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くま クマ 熊 ベアー 作者:くまなの

クマさん、王都に行く

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74 クマさん、クリモニアの街に帰る

今回は特に文章がぐだぐだに・・・・
えっ、いつものことだから気にしたら負けです。
 誕生祭当日、プリンをお城に持って行くためにエレローラさんを待っている。
 流石に出入りが多い当日、許可証があるとはいえ一人だと入城はできないらしい。
 なのでエレローラさんと行くことになっている。

「フィナ、本当に行かないの?」
「はい、わたしは留守番してます」

 先日のお城見学でフローラ姫に会ったことが、一種のトラウマになったみたいだ。別になにかされた訳じゃないのに。王族に会うことはそれだけ、平民のフィナにとって緊張することだったんだろう。
 無理強いはしたくないので城には一人でいくことにする。

「そう? なるべく早く帰ってくるから」

 お城にはわたし一人で行くことになる。
 クマハウスで待っているとエレローラさんがやって来る。

「おはよう」
「おはようございます」
「ふふ、早くプリンを食べたときのみんなの顔が見てみたいわ」

 エレローラさん、悪人顔になっていますよ。

「本当にわたしが作ったことは広めないでくださいよ」
「分かっているわよ。それにしても国王陛下も面白いことを考えたわね」
「それに巻き込まれる方は困ります」
「ふふ、そうね。見ている方は楽しいけどね」

 城に着くと門は貴族だろうと思う馬車が次々と入城している。
 みんな装飾が綺麗な馬車が多い。
 こんなの見たらフィナじゃないけど、逃げたくなるね。
 分かりやすい例えだと、友人に呼ばれた結婚式に行ったら、周りは高級車で来る人たちばかり、電車やバスに乗って来たのはわたしだけって感じだ。
 まあ、プリンを置くだけでパーティーには参加はしないからいいんだけどね。

 城の中に入ると人気のない部屋に連れていかれる。
 部屋の中に入ると冷蔵庫が設置されている。

「プリンはその中にお願いね」

 クマボックスから取り出し、冷蔵庫の中に入れていく。

「美味しそうね」
「食べたら駄目ですよ」
「流石のわたしでも今回は食べないわよ。でも、ユナちゃんがいなくなったら食べられないのよね」
「街に来たらごちそうしますよ」
「娘の学園が休みになったら一度帰るから、そのときはよろしくね」

 まあ、そのときには店が出来ているだろうし、店に来てもらうのもいいかもしれない。

「それじゃ、わたし帰るね」
「本当に参加しないの? 綺麗なドレス用意するわよ」
「フィナも寂しく、待っていますから帰りますよ」
「フィナちゃんも来れば良かったのに」
「国王の誕生日のパーティに参加するのはわたしを含めてハードルが高すぎますよ」
「そう? 魔物を倒した英雄とその友人の一人ぐらいなら問題ないわよ」
「英雄になるつもりはありませんから、丁重にお断りさせてもらいます」


 クマハウスに戻ってくるとフィナが一人でいた。

「二人は?」
「パレードを見に行きました」
「フィナは行かなかったの?」
「誘われましたが、ユナお姉ちゃんがすぐに戻ってくるって言いましたから」

 嬉しいことを言ってくれます。

「それじゃ、パレード見に行こうか」
「でも、今から行っても場所が」
「大丈夫よ。特別席があるから」

 大通りに向かうとフィナの言う通り人だかりが出来、パレードが見れる状態じゃなかった。

「ユナお姉ちゃん、これじゃ」
「あそこがいいかな? 飛ぶからしっかり掴まってね」

 フィナを抱きしめて飛び上がる。
 建物の屋根の上に乗る。
 この辺りで一番高い建物だ。

「ここからなら、よく見えるね」

 下では人が溢れかえっている。
 みんな国王を見るために集まっている。
 芸能人を見る感覚なのかな。
 プロ野球の優勝パレードてきな。

「ほら、フィナ。人がゴミのように見えるよ」
「ユナ、お姉ちゃん・・・・・」

 白い目で見られた。
 そんな目は華麗にスルーして、前もって買っておいた食べ物を取り出す。
 しばらく飲み食いしながら屋根の上から王都を眺めていると、遠くからパレードがやってくる。
 先頭は馬に乗っている騎士。
 騎士は槍、剣をかっこよく構えている。
 騎士のあとに音楽隊がやってくる。
 綺麗な音で国王のパレードに華を咲かせる。 
 音楽隊の後ろに大きな馬車が見え、その上に国王と女性がいる。
 王妃様かな?
 美人さんだ。
 美男、美女の子供ならフローラ姫みたいな綺麗な子供が生まれるわけだ。
 遺伝子恐るべし。
 国民に手を振っている国王が屋根に乗っているわたしに気づく。
 王妃に何かを話し、王妃の視線もわたしに向き手を振り始める。
 何を話したんだか。
 二人が手を振っているにの無視をするわけにもいかないのでわたしも軽く手を振り返す。

 そんな国王の馬車は無事に通り過ぎていく。
 パレードは王都を巡り、最後に入城して終了となるらしい。

 その日の王都は夜遅くまで馬鹿騒ぎが続き、国王の40歳の誕生日を祝った。




 誕生祭が終わった翌日、モリンさん親子はクリモニアの街に旅立った。
 わたしも街に戻る前にお世話になった人たちに挨拶に向かう。
 最初に向かうには冒険者ギルド。

「魔物討伐、改めて感謝するわ。ユナちゃんならいつでも歓迎するから王都で仕事するときは声をかけてね」
 とサーニャさん。
 次にフォシュローゼ家に向かう。

「ユナ、世話になったな。娘共々感謝する」
 とクリフ。
「ユナお姉ちゃん、先に帰っちゃうの」
 とノア。
「ユナさん。また今度試合をしてくださいね」
 とシア。
「ユナちゃん。クリフが変なことをしたら、わたしに言ってね」
 とエレローラ。
「今度来るまでに花壇に花を咲かせておきますから見に来てくださいね」
 とスリリナ。

 フォシュローゼ家はクリフの仕事が終わり次第、ノアと戻ることになっている。
 わたしも誘われたが、今回はわたしの護衛も必要はないので丁重お断りした。

 次に向かうのはファーレングラム家。

「今度、わしらの街に来るようなら家に寄ってくれ。歓迎する」
 とグランさん。
「クマさんにお別れの挨拶がしたいです」
 とミサ。

 ミサのお願いにクマたちを呼んでお別れをした。
 最後に向かった先はお城。

「プリンを食べた貴族たちの顔をおまえにも見せてやりたかったぞ」
「わたしのことは黙っておいて下さいよ」
「プリンを作った料理人を紹介してくれと大騒ぎだったよ」

 国王は笑いだす。

「それで、プリンの代金はどうする」

 ああ、忘れていた。
 お金には困っていないんだよね。

「う~ん、口止め料でいいですよ」
「なんだ、俺信用されていないのか?」
「特にお金に困っていないので、あとフローラ姫がしゃべりそうになったら、それを上手くごまかしてください」
「わかった。それでフローラには会っていかないのか」
「また、プリンを持って来ます。それに会ったら泣かれそうだから」

 子供の泣き顔は苦手だ。

「そうか、俺もプリンは食べたいから早めに会いに来てやってくれ」

 王都でお世話になったひとに別れを済ませ、クリモニアの街に戻ることにした。
 と言ってもいつでも戻ってこれるだけどね。
 
やっと、王都編が終わった。
何も考えずに書き始めたから、最後が上手くまとまらなかった。

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