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リナの冒険ノート2  作者: リナ


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58/93

リナ、スマホの中の「わたし」と握手する

**20xx年5月11日(月曜日) 高校1年生**

**朝**


目が覚めた瞬間、足がやけに軽いことに気づいた。


(今日は……○寄り○+だな。ふつうよりちょい元気の日)


布団の中で、いつもの「体の様子チェック」。


・ふくらはぎ → 「階段ダッシュも、まあやろうと思えばいける」くらい

・下腹部 → 先週よりかなり静か。存在アピールは小声

・腰 → ふつう。寝返りサボり度一割

・頭 → ちゃんと目が覚めてる。意識も一緒に布団から出てきた感じ


(○/△/□で言うと今日は○。

 ○+/○−で言うと、○+寄り。元気多めの日ってことで)


ベッドから起き上がって、カレンダーを見る。


先週の『△/○−』の日のところには、

小さく『だるさ命名』って書き足してある。


(先週の私、よくあれで一日回したな……えらい)


今日の欄に、『○/○+』と書き込む。


(体調○、行動モード○+。

 “いつもよりちょっとだけ動ける日”ってラベル)


その横には、紙をマステで貼ってある。

先週の夜に作った、「○・△・□の日メニュー表」だ。


『○の日:35分×3セット(台本・進路・英語)

 △の日:30分×2〜3セット(台本+どれか一つ)

 □の日:日記+ストレッチだけ』


(今日は○寄り○+だけど、

 やるのは「○の日メニュー」まで。

 ○+サービス残業は禁止ってことで)


洗面所に向かって、鏡の前に立つ。

前髪をとかしていると、

右のほっぺに、うっすら小さいニキビの跡が残っているのが見えた。


(うわ、まだいる……)


指でそっと触れてから、

すぐやめる。


(ここいじると絶対悪化するやつ。

 “触らない”っていう忍耐の実験中なんだから)


リップクリームを塗りながら、

ふと鏡の中の自分と目が合った。


(十年後の私は、朝の顔見て何考えてるんだろ)


頭の中に、

通勤前っぽい大人の自分が浮かぶ。


パーカーにジャケットを羽織って、

片手にコーヒー、片手にスマホ。

鏡の前で、前髪をちょっとだけ整えて、

「まあこれが今日の顔ね」って感じで笑っている。


(フィルターなしの自分も、

 ちゃんと“今日のわたし”って受け入れられてたらいいな)


そう思いながら、

制服の襟を整えた。


---


**午前**


一時間目が終わった休み時間。

黒板の端に「今週、クラス写真撮影あり」と書かれている。


「え、今週?」

「髪の毛どうしよう」「前髪整えなきゃ」


教室がざわっとする。


(そういえば、クラス写真って

 “アルバム用のちゃんとしたやつ”だけじゃなくて、

 最近は文化祭パンフとかSNS用にも使われるんだっけ)


隣の席の子が、

ノートを閉じながら話しかけてきた。


「ねえ、今日のお昼さ、窓側で写真撮らない?

 “持久走おつかれ一週間後記念”みたいなやつ」


「何その中途半端な記念日」


「いいじゃん。先週の自分におつかれって言う会」


(その発想、ちょっと好き)


「じゃあ、

 “△の日の自分もよくやった記念写真”ってことで」


「なにそれ、急に深い」


笑い合っていると、

前の席から別の子が振り向いた。


「写真撮るならさ、今日ちゃんとメイクしとけばよかった〜

 私、今日ノーメイク寄りなんだけど?」


「寄りって何」


「ビューラーだけの日」


(その“だけ”のハードル、未だによくわかってないんだよな、私)


里奈はまだ、

休日にちょっとだけまつ毛を上げる、くらいの段階だ。

アイラインは、

YouTubeで見ては「こわっ」となって閉じる。


(でも、写真になるとやっぱり気になるんだよね、顔)


英語の教科書を開きながら、

机の端のペンで、紙切れに小さく書いた。


『仮タイトル:

 “写真だと急に『自分の顔』って他人事っぽくなる問題”』


(これ、あとでノートに貼ろ)


先週決めた「モヤモヤ仮タイトル」を、

今日はわりと自然に思いつけた。


---


**昼**


昼休み。

窓側の明るいところに、

机を三つくらい寄せて、

小さな撮影会が始まった。


「はい、じゃあまず普通のカメラで撮りまーす」


一人の子が、

スマホを横向きに構える。


「ちょっと待って前髪!

 あ、里奈そこ、もうちょいこっち寄って」


「はいはい」


四人で肩を寄せ合って、

画面を覗き込む。


(こうして並ぶと、

 自分だけ顔丸くない? とか、

 そういうこと考え始めると止まらなくなるんだよな……)


一枚撮って、

すぐチェックタイム。


「え、待って、私だけ半目なんだけど」

「秒で撮り直そ」


二枚目、三枚目。

だんだん顔が作り笑いになってくる。


「じゃあ次、フィルターありで撮ろ」

「盛れるやつ盛れるやつ〜」


スマホの画面が、

一気にふわっと明るくなる。

肌の色が均一になって、

目が少し大きくなるやつ。


「あ、これ盛れるわ」

「いや目デカすぎて別人なんよ」


里奈の顔も、

画面の中でいつもよりちょっとシュッとして、

ほっぺのニキビ跡もどこかへ消えた。


(……きれい、ではあるんだけど)


なんとなく、

さっき洗面所で見た顔と、

目の前の画面の顔が、

少しだけ違う生き物に見える。


「里奈、こっちのフィルターのほうが盛れてない?」


別の子が、

さらに輪郭が細くなるフィルターを選ぼうとする。


「あー……うん、たしかに細い」


「“たしかに細い”って何」


笑いながらも、

里奈の胸の中に、小さい違和感が残る。


(“盛れてる”って、

 “自分からどんどん離れていってる”って意味でもあるよね)


でも、

ここで空気を壊すのはイヤだ。


(今は“スマホの中の自分”タイムなんだし)


とりあえず、

一番ナチュラル目のフィルターを選んで、

「これくらいなら、まぁ」と心の中で折り合いをつけた。


数枚撮り終わって、

みんなで画面を覗き込みながら盛り上がる。


「こっちの里奈、なんか大人っぽくない?」

「え、どれ、見せて」


画面の中には、

さっきよりも少し伏し目がちで写った自分。


(……たしかに、

 ちょっとだけ“高校生の役をやってる女優”みたいに見えるかも)


「こういうの、

 『十年後のわたし(仮)』っていうキャプションつけて上げたい」


「それは盛りすぎ」


笑いながら、

一瞬だけ、頭の中に本物の十年後がよぎる。


仕事帰り、

エレベーターの鏡に映った自分が、

ふいに疲れた顔をしてて。

でもスマホを構えたとき、

「今日はこれでいっか」と素の顔で自撮りする、

そんな大人。


(加工アプリ一個も開かないで、

 “今日の顔”って言える大人になれたら、

 それはそれでかっこよくない?)


「里奈、何ボーッとしてんの」

「え、あ、ごめん」


慌ててお弁当に戻りながら、

さっきの小さな未来妄想を、

頭の片隅にそっとしまった。


(今日の“未来妄想→一歩”は、

 たぶんこの写真まわりから引っ張ってくるんだろうな)


---


**午後**


放課後、

教室を出る前に、

クラスのLINEに通知が来た。


『さっきの写真、これとこれ、どっち上げる?』


お昼に撮った何枚かが、

スタンプと一緒に送られてくる。


「この一枚目のほうが盛れてない?」


「でも二枚目のほうが里奈っぽくない?」


(“盛れてる”と“っぽい”は、

 いつも少しズレてる気がする)


みんながあーだこーだ言っている中で、

里奈は自分の写りを、

もう一度じっと見た。


一枚目は、

たしかに輪郭が細くて、目も大きい。

二枚目は、

笑い方がいつもの自分に近い。


(十年後の私が見て、「懐かしいな」って思うのは

 きっと二枚目のほうなんだろうな)


「私、二枚目がいいかな。

 “リアルにわたしたち”って感じで好き」


気づいたら、

口から本音がふっと出ていた。


「あ、なんかそれわかるかも」

「じゃあ二枚目にしよっか」


すんなり決まって、

ホッとする。


(盛れ度MAXじゃなくても、

 “っぽさ”を優先していいって、

 ちゃんと言えたの、たぶん初めてかも)


そのあと、

クラス写真の時間。

カメラマンさんの前で整列しながら、

さっきのグループ写真のことを思い出していた。


(アルバムの写真も、

 “盛れてるかどうか”より、

 “このときの私、こんな顔してたんだな”って

 あとで笑えたらそれでいい気がしてきた)


シャッター音が鳴る瞬間、

自然と口角が上がった。


---


**夕方〜夜**


帰りの電車。

窓の外がオレンジから紺色に変わっていく。


スマホを開くと、

お昼の写真がクラスLINEに正式に上がっていた。


キャプションは、

『持久走おつかれ一週間後記念』

スタンプが乱舞している。


「里奈、やっぱ大人っぽい〜」ってコメントがついていて、

ちょっとくすぐったくなる。


(“大人っぽい”って言われると照れるけど、

 実際すごい子どもっぽいこと考えてるんだよな)


ふと顔を上げると、

斜め前の席にスーツ姿の女性が座っていた。

髪はひとつに結んで、

マスクの上からでも、

なんとなく目元が優しいのがわかる。


その人は、

スマホを一度だけ見てから、

すぐにしまって、

文庫本を開いた。


(ああいう大人、なんかいいな)


スマホのカメラアプリで、

窓に映った自分の顔をそっと覗いてみる。


(今の私は、

 まだ“スマホと仲良くなってる途中の顔”って感じだな)


小さく笑ってから、

アプリを閉じた。


(十年後には、

 “スマホの中のわたし”と“鏡の中のわたし”が

 ちゃんと握手できてたらいいな)


そのために今日できる一歩を、

頭の中で考えながら、

電車を降りた。


---


家に帰って、

制服を脱いで部屋着に着替える。


机の前の壁には、

○・△・□メニュー表が貼ってある。


(今日は○/○+だから、

 ○の日メニューまで。

 ○+だからって増量しない)


スマホのタイマーを

「35分×3セット」にセットする。


一セット目は、『二人の季節』。


今日は、

主人公の女の子が友達と写真を撮って、

“フィルター盛れ顔”と“ふつうの顔”の間で迷うシーンを書く。


> 「どっちが“本当の私”なんだろうって、

>  たまにわからなくなるんです」

>

> 「どっちも“その日のあんた”なんじゃない?

>  フィルターかけたい日もあれば、

>  そのままでいい日もあるでしょ」


さっきの自分の会話を思い出しながら、

ちょっとだけ強めの友達キャラに言わせる。


(“フィルターかけたい日もあれば、そのままでいい日もある”は

 今日の自分へのメッセージでもあるな)


二セット目は、

進路ノートを少しだけ書き足す時間。


『将来、

 スマホや写真との付き合い方で

 自分をすり減らさない大人でいたい』


そう一行だけ書いて、

ページの端にスマホの小さい絵を描いた。


(三セット目は、土台科目タイム)


今日は英語の日。

でも、教科書を開く気分ではなかった。


ふと、

先週日記に書いた「置き換えOK実験」を思い出す。


(机に向かうのがしんどい日は、

 英語の歌を一曲だけ聞いてもいいってやつ)


スマホで、

前に誰かが教えてくれた洋楽を一曲再生する。

歌詞を見ながら、

ところどころ知っている単語に線を引いていく。


(これでも、“土台科目に触れる”にはカウントしていいんだよね、たぶん)


三セット目のタイマーが鳴ったとき、

壁の時計は二十一時四十五分を少し過ぎていた。


(○+の日だけど、

 ○メニューまででちゃんと止まれた。

 ここから「もう一セット!」ってやると、

 明日の私が文句言いに来るパターン)


未練を感じつつも、

あえてノートを閉じる。


ベッドに潜り込む前に、

日記ノートを開いた。


## 後書き


**日記**


**20xx年5月11日(月曜日) 高校1年生 田中里奈**


今日は、

「スマホの中の“盛れたわたし”と、

 鏡に映る“ふつうのわたし”の真ん中で、

 ちょっとだけ仲直りする練習をした日」だった。


---


### 今日できたこと


1. **お昼の写真で、“盛れ度”より“わたしたちっぽさ”を優先するって言えたこと。**

窓側で撮ったグループ写真を、

どのフィルターで上げるか迷っていたとき、

みんなは「こっちのほうが細く見える」「目がデカい」とか

盛れ度を比べていた。

その中で、「私は二枚目が好き。

“リアルにわたしたち”って感じがする」って、

いつもよりちょっとだけ本音寄りなことが言えた。

その一言がきっかけで、

実際に“盛れすぎてないほう”が採用されたのが嬉しかった。

これは、「翻訳+本音一言」の②目標に少し近い気がする。


2. **“モヤモヤ仮タイトル”を自然に使えたこと。**

午前中、

「写真だと急に自分の顔が他人事みたいに感じる」というモヤモヤを、

紙に『仮タイトル:写真だと急に「自分の顔」って他人事っぽくなる問題』と書けた。

そのおかげで、

ただもやもやして終わりじゃなくて、

「これはあとで『二人の季節』のネタになるかも」と

少しだけ前向きに変換できた。

実際、夜の台本タイムで写真のシーンを書くときに役に立った。


3. **○+の日なのに、“○メニューまで”で切り上げられたこと。**

今日は体調も気分もわりと良くて、

正直「もう一セットいけるかも」と思った。

でも、カレンダーの『○/○+』と、

壁に貼った「○の日メニュー」を見て、

「○+サービス残業禁止」という自分ルールを思い出した。

その結果、

台本・進路ノート・英語(歌)で三セットやって、

そこでちゃんと終了できた。

明日の自分の足と頭の残量を守れた気がするので、

これはちゃんと“できたこと”に入れていいと思う。


---


### 今日できなかったこと


1. **写真を撮っているときの「自分だけ顔丸くない?」モヤモヤを、誰かとちゃんと共有すること。**

グループ写真で並んだとき、

自分だけ顔が丸く見える気がして、

内心ちょっとへこんでいた。

でも、そこは笑いに変えたり、

「私太ったかも〜」って軽く言ってみたりする勇気も出ず、

ただ一人で心の中でぐるぐるして終わってしまった。


2. **“フィルターかけたい日もあれば、そのままでいい日もある”って、自分に向けて言い切ること。**

台本の中では、

友達キャラにそれっぽい台詞を言わせられたのに、

自分自身に対してはまだ、

「今日は盛らない日って決める」がうまくできない。

鏡を見て「まあこれでいっか」と思える日と、

「せめてアプリくらいは盛っときたい」と思う日があって、

その揺れをそのまま許すのがまだ怖い。


3. **英語にちゃんと集中すること。**

今日は「土台科目に触れる」の置き換えとして、

英語の歌を一曲だけ聞いて歌詞を眺めた。

やらないよりはマシだけど、

頭の中の半分は今日の写真のことを考えていて、

単語に線を引きながらも

集中はちょっと足りなかった。

「これで100%やった」とは言えない感じが残っている。


---


### 障害ハードルとその分析


1. **見た目のモヤモヤを口に出せなかった理由。**

「私だけ顔丸い気がする」とか、

「このフィルターだと誰かわかんないね」とか、

本音に近いことを言うと、

空気を重くしちゃいそうで怖い。

みんなが「盛れた〜!」ってテンション上がってるときに、

一人だけブレーキかける人になりたくない気持ちが強い。

それに、自分の見た目に自信がないって

正面から言うのは、

ある意味で告白より恥ずかしい。

だから、今日は「二枚目のほうが好き」くらいの

やわらかい本音で止めてしまった。


2. **自分に対して“フィルターなしでもいいよ”が言えない理由。**

「ありのままでいいよ」って言葉、

正直ちょっと重たい。

本当にありのままでいいなら、

ここまで頑張ってない、とか思ってしまう。

だから、「全部そのままでいい」と言うより、

「今日はこれくらいでいっか」とか、

「この角度なら好き」みたいな

部分的なOKを出すほうがまだ現実的に感じる。

でも、それをちゃんと自分に向けて言う練習が、

まだ足りてない。


3. **英語に集中できなかった理由。**

写真のこと、

クラスLINEのコメント、

電車で見たスーツの人……

頭の中に情報が多すぎて、

英語の歌詞が入る余白が少なかった。

○+の日で体力はあっても、

心のほうの容量は別問題なんだな、って実感した。

「体が元気=何でも詰め込める」と思ってしまう癖が、

まだ残っていると思う。


---


### 明日以降の具体的な対策(小さな実験)


#### 1. 「写真を撮る前に“3秒だけ自分チェック”」実験


* 誰かと写真を撮るとき、

カメラを向けられた瞬間に、

心の中で3秒だけ

「今日の自分、どんな感じ?」と自分に聞く。


* そのとき、

「今日の顔、案外悪くないじゃん」と思ったら、

フィルター薄めバージョンで撮る。


* 「今日はさすがにちょいツライ」と思ったら、

無理せず盛れるフィルターに頼る。


→ 「毎回絶対素顔!」とか

 「絶対盛らなきゃ!」じゃなくて、

 その日の自分と相談して決める感覚を育てたい。


#### 2. 「モヤモヤ仮タイトルを『二人の季節』に一個だけ持ち込む」実験


* 今日みたいに、

見た目とか言葉とかでモヤっとしたとき、

まず仮タイトルとして一行メモにする。


* 夜の台本タイムでは、

その中から一個だけ選んで、

『二人の季節』のどこかの台詞か状況に

ちょっとだけ混ぜる。


→ 一気に全部を消化しようとせず、

 一個ずつ物語の中に逃がしていく。


#### 3. 「土台科目の“置き換えメニュー”を具体的に決めておく」実験


* 英語・理科・国語それぞれに、

机に向かわなくてもできる置き換え案を

ノートに書いておく。


例)

英語 → 洋楽一曲+歌詞をざっと見る

理科 → 実験動画一本見る

国語 → 好きな小説を一ページ読む


* ○の日でも△の日でも、

その日の心の余裕を見て、

「今日は机」「今日は置き換え」のどちらかを選んでOKにする。


→ 「机に座れなかった=何もしてない」ではなく、

 「形を変えて続けた」と言えるようにしたい。


---


### 中期目標のメモ(今のところの二つ)


① 理科・国語・英語を「土台科目」として、

 週のうち三日はどれか一つに必ず触れる。


② 進路や将来の話題が出たとき、

 「翻訳した一言」+「自分の本音一言」を返す。

 (一回の会話で全部言えなくても、

  どちらか一つでも出せたら前進としてカウント)


今日は、


* ①について → 英語の歌を一曲聞いて、

 歌詞をざっと見て単語に線を引けたので、

 “置き換えメニュー”として○−くらいの達成。

 完璧ではないけど、「ゼロではない」を守れた。


* ②について → お昼の写真選びのときに、

 「二枚目のほうが“わたしたちっぽい”から好き」という本音を

 一言だけ乗せられたので、

 これは○寄りの△くらい。

 進路ノートと直接関係はないけど、

 “未来の自分の働き方や生き方”にもつながる感覚だった。


どちらも、「前よりちょっとマシ」くらい。

でも、目標を二つに絞っているおかげで、

日常の中で「あ、これ②に近いな」と気づきやすくなっている気がする。


---


### 繰り返しの意識


最近、「高校生なのに考えすぎじゃない?」って

自分で自分にツッコミたくなる瞬間が増えた。


進路ノート、体調の波、

○/△/□、○+/○−、

『二人の季節』の台本、

スマホの中の自分の顔。


たぶん、

ふつうに生きてるだけでもまあまあ忙しいのに、

そこに“考えること”を自分で足している。


でも、今日みたいに、


・○/△/□で一日のラベルを決めて

・スマホの写真でモヤったら仮タイトルにして

・夜は○の日メニューで止めて

・『二人の季節』にその日の一部を流してあげて

・日記で「できたこと」を三つ数えてみる


っていう流れをやってみると、

頭の中のごちゃごちゃが、

ちょっとだけ整頓される感じがした。


十年後、

鏡の前で「まあ、これが今日のわたしだね」って

素で笑えている大人になれているかどうかは、

正直まだ全然わからない。


でも、

そこに向かう途中の高校生として、

今日みたいな「スマホの中の自分と握手する練習」を

何回も繰り返していけば、

今よりは仲良くなれる気がする。


今日は、


「盛れた顔とふつうの顔の間で、

 ちょっとだけ“っぽいほう”を選べた高校生」


だった、ということにしておく。


自己採点は、

○と○+の間くらい。

(“まあまあ元気に、まあまあ自分を守れた日”)


完璧でもないし、

めちゃくちゃキラキラしてたわけでもない。


でも、

スマホの画面を閉じたあと、

「今日の自分、そこまで嫌いじゃないかも」と

少しだけ思えたから、

それだけで今日は十分、ってことにして寝る。


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