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ジパニア村編登場人物

ジパニア村編 主要登場人物



○佐山貴大(21歳)


 お家に帰ろうと思ったけれど、新米の誘惑に釣られて、イースィンド南東に位置するジパニア村へ方向転換。カオルと一緒にいたかったわけでも、久しぶりにクルミアをなでなでしたかったわけでもない。


 つまりは、女<米。ヒロインには頑張っていただきたいところ。


 勢い任せでジパニア村に来たのはいいものの、弥彦の熱い視線の真意を測りかね、戸惑いっぱなしだった。




○ユミエル(14歳)


 いついかなる時も、さりげなくそばに控えているメイドさん。まだまだ日焼け中なので、その姿はまるで浄瑠璃の黒子のようであり、思わぬところで弥彦の望郷の念をかきたてた。


 次回、ジパングで着物姿を披露する!


 七五三みたい? ははは、ユミエルさんはメインヒロインだぞ。そんな馬鹿な……。




○クルミア=ブライト(10歳)


 まんぷく亭のお手伝いの縁から、ジパニア村に来ることになった犬獣人の少女。生まれて初めて旅に出るということもあって、いつも以上にテンションが高い。


 ただ、一か月も家族と会えないので、ちょっと寂しかったりする。なので、貴大たちの合流は、クルミアにとってもすごく嬉しいことだった。




○カオル・ロックヤード(17歳)


 一般人K。ではなく、ヒロインの一人である、クォーターの少女。


 久しぶりの帰郷で、よし、一つ稲刈りを頑張りますかと思っていたところ、貴大と遭遇した。これは偶然? いや、チャンス! 勇気を振り絞った少女は、気になる人を故郷に誘ったのだが……結果はご覧の通り。


 自分は米にも劣るのかと、ちょっと落ち込んだとか。


 そんな彼女に、次回、転機が訪れる!?




○ヤヒコ・ロックヤード(岩庭弥彦)(68歳)


 若き日に、ジパングからイースィンド南東部、今のジパニア村がある位置に跳ばされてきた武人。


 後に妻となる女性に看護を受けて、一度はジパニアに向けて旅立ったが、満足に動かせない体では中部地方の入り口の魔物すら倒せず、這う這うの体でジパニア村へと逃げ帰ってきた。


 それから約五十年。我が身を嘆くこともあったが、善良な村の人々に支えられ、くじけることなく生き続けてきた。そして、子ができ、孫もでき、妻が亡くなっても――やはり、故郷のことは忘れられなかった。


 月を見ては、時々、涙を流していた弥彦は、どこかで踏ん切りがつかなかったのだろう。それが、貴大に全てを打ち明けることによって、いくらか重荷がなくなったのか、彼は望郷の念を捨て去ることができた。


 ――その三時間後に、まさか故郷の地を踏むとは思いもしなかっただろう。




○アカツキ&ケイト


 相変わらずの仲良し馬鹿夫婦。


 ジパニア村の人々は、明るく、お人よしが多いと弥彦が語ったが、この二人はまさしくそのものであり、今日も元気にあははと笑っている。


 弥彦の思慮深い性格は、どちらかといえばアカツキの弟、スバルに受け継がれた。




○ヒナゲシ・ロックヤード(10歳)


 アカツキの弟、スバルの娘。


 カオルとは反対に、赤毛に黒毛が混ざった髪をしている。


 いわゆるアホの子ではあるが、意外にもリーダーシップに優れており、村のちびっ子たちをまとめている。クルミアとあっという間に仲良くなり、以後、文通なんかをしたりする。




○ルートゥー


 ヒロイン。兼、タクシー。


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