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DIFFER WORLD〜世界の終わり、そして始まり〜  作者: RITA
第1章〜生を持ったもの〜
3/3

第3話〜義兄上様〜

大変遅くなりました笑

ミリエルが部屋を出ると


「奥様。まずはお着替えを」


と侍女が急かした


「え、ええ。」


何故そんなに急ぐのか全くわからないミリエルはとりあえず急かす侍女に付いていき、公務用ドレスへ着替え髪をセットされ、されるがままだった。


(こんな朝早くから何故こんなに急ぐのかしら??)


そんなこんなで準備は終わり、応接室へと向かった。

そして侍女が


コンコンコンッ


と3回ドアをノックすると中から入るようにというアヴァロンの声がした

その合図でミリエルが中に入るとそこにはミリエルと同じ髪色で威厳のある整った顔立ちの人物がいた


「お、お兄様?!?!」


ミリエルはあまりの驚きに大きな声を出してしまった


「おお。リル!元気そうではないか!」

「何をしていますの??何故ここに??」


兄の言葉など聞かずに疑問ばかりをぶつけた。

その様子を見たアヴァロンは


「出産を終えたお前のことを案じて来てくださったのだぞ?義兄上は。そうでございますよね?義兄上様?」


とニヤニヤとしながら言った


「おいヴァン。全くお前ってやつはつくづく礼儀と言うものを知らないや「そんなことよりも」」


と兄の言葉なんてまるで聞いていないというようにミリエルは割り込んだ


「そんなことよりも、なぜ一国の王ともある人がこんなに朝早くにいらっしゃるの??」


と若干(ある意味極上に)微笑みながら兄へと近づいた


「か、可愛い甥の姿を早く見たかったのだ!」


とジリジリと後退りしながら兄はいった


「まーいいじゃないかリル。エドも忙しい中、朝からわざわざ来てくれたんだ。むしろお礼でもしなければならない。な?エド」


というとアヴァロンは2人をみて美しく微笑んだ。


「そ、そうですわね。エド兄様、いえ、エドワード王。ありがとうございます」


とアヴァロンの笑顔に弱いミリエルは兄へ礼をした


「ヴァン、お前は詐欺師かまったく...。お前のその笑顔でどれだけの女が落ちてきたか...(ボソッ「なにか?」」


とさらに美しい笑顔で言った


「どれほど地獄耳なのだ...それよりも、可愛い甥を早く見たいのだが?」

「恐れながら、我が子を王になんてみせるわけがないではないですか。変態。」


サラッと毒を吐きながら美しい笑顔でいるアヴァロンは本当に腹黒い


「お前のその悪を見破れない女共は可哀想だな。」

「ほう、確かにその通りで」


この男はどこまでも美しく腹黒い


「...まったく、わかったからそろそろ甥の姿を見せてくれ、流石に城へ帰らなくてはならない」


少しエドワード王がキリッとした瞬間


ホギャア


愛らしい泣き声が3人のいる応接室の前から聴こえてきた

それと同時にコンコンコンコンッと子守のトトのノックが響いた


「ご歓談中失礼いたします。子守侍女トトにございます。奥様、アギナルド坊っちゃまがお腹を空かせておられます。授乳の方を」


と言った


「あら!本当に泣いてくれたわっ。良かった..トト、こちらへ」


と言うとトトは目線を下げたままミリエルにアギを委ねると礼をし去った


ホギャア


「あらあらっ、ごめんねぇ、お腹空いてしまったわね〜」


母親らしい顔付きで顔を綻ばせてアギの頭を優しく撫でた

アヴァロンとエドワード王は一斉にアギを覗き込んだ


エド「なっ?!」


そんな情けない声に対しアヴァロンはニヤニヤしながらドヤ顔を決めていた

硬直した顔が見事に崩れデレっとした顔のエドワード


「ヴァン...貴様が見せたがらない理由が少し..うむ。納得せざるを得ぬではないか..」






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