出会い方デザインパターン集 ~出会い方を、ITエンジニアらしくデザインパターンにしてみました!~
以前、あるラブコメを読んだ時、
この出会い方、この絡み方、この人間関係の増え方……
に強烈な既視感を覚えました。
「昔のラブコメで散々見たパターンだ!」
というノスタルジーです。
最初は単なる感想だったのですが、考えてみるとこれってITにおけるデザインパターンに近い気がします。
キャラ属性(ツンデレ、ヤンデレ、幼馴染など)ではなく、
人間関係をどう作るのか
のパターンです。
ということで、ITエンジニアっぽく整理してみました。
パターン1 役割配置パターン
別名:関係性立ち上げファサード
概要
先に役割を配置し、その後イベントで接続することで人間関係を立ち上げるパターン。
登場役割
読者代理主人公
高ステータスヒロイン
別軸ヒロイン
友人枠
当て馬
トラブル発生装置
やること
主人公とヒロインを強制接続
共有秘密や共有問題を作る
友人を介してコミュニティ化
第三者で関係を可視化
イベントで接触回数を増やす
効果
好感度ではなく、
関係密度が上がる。
代表例
うる星やつら
らんま1/2
ニセコイ
学園ラブコメ全般
パターン2 共犯化パターン
概要
秘密や失敗の共有によって、一気に距離を縮めるパターン。
例
着替えを見てしまった
一緒に嘘をつく
事故を隠す
共通の敵ができる
効果
信頼関係を作る前に、
運命共同体が成立する。
パターン3 潜在適合爆発パターン
概要
表面上は全然合わないのに、
実は内側の癖や価値観が一致していたパターン。
例
同じ推しを応援していた
同じトラウマを持っていた
同じ変態だった
同じ使命感を持っていた
効果
関係性が「発生」ではなく、
発見になる。
個人的にはかなり好き。
パターン4 欠落補完パターン
概要
お互いの足りない部分を埋め合うことで成立する関係。
例
天才と凡人
理想主義者と現実主義者
行動派と参謀
効果
関係そのものがドラマになる。銀河英雄伝説も近い気がする。ラインハルトだけでは物語にならない。ヤンという異なる背景と価値観を持つ存在がいることでドラマになる。どっちも現実主義者だけど対立構造をもたらせる背景を持ち込むことで、物語として完成する。どっちかだけだと、時事の語りになりそうなときに、そうだ!真逆の背景を持ったやつを持ち込めば、熱い!!!
パターン5 救済装置パターン
別名:神の救済処置
概要
物語上、どうしても必要な機能を持った人物が現れるパターン。
例
情報担当
理解者
ヒーラー
通訳者
注意点
便利ですが、
雑に使うと「ご都合主義」と呼ばれます。ドラえもんはご都合じゃない、いやご都合だけどそれを超えた魂に響く教えが含まれています。あれこそ、ご都合の皮を被った、真のエンタメ。ほんと天才ですよ。
ここから先は関係性の再起動
物語が進むと、
人間関係は一通り出揃います。
すると今度は、
関係を増やすのではなく更新する
必要が出てきます。
パターン6 役割重複パターン
例
親友だったけどライバルでもあった
師匠だったけど宿敵でもあった
効果
既存キャラだけで新しいドラマが作れる。様な気がしたけど、つまり、マダラと柱間、あの因果と因縁のつくりかた、神憑りというより神威の顕現です。
パターン7 役割欠損パターン
例
親友がいない
保護者ポジションがいない
教師が機能しない
効果
不足した役割の圧力が他キャラへ集中する。つまり復活!もしくは、旧キャラ覚醒を演出可能、あれ?クリリン?いや違う、悟飯だwww
パターン8 過去埋設パターン
例
幼馴染
元相棒
昔助けられた
効果
今から作れない関係を過去に作っておける。これって、あれだろ?ジュウザだろ?ユリアの兄貴の、いや、ヒュウガじゃね?あれもユリアの兄貴だったよな
創作界のタイムマシン。
パターン9 関係再定義パターン
例
憧れ → 恋愛
恩人 → 仇
ライバル → 同志
効果
新キャラを出さなくても物語を動かせる。
例えばDBならピッコロ。
敵だったのに仲間になる。
いやベジータもそうか。
というかDBは関係再定義の宝庫だな……改めて見ると、とんでもない設計だと思う。
うん、ピッコロだ、わははは、ピッコロだよ、いやほんとベジータだろ?もしかして、ビルス様もか?
パターン10 新規系統投入パターン
例
転校生
他校生
家族
社会人
効果
固定化した関係をかき混ぜられる。西尾維新先生大好きです。ぶっ飛んだキャラをいっぱいぶっこんでください!
強い。
あとがき
普通の創作論は、
ツンデレ
ヤンデレ
幼馴染
みたいな属性を語ります。
でも、私が気になったのはそこではありません。
気になったのは、
この出会い方、この絡み方、この人間関係の増え方
です。
つまり、
キャラが何者かではなく、どう繋がるか。
この視点で見ていると、昔のラブコメや人気作品が妙に同じ構造で動いているのが見えてきます。
まだ試案ですが、これも一種の「創作デザインパターン集」なのかもしれません。個人的には「幼馴染パターン」より「共犯化パターン」の方が再利用性が高い気がしています(笑)。




