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352話 親衛隊兼、奴隷都市統括ナハト

 俺は新たな仲間。

 冥界王ナハト、ゴーシュ、ドロワット、【十英雄】のラーデッシュを連れ、仲間達とともに地上に帰還する。


 ルーにあらかじめ連絡を取っており、行く時と違い帰りは〈転移〉で帰ってくることができた。


 ルーの方で座標の設定。

 半精神体から元の体に戻す調整やら、全部してもらえたからすごく楽だった。




 トウ・ダーラに突然、特殊な〈転移〉が開いたというのに。

 俺が平行世界、未来世界、いろいろな場所へ行った経験からなのか。


 みんなが普通にお迎えしてくれる。


「「タイセイ様おかえりなさーい」」


 これで、すむのが正直すごいと思う。

 少しの珍しさじゃ動じなくなってるようだ。


 仲間たちの心が強くなったと考えれば、いいことかもしれない。


「我が君お帰りなさいませ。ソンクウ様が送ってこられた、ジョリオン殿は旅の疲れが出たみたいです。

 個室で今は眠っておられます」


 アンダルシアに抱きしめられ「わぷ」と喉から声が出る。

 その豊満な胸に顔が埋まったせいなのだ。


 そっ、それより! ()()()()()()()()()だってぇ!?

 つまり体内の魔素……ゲホンゲホン…………。

゛体内の魔力残量が一定値を割り込んだため起きる゛『低位活動状態(スリープモード)』というやつかい!?


 アベルよ、落ち着け! 偉大なる魔王(リム〇)陛下がいるわけではないのだ。


 そもそも違う世界なんだから、『名付け』による魔素を与えたわけじゃないんだから。


 期待せずに…寝ている姿を拝見しよう………。


……

………

…………。チッ。


 まん丸ボディーがへにゃっとしてる姿を期待していた。

 俺のこの想像は見事に打ち砕かれる。


 この世界のスライムは粘性のどろどろした姿ではなく。かといって、まん丸のプルプルボディーでもない。


 ムンドモンドのスライムは箱型なのだ。




 ベッドの上に角が取れた黒い正方形が置かれている。

 スゥスゥと上部に空気の流れを感じる事から、あおむけで寝ているみたいだった。


 スライムの体で呼吸をするとは器用な娘だ。


【魔神】のジャミングのせいで終わらない旅を続けてきたのだ。疲れがすごくたまってることだろう。


 起きればアベルに協力し、【魔神】を討つ新たな戦いが待っている。


 今はお休みジョリオン。

 俺はあんたの力を頼りにしてるぜ。




 それにしても、ずっと旅をしてたなんて。

『世界中を旅してまわること』が夢である俺からすると、うらやましい妨害を受けてたんだね。


 そんな風に思ったらダメな場面だよね。

 俺は自分を強く戒めるのだった。


─────────────────────


「アベル、注文通りに『冥界直通ゲート』を造りましたよ。

 ですが、奇妙な筒状にして本当によかったんですか?」


 ルーに頼んでた移動門(ゲート)ができたようだ。



・ルーからすれば馴染みがないようだが。

 円筒状で地下。もしくは、今いる場所とは違う世界をつなげるものなのだ。

 ようするに配管工兄弟(マリ◯ブラザーズ)に出てくる土管である。

 

 色はもちろん緑だ。


・他に64仕様で地面から生えてくる大砲に入り空中に打ち込む

 →空中に座標固定した『冥界直通ゲート』を通り冥界へ行く。というアイデアも考えた。


 ルーのやつから「ややこしいギミックですね。却下します」と、いわれ断念することになった。

 大変、遺憾である。


 そのため『アベル専用。冥界行き大砲』のたった()()()()()()()()()()()()()()のだ。



「アベルがどうしてもと言うなら…………っ。つ、造ってあげないこともないですけど」


 ルーが顔を赤くしてそう述べた。

 いやぁ何でもいってみるもんだね。

 俺はそう思うのだった。




 お次はナハトの処遇だ。


「「サタナが縮んでる。冥界で何があったんだ!?」」


 ナハトの外見がサタナにそっくりなため、俺の仲間たちは驚いたみたいだ。


「僕ならこっちにいるぞ」


 サタナの姿を見て仲間たちが「この国は何でも起きるんだな」とか「まぁ、魔王からしてデタラメですもんね」などと、失礼なことをいってた。


 俺は怒らず冷静にナハトの紹介をすませる。


 俺が逆の立場なら、みんなと同じ感想を持つことだし、怒るほどでもないだろう。


 役職は魔王()の親衛隊に入れて自由に動いてもらう遊撃隊としよう。


 右にサタナ、左にナハト。


 戦闘面はこの布陣により。ますます強化されたことになるのだ。




 その後、俺はナハトを五大奴隷都市の統括に就任させる。()()とは彼女の事だったのだ。


「僕の采配で自由に裁いてかまわんのじゃろぅ? なら、死罪となる犯罪者は悪魔達が憑依する素材に使わせてもらうのじゃ。

゛ドロワットとゴーシュの餌゛がこれで足りるのじゃ」


 前半は賛成だけど。後半はどうかな?

 なんか物騒なワードが出てるけど。


 まぁ、ナハトに任せた以上、アレコレ口出しするつもりもない。

 好きにやるさ。


 俺は腕にしがみつく小さな側近を見つつ、そんなことを思うのだった。

数話かけて冥界編のその後を書きます。まずはトウ・ダーラと冥界を繋ぐゲート。それとナハトについてです。

ナハトは現在3万レベルですが、サタナ並みに強くなります。レベルも3千万になり、未来では魔王の『左腕』と呼ばれる側近になるのです。


フリー◯様の左右を固める側近はやっぱり必要です。


  面白かった次も読みたいと思われた読者さま


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