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サバイバル編登場人物

サバイバル編 主要登場人物



○佐山貴大(21歳)


 思いつきを即実行に移す学生たちの世話に大わらわな主人公。


 のどが渇くのは当たり前。腹が減るのも当然だ。替えの服が欲しいというのも理解ができる。 


 しかし、「魔物素材で家を建てようぜ☆」というのは、いささか考えが及ばなかったようだ。余計なことをしくさってとぼやきながらも、生徒の援護に向かう主人公。彼の安寧はどこだ!


 なお、泣いた女には弱い模様。ちょろい。




○ユミエル(14歳)


 メインヒロインは、出しゃばらない。


 他のヒロインの見せ場の時は一歩身を引いて、やたらめったら登場するようなことはしない。ちらりと姿を見せては、余韻も残さずすっと引いていく。それがメインヒロインの奥ゆかしさというものです。


 なくては困り、あるべき時には主人公を、話を引き立てる。その性質は、まるでお米のようで――。


<つまり、ユミエルさんはお米だったんだよ!


<な、何だってーっ!?




○ルートゥー


 貴大に頼られて、ちょっと嬉しい人その1。


 今回は、丁寧に戦い過ぎ、大胆さに欠けた若者たちに活を入れるべく、直々に稽古をつけようとした。しかし、カオス・ドラゴンさんは自分のレベルには少し無頓着のようで、100もレベルが下回る学生たちは、総じて尿を漏らして失神してしまった。


 なお、「レベル250のオーク・ゴーレムがいる!」と騒いだ学生たちは、メリッサの洗脳、もとい説得スキル【貴方疲れているのよ】で沈静化した。




○メリッサ・コルテーゼ(16歳)


 貴大に頼られて、ちょっと嬉しい人その2。


 今回は貴大に言われた通り、余計な手出しはせず、学生たちを聖母のように見守っていた。ちょっとしたピンチにも動かず、あからさまな苦戦にも手を出さず、ただただ、彼女は見守り続けた。


 しかし、学生が致命傷を受けたのならば話は別で、彼女は迷いなく回復魔法【ミラクル・ヒール】を発動させた!


 半死半生の重症者すら生き返らせると言われる癒しの奇跡は、傷ついたアベルを優しく癒し、辺り一面に壊死した細胞をまき散らした。そして、学生たちをガチで泣かせてしまった。


「治ってよかったね」とは、後のメリッサさんのお言葉である。




○フランソワ・ド・フェルディナン(17歳)


 何だかんだで一番ヒロインしているヒロイン。


 漂流先には敬愛する先生がいました。彼のおかげで、自分たちは余裕をもって生き残ることができそうです。水も、ご飯も、服さえも、彼に頼れば何でも満たしてくれます。このまま救助が来る日まで、彼に頼って生きていきましょう。


 という流れに乗ってしまったことで、自分の未熟さを痛感してしまった大貴族の少女。これでは、人に頼らなければ何もできないと言っているようなものではないか。よくある批判の通り、お坊ちゃん、お嬢ちゃんそのものではないか。


 もしかすると、先生もそう思っているのだろうか……。


 そう思うといてもたってもいられなくなり、何とか貴大に『大人っぽさ』を見せつけ、『一人前の女性』として見てもらいたくなった。


 その結果として、あのような行動に出たフランソワは、やはりまだまだ少女であり、乙女ということだった。




○男子学生


 ツリーハウスに憧れた者、挙手!


男子学生「……はい」(照れ)


 例の無人島生活を描いた本には、魔物の素材からツリーハウスを組み立てる、という話もあったようだ。力試しがしたいというのもあるが、今回、男子学生から魔物討伐に反対の声が上がらなかったのはそのため。


 ちょっとその本、有害図書指定した方がよくないですかね。




○女子学生


 女とは強い生き物であり、なければないで、作れそうなら作ってでも生き残る。食事や服はその最たる例であり、家を建てようという提案もまた、実は女子から出た発言であった。


 森の中の小さなお家。木でできて、家の中には暖炉が一つ。そう、それはまさしく、シルバニア・ファミ(ry


 他にも、お風呂やトイレ、水浴び用の池などを作っていたようだ。ライフ・クオリティへの向上心、はんぱない。




○猪っぽい生き物


 実は、ラストの「うんばば」の焚火の中に埋められていた。


 大きな葉と塩泥に包まれ、丁寧に焼き上げられたジューシーなお肉は、学生たちがおいしくいただきました。


フランソワと立ち位置が被るドロテア様の扱いに困っている今日このごろ。


サブヒロイン降格もあるで、これ!


さて、次回は序盤からヒロインしている子の話。

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― 新着の感想 ―
[一言] なるほど、つまりユミエルさんはオカズじゃなくて主食と。
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