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【二年生編】史上最強魔導士の弟子になった私は、魔導の道を極めます  作者: 白い彗星
第十六章 二年生突入編

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第1042話 今日あったこと



 ダルマスたちとわかれた私は、自室に戻っていた。

 ホームルームを終えた後、生徒会でお話をしたりルーランドと決闘したり、その後の諸々で……結構時間が経っていたからだ。


 外も暗くなってきたし、みんなもそれぞれの部屋に戻ったしね。


「ただいまー」


「おかえりなさいですわ」


 扉を開けると、ベッドに座るノマちゃんが出迎えてくれる。

 姿勢正しく、上品な雰囲気。柔らかい笑顔を向けてくれる。こんなルームメイトに迎えてもらうなんて、なんか照れちゃう。


 まるで新妻みたいだ。


「まるで新妻みたいだ」


「え?」


 おっと、口に出てしまっていたか……私としたことが。こほん、と咳払い。


「ママー、おかえりー!」


「ただいまー、フィルちゃん」


 飛びついてくる小さな女の子を、抱きとめる。

 私をママと呼ぶこの子は、まるで本当の子供みたいだ。いや違うんだけどね。


 さっきノマちゃんを新妻みたいだと思ってしまったから、なんか変なことを考えてしまうよ。

 奥さんがノマちゃんで、娘がフィルちゃんかぁ……


「うむ、悪くないかもね」


「……?

 今日は、生徒会の予定だったんですのよね。こんな時間まで活動していたのですか?」


「いや、生徒会にも行ったんだけど、他にもいろいろあってね」


「そうなんですの」


 私はノマちゃんの隣に座り、今日あったことを話す。フィルちゃんは私の膝に頭を乗せていた。

 その頭を撫でながら、今日の……まずは、生徒会での出来事を。


「マヒルちゃんは、正式に生徒会に入ったよ」


「まあ、それはなによりですわ」


 これはノマちゃんも気になっていたことだし、教えておかないとね。


 元々顧問からの推薦があったとはいえ、メンバー全員との正式な顔合わせは今日が初めてだ。

 まあ、メンバーは私とシルフィ先輩しかいないわけだけど。そして私とはもう友達だし。


 そして、他にはメンバー集めを指示されたことも話す。


「もう一度聞くけど、ノマちゃんは生徒会に入る気はない?」


「魅力的に感じない、とは言いませんが……なんとなく、わたくしの肌には合っていないような気がして」


 てっきりノマちゃんなら、「わたくしぜひやりますわ!」って言ってくれるものだと思っていたけど……

 答えは、否定的なものだった。むしろ合ってそうだけどな。


 ま、ノマちゃんの性格で勝手にそう思っただけで、本人が違うと思っているのに無理やりやらせるわけにもいかない。


「私、生徒会やってもいいよ!」


「あはは、フィルちゃんにはまだ早いかなー」


 一方、やる気充分なフィルちゃんだが、純粋に力不足だ。ありがたいけど。


 明らかに子供なフィルちゃんだけど、学園に入学する資格は得ている。

 一方で、子供っぽい……というか実際にそんな性格なんだけど、だから生徒会には向いていないと思う。


「人数集めには、苦労しそうですわね」


「それが、そうでもないんだよ。今日一人、早速ゲットしたんだ!」


「まあ」


 それから私は、生徒会の用事を終え……一年生に決闘を挑まれたことを話す。


「一年前のフィールドさんみたいですわね」


「ノマちゃんまで……」


 そして、彼に勝ったおかげで生徒会に勧誘……シルフィ先輩には明日報告するけど、これで新たな人材ゲットだぜ!

 態度は大きいけど、魔力の扱い方を見るに頭は悪くないんだろう。というか、むしろ良い……?


 一年生の中で一番、と豪語していたけど、あれは魔力関係のことなのか。それとも知識なのか。

 学園への入学試験は、実技と筆記の二種類あるからな。もちろん、合格のためには総合の評価が鍵になるけど。


「とにかく、その子は多分即戦力だよ!」


「フィールドさんがそうおっしゃるのなら、そうなんでしょうねぇ」


「ママが人を褒めてる!」


 そんな、普段から人を褒めない冷血女みたいな……私、褒めるときはちゃんと褒めるよ!


「それと、その一年生……ルーランドって言うんだけど、ダルマスと知り合いだったんだ」


「まあ、ダルマス様と」


 そのおかげで、妙な縁ができた。

 ま、関係なくても生徒会で顔を合わせることにはなるんだけどね。


「まさか入学して間もない一年生から、決闘を挑まれるとは……相変わらずフィールドさんはフィールドさんですわねぇ」


「それどういう意味!?」


「わたくしもその場に立ち会いたかったですわ。教えてくださればよかったのに」


「のに」


 ぷくっ、と頬を膨らませるノマちゃん。そしてそれを真似するフィルちゃん。

 そんな、見たいもんなのか……まあ、逆にノマちゃんが一年生に決闘を挑まれたとなったら、見たいよな。


「ご、ごめんて。いきなりのことだったから、時間がなくて」


 まあお昼ご飯食べる時間はありましたけど。


 とはいえ、クラスの違うノマちゃんがどこにいたのかもわからない。今は外も暗くなっているから、部屋に帰ってきたとわかるけど。

 生徒会に同行していたマヒルちゃん、途中で見つけたクレアちゃん、なぜか駆けつけてきたルリーちゃん、なんかいつの間にか居たナタリアちゃん……


 ……いつの間に居たんだ、ナタリアちゃんは。


「今度同じようなことがあったら、絶対にわたくしも呼んでくださいな!」


 また一年生に挑まれる、なんてことはないと思うけどなぁ……だからこそ、ルーランドが挑んできたのがラッキーだったんだし。

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