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桜吹雪舞う頃に13
僕がお前に心配されるとはね、意外だよ。
「チゲェよ。あんまりテメェがなさけねーから、オレがあいつを代わりにぶっ殺してやろうかと思ってよォ」
そうか、ありがとな。
心がしんどくなりそうな時、いつもお前が背中を押してくれるな。
「だろ?分かったら死ねよ。オレのありがたみを噛み締めながらよ逝っちまいな」
結構乱暴だけど、根暗な僕には丁度いいのだ。
粗野で暴力的で、決して優しい奴ではないもう一人の僕。
「細かい事はどうでもいいんだよ。ロワール」
「何?」
「でも、そうだな。あんたの言葉で気付いた事がある。それで決めたよ」
「ほう」
「僕はミハヤを助けない」
「助けないけど、迎えに行くよ。会いに行く」
彼の言葉は太陽の色を少しだけ、変えた。




