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謎の一団
「人がいる…」
様子を伺っていた楓が振り返り言った。
「人…他のチームか?」
「ううん、あんな人達はいなかったと思う。
それに3人だし。」
「外部の人間か?いずれにせよ放ってはおけないな。
永崎、岩手、一緒に来てくれ。
輸送班はここで待機しててくれ。」
昴と楓は頷き顕人に続いた。
そして前方の3人組に声をかけた。
「そこの3人、ちょっと止まってくれ。」
3人組はこちらを振り返り身構えた。
「くそっ!政府の連中か!?」
一番体の大きい男が苦々しげに言った。
その反応を見て顕人の答えが出た。
「やはり外部の人間か。
ここで何をしている。」
「お前らに答える義理はない。」
「ない事もないだろう。
一応ここは政府の管轄で調査してる土地だからな。」
「その政府なんざマトモに機能してねぇじゃねえか」
「確かに満足に機能してるとは言い難い状態だが、だからといって“はい、そうですか”とも言えないもんでな。
悪いけど俺たちと一緒に来てもらうよ。」
「俺たちこそ“はい、そうですか”とは言えねえなぁ。
押し問答に興味はねえ、やるぞお前ら!」
「まぁ、こんなところに勝手に入ってくるような奴らだし、そうなるよなぁ。」
顕人はため息をついた。
そして後ろの2人に言った。
「永崎、岩手、油断はするな!けど絶対に殺すなよ!」
ダンジョンにおける初の対人間戦がこうして始まった。




