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東京ダンジョン  作者: ルーデル
2章
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レオパルド


楓渾身の謝罪を受けた顕人曰く。


「なんか別に不思議に思わなかった。

女だと知ってた訳でもないんだけど女っぽいしそう言われればそうなんだろう」



口が閉まらない楓を前に顕人は続ける。


「その強さ、男だろうと女だろうと関係ないよ。

寧ろ女であるゆえに強さにコンプレックス持たれたら永崎より弱い男の俺たちの立つ瀬がなくなる。」



「け、決してそんなつもりじゃ…」



「つまりそういうことだよ、岩手にも多分言われてるんだろうけど、永崎は強い、そして俺たちは助けられてる。

責める理由なんてないさ。」



それを聞いていた昴は頷いた。



楓はずっと張っていた肩肘から憑き物が落ちた気がした。



「2人とも…」


(小野君も…)


「ありがとう。

これからもよろしくね。」




「まぁ寝床だけはちょっと気を使わないとな」


顕人が昴と似たような事を笑いながら言うと、やはり楓は顔を赤くしながら慌てた。


「いやっ!今まで通りで大丈夫だから!

変に気を使われると余計照れちゃうから!」



その様子をみて昴と顕人はまた笑うのだった。





「それはそうと永崎、魔法が使えるようになったんだったな。」


顕人が切り出した。



「あ、うん。まだ一回しか使ってないから未確定な部分もあるけど、魔力の吸引とモンスター特効への練成と放出って感じなのかな。」



(永崎の魔法が最初発動しなかったのはそういう理屈だったのか。)

昴は最初のことを思い出していた。



「なるほどな、吸引のプロセスを経ないと放出が出来ない仕組みか。

なんというか他の人間と比べて随分異質な魔法だな。」



「そう、だね。

もっと早く使い方が分かってたら…」



3人は豹悟の姿を思い浮かべた。



楓は自身でちょっと重い空気を作ってしまったことに焦り、慌てて言った。


「ご、ごめんごめん、もうこういうこと言わないよ!

それよりせっかくだし名前つけて欲しいな!私だけ今まで魔法の名前叫びながら戦ってないからちょっと憧れだし!」



「それなんだけど、直接の性質とは関係ないしちょっと押し付けがましいんだけど…」

顕人が微笑みながら提案した。



「“レオパルド”。

でどうかな。

永崎の魔法は小野を助けようとしたタイミングで発動したと言うし、何よりアイツと一緒に戦っていたいんだ。」



楓は目を輝かせ同調し、昴は目を閉じ微笑みながら頷いた。




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