
* 今日の付箋みたいに、
寝る前に明日の自分に一行だけメッセージを書く。
例)
「水筒にお茶入れてけ」
「前髪いい感じだったらそれで勝ち」
「今日は“なんとかデー”でもOK」
→ 朝起きてそれを見ることで、
“昨日の自分とちょっとだけ一緒にいる感じ”がすれば、
それだけで一日が少しマシになりそう。
---
### 中期目標のメモ(変化なし)
① 理科・国語・英語を「土台科目」として、
週のうち三日はどれか一つに必ず触れる。
② 進路や将来の話題が出たとき、
「翻訳した一言」+「自分の本音一言」を返す。
今日は、
* ① → 国語(現代文のワーク)と英語(映画の曲タイトル)に触れたので、
土台科目ルールはちゃんと継続中。
* ② → 直接「進路トーク」はなかったけど、
『二人の季節』の映画化妄想と、
今のジャージ姿の自分を見比べて、
「じゃあ今日はプロフィール一人分書こう」って
具体的な一歩に落とし込めたのは、
将来の話を“翻訳”した動きに近いかもしれない。
---
### 繰り返しの意識
サーモンと鮭を食べて、
キャベツときゅうりを食べて、
お風呂上がりに保湿して、
日焼け止めを塗って、
三枚セットで写真を残して、
本と映画の差分を一行だけメモして、
『二人の季節』の子たちにも、
“全力ダッシュ禁止デー”をプレゼントして。
そうやって少しずつ積み重ねていったら、
写真の中の“広告姉妹バージョン”の私たちより、
ソファでオムライス食べながら笑ってる“日曜日姉妹バージョン”のほうが、
自分でも好きになれる日が来る気がする。
自己採点は、
“元気多めの元気デー”。
(“日曜日なのに、
そこそこ動けて、
ちゃんとゴロゴロもして、
アイコン写真も三枚分救済できた日”)
まだ、ノルマ感と仲良くなるのは下手だし、
将来の妄想に飲まれそうになることも多い。
でも、
「our own time(私たちの時間)」っていう言葉みたいに、
自分のペースで、
自分の時間の中で、
ちょっとずつ生活を積み重ねていけたらいい。
とりあえず今夜は、
さくらと一緒に撮った三枚目の“日曜日姉妹写真”を
もう一回見返してから寝る。
広告姉妹じゃないほうの私たちも、
普通にアリだな、って思えたから——
今日はこれで、よし。




