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東京ダンジョン  作者: ルーデル
1章
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新たな敵


地下3階に降りた一行は地下2階と違う生臭さのような匂いを感じた。



「なんだろ、変な匂い。」


楓が顔をしかめている。


「階が変わったからな、何かしらの変化があるのかもしれん。気を引き締めよう。」


先頭を歩く豹悟がリーダーシップを発揮する。


目立ちたがりなわけではないが、持ち前の責任感と人の良さが今回のような非日常ではいかんなく発揮されている。


魔法を使えない為前線に立ちやすい楓や、その恨みにより前のめりになりがちな昴。

豹悟はこの2人をよくフォローした。


元々器用な顕人と並びチームのバランサーとして機能していると言える。



前方を注視しながら進む一行は前方に、奇妙な生物を発見した。

ゴブリンとは違う。



ワニのような生物だが二足歩行をしている。

そして剣を所持しているようだ。



豹悟がかなり早く発見できたおかげでまだこちらには気付いていない。


「さて…どうするか。」


未知の敵と遭遇した場合、その戦力が不明な為力の温存に気をとられるのは危険だ。



「よし、各々最大出力で当たろう。

敵は3体、俺はグラセ、山縣はティーロで出来れば2体仕留めたい。

岩手のヴェレーノで怯んだところを楓が突っ込み、俺たちもフォローに続こう。」



豹悟の指示に3人は頷いた。



「よし…行くぞ!」



その時豹悟の肩に水滴が落ちてきた。




豹悟悪寒に襲われ上を向いた豹悟の目に映ったのは、天井に張り付き涎を垂らしながらこちらを見ているモンスターだった。





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