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東京ダンジョン  作者: ルーデル
1章
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凶兆


地下4階に降りた一行だったが、警戒していた新しい種類の敵には今の所出くわしておらずこれ幸いと言わんばかりに歩を早めた。



「別に一階ごとに必ず新しいモンスターが出てくるってわけじゃないのかもしれないな。」


豹悟が安堵したように言う。


このチームが殆ど先生を仕掛けられてる理由に、やはり豹悟の警戒力がある。

リザードマンに不意を打たれてより、一層視野を広げ対処してきた。

新しい階層となれば尚更である。



暫くあるくと豹悟が前方になにかを見つけた。



「あれは……草かな…。」


「草…に見えるね。」



4人は少し驚いた。


このダンジョンの内部にはダンジョンを形成している岩と、時折見られるオリハルコン、そしてモンスターと、これ以外のものは一切なかった。


そんななか初めての有機物を発見したのだ。



「これは持ち帰って報告だな。」


豹悟は小さな袋に草を土ごとすくい入れた。




それから暫く進んだが新しいモンスターも発見も特になく、今回の探索はこれまでとし1日と半かけてまた来た道を戻ることにした。






その頃地下3階、豹悟達と別ルートで探索をしていたチームから地上の詰所に連絡があった。




「チームは自分を除いて全滅した」と。




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