第2話〜アギナルド〜
大変遅くなりました第2話...すいませんT^T
引き続きよろしくお願いします!
シュヴァンツ家の次男アギナルドが生まれた次の日の朝
空は透き通り、風も心地よく
人々は口々に「いい朝だ」と言った
もちろんここも例外では無かった
「ん〜〜っ!いい朝だな!」
この家の主アヴァロンは窓を開け伸びをした。
「ほんと、とても心地いいですわね」
妻のミリエルもベッドから身体を起こしながら言った
「おはようリル。身体は平気か??どこか悪いところはないか???」
「おはようございます。ええ、大丈夫ですわ」
と微笑み合いキスをした
ちょうどその時かごの中の赤ん坊がモゾモゾと動き出した。
「あらっ、起こしちゃったかしらね」
と微笑み立ち上がろうとしたが
「よいっ!俺が行くからそこで待っておいてくれ」
と言われたため礼を言った
「ほぉらアギっおとーさまだぞぉっ♪」
ニコニコしながらかごを覗くとそこには目を開け、シルクの布の中で手足を動かしているアギナルドが居た。
「リ、リル....この子は...」
「ど、どうされたのですかっ??」
「な、なんて....」
「な、なんて??」
「なぁんて可愛いのだ...ほらっ見てみろこの眼。透き通る海のようだっ」
「は、はぁ...」
アヴァロンの溺愛ぶりにミリエルはため息をつく、だが息子を可愛がる夫の姿が嬉しくもあった
その時
コンコンコンッ
と使用人を示すノックが鳴った
「入れ」
そうアヴァロンが言うと
執事長のマートが入ってきた
「おはようございます旦那様、奥様。それからアギナルド様」
といい軽く礼をとった
「ああ、おはよう」
「おはようございますマート」
といい夫婦は微笑み返した
「申し訳ございませぬが旦那様、お客様でございます」
「本当か!リル、アギを頼むな。お前も無理するなよ?」
「わかりましたわ。いってらっしゃいヴァン」
と言う愛する妻から愛称で呼ばれるプラス笑顔で分かりやすく陽気になったアヴァロンは
「さ!マートっ!行くかっ♪」
と言い元気に部屋を出て行ったのである。
その後ろ姿をみたミリエルは
「ふふっ♪貴方のお父様は本当に面白い人ね」
と自分を見つめる息子にとても穏やかな笑顔で言った
「それにしても、貴方はジーンやエリーの様に泣かないのね??どうしてかしら??どこか悪かったりしては大変ですわ!」
泣かない我が子はもしかしたら何か病気なのでは無いかと焦り、我が子を抱き、部屋を出てトトの元へと急いだ。
バンッと年配の侍女達の部屋を開けた
「「お、奥様?!」」
「どうされたのですか?!」
「お身体に異常が?!」
「アギナルド様になにか?!」
と3人の侍女達が一斉に喋った
「ち、ちがうの!アギが泣かないものだから、何か病気ではないのかと心配になってしまったのです」
といい美しい銀の長い髪を片手で耳にかけまたアギを両手で抱いた
その様なミリエルの姿に侍女達は顔をほころばせた。
「奥様。大丈夫でございます。産まれてすぐ泣かないお子はおられるのです。アギナルド様もじきにお腹が空くでしょう。お腹が空かれたらきっとお泣きになるでしょうから安心してくださいませ!」
と子供達のお世話係のトトが微笑みながら言った
「そうなのですね...よかった..アギ..」
安堵の息を漏らしながらアギナルドの頬を撫でた
「奥様、本日のお客様がどなたかお聞きに?」
と最年長の侍女が聞いた
「い、いえ、ヴァンも私も先ほど起きたので知らないわ」
「おそらく奥様もお呼ばれになると思いますので支度いたしましょう。アギナルド様はトトが見ておりますゆえ、さ、参りましょう!」
「そうなのね。トト、他の2人のことも頼みました。アギが泣いたら呼んでくださいね」
と母親の顔をみせ、最年長の侍女と出て行った
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