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永崎 楓
今日から調査隊員か…。
永崎 楓は門を前にして深呼吸をした。
楓の親友は地震の折瓦礫の下より発見された。
当初、天災の前にただ悲嘆に暮れていたが、徐々に懐疑的なムードが高まり調査隊の編成の知らせが届いた。
もし親友の死に何者かの干渉があったとしたら、それが神であれ宇宙人であれ顔を見たいと思った。
顔を見て復讐を遂げるのか、理由を問いただすのか、楓自身肚は決まっていなかったがとにかくなにかがしたかったのだ。
幸い離れて暮らす家族は無事だったが、調査隊への応募の件は伝えなかった。
親友を喪った痛みは残るが、目的への意識が楓を生来の明るい性格へと立ち戻らせた。
そして今調査隊詰所を前にして少しの不安を呼吸とともに吐き出し門を開けるのだった。




