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東京ダンジョン  作者: ルーデル
2章
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遭遇


地下3階に到達後程なくして顕人は違和感を感じた。


顕人達は自分たちが1度目の調査で通った道をそのまま通っているのだが、自分たちが宿泊したポイントとは別の場所で微量だが食物のカスらしきものや繊維痕らしきものをたまにみかけた。


この時は他のチームが帰りに通ったのかもしれないし、自分たちの痕跡が風に乗って飛んだのかもしれないと考え深く追求する事もなかった。



そして邂逅は詰所設営地点を目前にして起こった。



「ストップ。」


先頭を歩いていた顕人が後に続く面々に声をかけた。


「ここを少し曲がったところに恐らく何かいる。」


これまでモンスターとの遭遇はなかったため一行に緊張が走った。


顕人に続き楓と昴が前に出る。



「足音がいくつか聞こえるね。」


楓が耳を傾けて囁いた。


「ゴブリンやリザードマンとは違いそうな気がするが、先手を打つか?」


昴の提案に顕人は


「そうだな、相手がわからない以上全力で当たろう。

永崎、先駆けは頼む。」




これまでと変わらぬ起用に内心歓喜した楓は角から先の様子を伺った。



「え?」


様子を伺った楓は目を丸くした。




そこに3人の人間がこちらを背にして歩いていたからだ。

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