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350話 分身殺法アベルシャドウ

〈結界〉を張るため動けなくなってる俺に向かって、たくさんの【原始魔族】が迫る。


 その中に、指揮を執っていたラーデッシュが混じっていた。


 今が絶好の勝機とでも判断したんだろう。


【魔神】に操られていても戦闘本能が刺激されたせいなのか?

 ラーデッシュの顔が無表情から笑顔へと変化していた。


「【原始魔族】は僕達が排除するのじゃ!」

「アベル君、大丈夫だよね」


「こいつを倒して【原始魔族】はすべて片づけたのじゃ。

 先頭がラーデッシュに変わったのじゃ。アベル、こちらは指示通りに済ませた。

 後は任せるのじゃ!!」


 俺は〈念話〉でナハト、シャーリー、ルーナの三人に【原始魔族】のみを倒すよう、指示を出した。


 ラーデッシュは臆することなく、そして【原始魔族】がやられたことを氣にも止めず、こちらに突進を続ける。


 ナハト、シャーリー、ルーナへ攻撃するがあっさり避けられ、遠くに逃げられる。


 彼女たちは役目を終えたのだ。


 後は俺がこいつを倒すことを遠くから見守るだけである。


「俺は読みあいで負けたことがないんだよ。カードーゲームの話だけど……戦闘においてもね…………」


 ラーデッシュはこのつぶやきなど氣にもせず、攻撃を繰り出した。


「グルルルゥ。じねぃユウシャあべるぅゥウウウーーー!!!」


【魔神】の操り人形と化しているんだ。

 まともな判断力など持ち合わせていないんだろう。


 命取りと言えるぜ。


「違うね。死ぬのはこれから俺の力を見る、お前の方だな───。

『動 く な!!!!』」


 不動金縛り。

『定身の術』をかけられラーデッシュは動けなくなる。


 俺はすぐさま足を使った「ク〇ス延髄」とラリアートで首を挟み込む大技。

「ク〇スボンバー」という、ふたつの技をやつに向けぶちかましてやった。



・ラーデッシュをギリギリまで引きつけて金縛りを掛ける

→『身外身の術』で生み出した分身を使い攻撃する。

 やつの攻撃は分身殺法ゴッドシャド◯で避けまくる!



 本体が動けなくても、俺には分身術があるのだ。

 ネタは単純だが効果はあったろう。


 証拠にこいつは大ダメージを負って地面に這いつくばってる。

 と言っても、戦闘不能ではないため、俺は少しも攻撃の手を緩めない。


 分身を作り攻撃するのだ。ここは分身を使った技を活用しようと思う。




 天津〇の四身の拳で四人になり、

 ボー・ブランシ◯の「分◯烈風拳」を使って攻撃。

 男塾死天〇の一人。卍〇先輩の「五つ身分身」攻撃からの、ジェミニの「スパイラルエイト〈※:八つ身分身、でも本当は~〉」で八人攻撃をラーデッシュにお見舞いする。


 仕上げだぜ!


「ジ ン ジャ〜・アップル~。アベル! 二千連弾!!」

「ぐはぁ!!!」


 最後は七代目火〇の代名詞と言える多重影分身を使った、大人数攻撃で終わらせた。

 今度は足も使って四千連弾したいとこだ。




「絶対敵に回したくないよぅ」

「あの人何で【神越えの七帝】の括りなんです? 僕達とアベルさんでは、次元が違いすぎます。すごい…………」


 他の【原始魔族】を片づけたらしい。

 遠くにいるミラルカとレムがそんな感想を零している。


 ふむ。敵は全滅させたみたいだね。


 エリジウムを包囲した【原始魔族】は地面に倒れて動かなくなってる。

 あとは───。




「あとはマスターが〈結界〉で防いでるイブナスの攻撃を止めさせれば、この戦争が終わるな。僕とマスターの二人なら【大権】を使用した攻撃の出力を上回るだろう」


 俺から一番遠くにいるサタナが空間から現れる。

 戦闘中なので〈転移〉は出来ないが、

 アベルの『使い魔』なら契約の効果により、主がいる周りの空間を通って出入りが自由なのだ。


 俺は「サタナの氣持ちだけ、いただいとくよ。【魔神】にはこっちの方が屈辱を感じるだろうからね」


 断りを入れ自分の力だけでイブナスの攻撃を解除する。


 アルヴェール・マントの権能を使い、俺のパラメーターを上昇させたのだ。




 俺の力では〈結界〉が重くて動けない状態だったが。

 マントを使うことにより俺のパラメータに『イフマイータの血族』の全パラメータが加算されるのである。


 超サイ◯人どころではない。

 いきなり超サイ◯人3に、段飛ばしで変身したようなものだ。


 上空からドサッと尻もちをつく音が聞こえた。【魔神】がバランスを崩したのだ。


 イブナスめ想定外のことが起きて、慌てていやがるぜ。


「貴様は必ず! 私とバルケスティのものになる。この事実を忘れるなアベルッ!!」

「あんたこそ、人類根絶なんて馬鹿な夢は捨てて、バルケスティ様をお助けしなよ。

……氣配が去ったかい…………」


 それにしても幼稚というか、なんというか。

 イブナスは俺にアイテム使用とはいえ、やられた事実が氣に入らなかったらしい。


 この戦場からいなくなったことは確実だが置き土産を残していった。




 そう。倒したはずのラーデッシュ、おまけに【原始魔族】の軍勢が復活している。


 俺に同じ手段は通じない。


 【魔神】は、それがわからぬほど馬鹿ではない筈なんだが?

アベルは動けないと見せて、実はアルヴェール・マントを使いいつでも動けました。


動けないよう見せたのはラーディッシュを誘い込むためです。

アベルが動けないと思う、ラーディッシュは攻撃が単調となりその隙を突かれ敗北しました。


アベルの読み勝ち。作戦勝ちになります。


  面白かった次も読みたいと思われた読者さま


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