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353話 鍛練×3

「アベル様、おかげで洗脳が解けただよ。ありがとだよ。

 おいらは【十英雄】だけど、これからはアベル様の為に働くからよろしくだよ〜」


 君、そういうキャラだったんだ。


 俺の目の前にボサボサした髪型の男が立っている。

【十英雄】の一人。ラーデッシュ・コンサノである。


 背が高くその体つきはガッシリしている。

 だが、ゴリゴリでなく細マッチョと言っていいだろう。


 ナッ〇タイプではない、カカロッ〇、ベジー〇、ラディッ〇タイプという外見だね。


「アベルさんこの男は【七勇者】の敵です。

 魔神側である【十英雄】を名乗りましたよ。倒さなくていいんですか!?」


 俺の横で、ジョリオンがそんな発言をする。


 アンダルシアは彼女に説明してないんだろうか?




 いちいち口で言うのも面倒なので指パッチンする。

 これで、俺が知る【魔神】が【十英雄】へ向ける思いが二人に伝わったのだ。


 ラーデッシュは「おいらたちの運命を弄びやがって、イブナスのくそったれーーっ。

 いちいちカンに障るやろーだよ!!」と、いい怒りまくってた。


 俺はラーデッシュを見て感想を持った。

 穏やかな心を持ってれば、千年に一人現れる伝説の戦士へ覚醒できそうだなと、思ったのである。


「いいかげんにしろ……この……クズヤロウ…………!」


 怒りまくる前このようにつぶやいてたので、根がすごく深そうである。


 一方ジョリオンは穏やかだった。

 



 ただし純粋な怒りだがな。ただひたすらに【魔神】の抹殺を願ってた。


「今は無理ですが、私の力量(レベル)が【魔神】を倒せる射程距離内に入ったら。

 即、始末してやります!!」


 などとジョニ〇が"推定無罪"くんへ向けたセリフをはいている。


【魔神】からみんなと世界を守る。


『黄金の精神』をもちながら、この目的のために自分の手を汚すことを厭わない。

『漆黒の意志』を併せ持ってる発言だった。


 やれやれだわ。




 二人はあっという間に同志となり、お互いを仲間と認めあう握手を交わすのだ。


 ジョリオンは、ラーデッシュの怒りと立場を理解できたし。


 ラーデッシュは、ジョリオンが俺に出会うまでしてきた旅の苦労がわかったことにより、わだかまりをなくしたのである。




 握手を見ているシャッテンと、オージ

は肩の力を抜いた様子だった。


「逆上しタイセイ様に危害を加えないかと、心の中でヒヤヒヤしてましたよ。

 タイセイ様。それではラーデッシュはツェーンヘルトのほうで引き取ります」

「ジョリオンは俺たち【七勇者】と一緒に来てもらうぜ。

 アベル先生からしっかり、鍛えるよう言われてるんだ。

 ですよね先生?」


「二人とも今のレベルでは足手まといになるからね。

 シャッテンは、ラーデッシュ。

 オージは、ジョリオンの鍛練を頼むよ。

 シャッテンは忙しいだろうから、トーマを活用して。

 あいつ今月はサボリが多いからね。

 給料分はしっかり、働かさないといけないぜ!」


「「かしこまりました我が君/アベル先生、承知しました」」


 シャッテンたちは返事よく二人を連れ、部屋から出て行った。


 これによりジョリオンと、ラーデッシュのレベルは仲間達に追いつくだろう。


 さて、俺はどうするかというと───。



─────────────────────



『レッドシュリンプ亭』4号店のカフェテラスに【神越えの七帝】とプラス1が座っている。

 いやサタナを入れてプラス2になるのか。

 合計9名である。


「うまぁい。冥界より地上の方がご飯も飲み物もずっとうまいのじゃ!!」

「そうじゃろぅ。抹茶ラテも美味いのじゃ。 

 わしの奢りじゃからナハトよ。味わってみやぃ」


 カフェラテを口にふくんだナハトが腕をバタバタさせ「んんぅーーっ!」と、喜んでる。


 アーガシアはウマが最初からあうからなのか。

 上機嫌で抹茶ラテを注文してあげている。


 お手々を頑張って上げてる。

 可愛いなぁ。


「ばばあは茶飲み友達ができて、うれしそうにゃ。ニャアも嬉しいにゃあん」

「僕はお爺様が戦ったときみたく。

 ナハトちゃんとばあちゃんが戦闘になるかと思って、ドキドキしたよ」


「アーガシアは、ナハトに対する恨みがまったくないからな。

 ミラルカが思うようなことにはならないさ。大丈夫だよ」


 ニャハルは、アーガシアと仲がいいのでどこか嬉しそうだ。


 ミラルカは心配したと言ってるけど、サタナが言うように。アーガシアは、ナハトに対する恨みがないのでケンカする理由がないのである。


 俺が愛するアーガシアは理知的な女性なのだ。

 見た目が幼女であってもだ。




「姉者が朕達を集めた理由はお茶をするためなのか!?」

「ニンフェディーネの言う通りです。アベルさんのすることなので理由があると思いますが、教えていただけませんか?」


 妖六郎はともかく……さすがは、レムだぜ…………。

 俺まで目的を忘れ、お茶会に没頭するところだった。

 危なかったぜ。


「おいしいおいしい」と、ケーキにパクつくシャーリーは幸せそうなのでおいとこう。


「みんなも国を持つ王として忙しい身だけど。【魔神】との(きた)る最終決戦に向けナハトの鍛練を頼みたい。

 姉のサタナが3,000万レベルになれたことから、ナハトも同レベルへ到達できる計算が高いんだ。

 この鍛練は他の仲間には無理だからね。

【神越え】級の相手は、俺たちにしかできない」


 俺の言葉を聞きみんなの氣持ちが昂るのがわかる。

 普段抑えている戦闘本能が刺激され、とても喜んでるのだ。


"オラわくわくすっぞ"と、いうやつである。




 カラァ~……ン……。と、フォークの音が鳴った。


「アベル君。最初は私が行く。

 ケーキはお腹いっぱい食べたから、もういいや。

他のデザート(ナハトと戦闘)が食べたい」

「最初の相手は【人帝シャーリー】か。よろしくなのじゃ」


 シャーリーとナハト。お互いに自分が負けることなど少しも頭にないんだろう。


 二人は同時に微笑むのだった。

恒例となった。『新しい仲間を鍛える』をしております。

三人のレベルの変化は次話で判明します。

ナハトは冥界編他もう少しだけエピソードがありますのでお楽しみ下さい。〈※:楽しんでいただけたら嬉しいです〉


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