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神無の世界 作者:赤雪トナ
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25 帰り道

 陣地を出て、一日歩いて日が傾き始め、野宿の準備を始める。
 薪になるようなものは歩きつつ集めていたので再び集める必要はなく、やることはテントや窯造り、食料集めだ。

「じゃあ、行ってきますわ」
「リジィをお願い」
「任されました」
「行ってきます」

 本格的な野宿は初めてなリジィに、食料集めを教える先生としてイオネが選ばれた。リジィはセルシオに教わりたかったが、セルシオもそこまで経験はなく、慣れているというイオネに頼んだ。
 セルシオとシデルはテント設営や水運びを担当することになった。
 五分ほど歩いて、二人は今草原に立っている。

「まずは兎か鳥を探しましょう」
「うん」
「鳥はリジィがいるからそこまで難しくありませんわ。空を飛んでいる鳥に雷術を当てれば落ちてきます。魔物の鳥でも食べられるものはいますから、普通の鳥以外も探してみましょう」

 リジィは空を見上げて、鳥がいないことを確認した。

「兎の場合は?」
「兎は地面を見て、足跡か糞を探しましょう。運が良ければすぐに巣穴が見つかったり、他の生物の気配を察して逃げる姿を見つけることができます。そういったことがなければ、なんらかの痕跡を見つける必要があります。いるとわかったら、罠をはってわざと大きな音を立てて驚かせ、追いたてながら罠のある方へ誘導し捕らえる。もしくは逃げる背に魔術を当てる、これで十分ですわ。魔術を使う時は周囲に誰かいないか確認するように。それと横取りを狙う魔物もいるので油断しないようにといったところでしょうか」

 イオネの言葉に頷いて、草を書き分け地面を確認するがリジィには見つけることはできなかった。イオネは見つけられたのかと見上げて聞く。

「いる?」
「んー……いないようですわ。場所を移動しましょ」

 移動しつつ探していくが、ここらの兎は魔物に食べられたかいなかった。リジィに捌き方も教えたかったのだが、それはまた今後だと兎は諦めた。
 二人はそのまま近くにあった川へと移動する。今度は魚釣りだ。底がそれなりに深そうな川で、水は暗緑色。流れは緩やかだ。流線型の小さな影がちらほらと見えるので、釣れないということはないだろう。

「魚をとる方法はいくつかあります。まっとうな方法は釣りや籠を仕掛けておくことですわ。まっとうじゃないのはガチンコ漁や魔術を川に叩き込むこと。後者は川や海を荒らしてしまうので、なるべくやらないように。そこに魚がいなくなることもありますからね」

 言いながら腰のポシェットから竿以外の釣具を取り出す。荷物にならなし、あれば便利なので常に持っているのだ。

「餌はそこらの石をひっくり返したり、土を掘れば出てきます。それらがなければ自分の髪を丸めた疑似餌でも釣れますわ。竿はそこらの枝を切り取って使えばよしです。早速やってみましょう」

 といってささっと作った竿をリジィに渡す。餌は小さなミミズがいたのでそれを使った。二人とも触ることに気持ち悪さなど感じておらず、平気な顔で針に刺していった。
 最初にイオネがひょいっと竿を振り、リジィがそれを真似て振る。
 一分も経たずにリジィの竿に反応がある。ビギナーズラックだった。どうすればいいのかわからず焦った顔でイオネを見る。

「どうすればいいの!?」
「一度竿を上に振って、針を口に食い込ませるんですわ。その後は魚の動きに合わせて糸を手繰り寄せていくんです」

 イオネが動きのタイミングを助言していき、言われたとおりにリジィが動いていき無事釣り上げた。

「フナですわね」

 二十センチを少し超えるフナだ。詳しい種類はイオネも知らないが、以前食べたことがあるので食べられることは知っていた。
 初めての成果にリジィは笑みを浮かべて、食べられるのか聞く。

「大丈夫ですわ。食べたことあります。あとで捌きましょう」
「うん!」

 素直な返事に、イオネも笑みを浮かべる。
 掘って水を入れた穴に、釣ったフナを入れて釣りを再開する。夕暮れの中、春風がゆるりと吹く長閑な時間だった。
 三十分もあれば一人一匹分は釣れた。まだ食料はあるので、これで十分だと釣りを止め、鱗を剥ぎ、内臓を取り出しテントに戻る。

「どうだった?」
「魚が釣れたよ! フナだって」

 聞いてくるセルシオに、釣った魚を嬉しげに見せる。それにすごいなと褒められて、リジィはさらに笑みを深めた。

「乾物使ったスープとパンケーキ作ったが、よかったか?」
「ええ、十分ですわ」

 フナは塩焼きにして食べることになった。
 魔王級が近くにいたせいか、魔物は怯えて姿を見せず、その夜は穏やかに過ぎていった。
 周辺は穏やかだったが、四人が穏やかに過ごせたかというとそうでもなく、魔王級との遭遇が夢に出て魘されることになった。セルシオ以外が。
 魘されることに慣れているというのもおかしいが、耐性を得ていたセルシオが普段と違い、リジィを抱いて慰めていた。セルシオが見張りをしている間は、イオネの横にリジィを置いて抱いてもらっていた。
 シデルとイオネも魘されていたが抱くわけにはいかず、放置だった。
 そんなわけで次の日の体調はよいといえるものではなかった。

 陣地を出て五日目、四人は目指していたデルツという村に到着した。
 デルツはただの農村といってよく、特別なものはない。少し離れた位置に渓谷があり、そこの崖で採れる野草と畑で採れる野菜を売り物にしている。野草はたくさん採れるわけではないので、名産品とまではいかない。村の祭に少し贅沢できる程度の収入になっている。
 四人が到着した時も、畑仕事をしている者があちこちにいた。そういった者たちが、部外者の四人を少し警戒した目で見ていた。
 セルシオとリジィは故郷に似た風景にどこか懐かしげにしている。

「宿はあるのかな」
「なくても空き家の一つはあると思いますわ」
「だな」

 村人に声をかけようとしたシデルに、二十半ばの女が話しかけてくる。

「あの、あなたがたは傭兵で?」

 少し自信なさげに聞く。断定できないのはリジィを見たからだ。

「正確には挑戦者なんだが、なにか頼みたいことでもあるのか?」
「ああっよかった! 子供が洞窟に入ってしまい帰ってこれなくて……」
「迎えに行ったらいいだけじゃ?」
「魔物が出るので私では」
「魔物が出るなら子供も無理だと思うけど」
「本来の出入り口から入ったのではなく、最近子供たちが見つけた別の入り口から入ったらしくて。入り口っていっても子供たちも入って遊んではいなかったみたいです。縦穴で落ちたら出られなくなるとわかっていたみたいでしたから」

 不注意で落ちたのだ。幸い死に至る怪我はしなかったらしいが、腕をくじいたかひびが入ったようで、下ろしたロープに捕まることも、体に縛ることもできないらしい。
 ほかの子供を下ろしてロープを縛り引き上げるという方法もあるが、下ろした子を危険に晒す可能性があるため提案できなかった。

「大人では出入りできないほどの穴だから、そこから入るわけにもいかず。とりあえず食料や水を穴から入れて、そこから動くなとは言い聞かせてあります。謝礼はしますので、迎えに行ってもらえないでしょうか?」

 頼んでくる母親に、少し待ってくれと言って四人は話し合う。

「どうする? 俺は行ってもいいかと思う。急ぐ旅じゃないしな」
「行くとしても情報収集してからかな」
「どんな魔物がでるかわからずに突っ込みたくはないですものねぇ」

 あとは洞窟内の情報もわかればなおよし。罠はないだろうが、見えづらい穴とかの情報は事前に知っておきたい。

「受けるの?」

 リジィの確認に三人は頷く。
 それを聞いていた母親は表情を晴れやかにして、ありがとうございますっと勢いよく頭を下げた。

「聞こえてたように情報収集してからになるんで、今すぐは無理ですよ?」
「はい、助けに行ってもらえるとわかっただけで十分です」
「とりあえず、あなたが知っている情報を教えてもらえます?」

 頷いた母親は、洞窟の位置や周辺でみかけた魔物情報を話していく。
 洞窟の位置はここから歩いて十五分弱。渓谷の崖の一部が崩れていて、下り坂のようになっている。その途中に亀裂の入った壁があり、そこが入り口だ。
 その入り口は二つあって、崖上に近く奥行の狭い洞窟は保管所として使われている。外部と比べて夏でも温度が低く、食べ物を置いておくのにちょうどいいのだ。子供のいる場所へ行ける方はそのもっと先にある。そちらは奥行が深く、魔物もいると昔から言われているので誰も入らないのだ。
 洞窟に入るまでに出る魔物は二種類。川に住む長舌蛙と、崖に巣を作るニードルバード。蛙は中型犬くらいの大きさで基本単体行動。動物の足を舌で絡めとり、溺れさせた後に口に生えた鋭い牙で食いちぎる。ニードルバードは岩をも貫く嘴を持つカラスほどの鳥。レモンイエローとわりと目立つ色をしているので、見逃すことはないだろう。
 洞窟内の魔物は虫系がいるらしいとだけ。入らないのでわからないのは当然だろう。
 あとは宿の有無を聞いた。宿はないが、旅人には空き家を使ってもらっているという言葉で寝床の確保が出来た四人は、ほかの人にも話を聞いてみると言って母親とわかれた。

「洞窟のこと? ああ、救助の依頼を受けたのか」

 食料補充のために雑貨屋により、洞窟の話を聞く。干し肉などの保存食をカウンターに置きながら主人は答える。

「話って言ってもなぁ。ここらの人間は探検気分で入り口辺りまで行ったことがあるくらいだぞ?」
「誰か詳しいことを知っている人はいないのか?」
「たしかエルブンがある程度奥まで行ったことがあるって聞いたことはあるが……」
「その人はどこに?」

 聞いたセルシオに主人は首を横に振る。

「挑戦者になるって言って、アーエストラエアに行ったよ。両親に少しくらいは話したかもしれんなぁ」

 聞いてみるといいと言って、エルブンという人物の家への行き方を話す。
 礼を言って去っていく四人に毎度ありと声をかけ、お金を金庫に仕舞っていく。
 エルブンの家の玄関をノックすると、四十半ばに見える女が出てきた。見知らぬ四人を訝しげな視線で見る。

「どなたさまでしょう?」
「子供の救助依頼を受けまして、ここに住んでいたエルブンさんが洞窟に入ったと聞き、その時の話をご両親が聞いてないかと」
「ああ、なるほど」

 洞窟の話を聞きにきたのかと納得し、警戒心が薄れていった。

「なにぶん十年以上前のことなのでよく覚えていませんが、大きなナメクジがいたとか蝙蝠に追いかけられたとか。あとは暗かったので、松明を持って探検したらしいといったことですね。途中で引き返したので、奥のことは知らないようでしたよ」
「エルブンさんが行った時何才で、剣とか持っていってました?」
「たしか十五にはなってなかったわ。剣は……ああ、鉈を持ち出して主人に怒られたわね」

 懐かしいと笑みを浮かべた。

「鉈の切れ味が落ちたらしいから、なにか斬ったのかもしれないわね」
「エルブンさんって剣術とか習ってました?」
「よく棒切れを振り回してはいたけど、正式に習ってはなかったわ」
「ありがとうございました」

 落ちた子供を助けてあげてねと言って、エルブンの母親は家の中に戻っていく。

「十五才の素人がなにかと戦って戻ってこれた。途中までなら危険は少ないかも?」

 自信なさげに言うセルシオを肯定するようにシデルが頷く。

「そう見ていいのかもしれないな」
「どうしますか、もっと情報集めます?」
「これ以上はいいかなって思うけど、一応子供たちにも聞いてみる?」
「縦穴の位置がわかれば、洞窟内で目指す方向がわかるだろうし、聞いた方がいいかもな」

 子供たちから話を聞いた後に行こうと決め、子供たちを探す。
 この時間ならば家の手伝いだろうとセルシオとリジィの経験談から、畑に向かう。畑には何人もの子供がいて、雑草を抜いていた。
 大人に事情を話して、子供たちを一箇所に集めてもらう。

「穴に落ちた子がいるでしょう? その子の救助に行きたいんですの。縦穴の位置とか洞窟について知っていることがあれば教えてくださいな」
「穴はあっちの草原にあるよ。何本か木が生えているのが見えるでしょ? あそこに何ヶ月か前に開いたんだよ」

 子供の指差す先に、たしかに小さく木が見える。距離にして徒歩十五分といったところか。

「洞窟に入ったことのある子はいる?」
「入り口までなら」

 ほとんどの子供が同意だと頷く。奥まで行くのは怖く、一人進んだエルブンは子供たちのヒーローらしい。
 集めた以上の情報は集まらないかなと思っていると、子供たちはリジィをちらちらと見ている。なぜ見られているのかわからず、リジィはセルシオの背に隠れた。

「この子になにか用事?」
「その子も洞窟に行くの?」
「連れて行くけど」

 ぱあっとなにかを期待するように子供たちの表情が輝く。

「俺も連れてってよ!」「ずるい! 俺だって行きたい!」「私も!」

 子供たちが一斉に喋りだす。自分たちと大して変わらない年齢のリジィが行けるのだから、自分たちも平気だろうと思えたのだ。
 子供に強さを感じ取れというのが無理な話で、リジィが大人に勝てる強さを持っているのだと気づいていない。
 めんどくさいとセルシオたちは顔を歪ませる。ある意味話題の中心であるリジィは、五月蝿いと耳を塞いでいた。

「はいはいストップ、黙りなさいっ。誰も連れて行きませんわ!」
「「「「ええーっ」」」」

 不満の声が一斉に上がる。

「その子が行けて俺たちが行けないのはずるい!」
「リジィはこう見えても、そこらの魔物に一人で勝てますのよ。それができないあなたたちは邪魔でしかありません」

 イオネの言葉に嘘はない。雷術を使えば、余裕でダンジョン三十階辺りの魔物とタイマンで戦い倒すことが可能だ。
 格闘ツールもイオネにちょっとした指導を受けて、それなりの形になっており、蹴りのみで十階辺りの魔物を倒せるのだ。リジィ本人にも自覚はないが。リジィが接近戦をするよりも、セルシオたちが戦う方が早く終わるので、この旅でもリジィが接近戦をすることはなかった。

「そんな強そうには見えないよ」
「ここらに魔物がいれば本当だと証明できるんですが」
「押し相撲でもさせてみたらどうだ? 力だけでも圧倒的に上だってわかるだろうし」
「それでいいかしら?」

 子供たちが集まって話し合い、代表が一人出る。年齢は十二才で、リジィよりも体格のいい少年だ。子供たちの中でも体格が良く、一番の力持ちなのだとわかる。

「リジィ、めんどうかもしれないけどやってあげて」
「うん」

 セルシオに背を押されて、少年の前に立つ。
 手と手を絡み合わせて、リジィと少年が向かう合う。少年の顔が赤い、女の子と触れ合うことに恥ずかしさを感じているらしい。
 リジィはそんな少年を見て、気持ち悪いと少年が傷つきそうなことを考えていた。リジィが口に出さなかったことで、少年のガラスのハートは砕けずにすんだ。

「両者とも準備はいいですわね? 初めっ」

 リジィと少年は同時に力を込める。そして簡単にリジィが押し切った。
 当然だろう。大人とやっても完勝できるのだ。力が強いとはいえ、体の出来上がっていない子供に負けるはずがない。
 少年から手を離したリジィは、小走りでセルシオの背に戻っていった。その姿だけを見れば、やはり強そうには見えない。

「ラッドル調子悪かったのかー?」
「いや全力だった」
「ほんとに強かった?」
「うん」

 あっという間に負けたのが信じられないのだろう、少年は自身の手をぼうっと見ている。

「これで納得できましたわね? 大人しく友達の帰りを待っていなさい」

 子供たちにそう言って四人は洞窟へと向かう。
 渓谷は幅二十メートル、崖上から川までの距離三十メートル以上だ。一つ目の入り口まではロープの手すりがつけられているが、その先はないので降りる際は慎重に進む必要がある。子供の足でも行けるので、よほどの失敗がなければ転ぶこともないが。
 洞窟の奥は光が届かず暗い。明かり粉はあるので、松明は必要ない。

「こういった天然の洞窟は始めてだよ」
「俺もだな」
「私は一度だけ入ったことありますわ。地元にありましたから。まあ、ある程度人の手が入っていましたが」

 入ろうかと明かり粉を取り出そうとした時、崖の上から悲鳴が聞こえてきた。
 子供たちの声だった。

「ついてこようとしたのか!?」

 急いで崖上まで上がると、二匹のニードルバードに襲われている子供たちが三人いた。滅多に襲われないのだが、今日は運が悪かったのだろう。

「リジィ、放雷だっ」
「うん!」

 腕を子供たちの頭上へと向けて、放雷を使う。子供たちは一瞬頭上に広がった雷を、恐怖も忘れて見入っていた。
 バヂリっと細い雷が網目状に広がり、ニードルバードに命中した。そのショックでやや煤けつつ地上へと落ちた。セルシオが指示を出した時点でシデルとイオネは子供たちへと走り出しており、落ちたニードルバードへととどめを刺す。

「大人しくしてなさいと言ったでしょう!」

 イオネの怒声に子供たちは身を竦める。

「ごめんなさい」
「ほんとに強かったんだね」
「これでよくわかったでしょう? 村に帰りなさい」

 子供の悲鳴を聞いて、大人が何人かこちらへ向かってきている。説教や護衛は彼らに任せればいいだろう。
 子供を大人を渡して四人は洞窟に戻る。
 明かり粉を撒いて、四人は足を踏み入れる。ダンジョンにはない、水気や空気の匂いがすぐに感じ取れた。これまで進んだダンジョンには水や植物はなく、こことの違いがはっきりしていた。壁や床の端には虫がちょろちょろとしていて、生きた洞窟という感じがしていた。

「この先になにかいる」

 セルシオが魔物らしき気配を感じ取る。

「位置的にまだ子供の場所にはつかないよな?」
「うん。まだまだ先だね」

 魔物で間違いないと四人は警戒度を上げた。
 二十秒ほど進んで、四人は壁や床にくっついたナメクジの魔物をみつけた。数は三十体以上。大きさは猫ほどか。

「気持ち悪い」

 リジィの表情が歪む。畑仕事を手伝ったことがあるので、ミミズは平気なのだが大きさが異常なナメクジは駄目らしい。

「これについてなにか知ってます?」

 イオネの問いに三人は首を横に振る。

「動きは鈍いから全部は倒さなくても問題ないかな」

 通常のナメクジよりも速いが、四人の徒歩速度には負ける。通る位置のナメクジを排除すれば問題ないだろう。
 シデルの炎術でもよかっただろうが気力節約のため、セルシオの剣でナメクジを払いつつ進む。強さも大したことはないようで、ジェリーイエローと少し強いくらいだ。一振りで死んでいく。
 ナメクジのいた道を通り抜けて、進むセルシオはふと剣の異常に気づいた。

「刃先が変色してる」
「ん? お、本当だな。ナメクジ斬ったせいか?」

 ナメクジを斬ったせいだった。強さはたいしたことないが、体液は金属を溶かすのだ。調子にのって斬り続けていると使い物にならなくなる。

「研ぎに出せば元に戻ると思う?」
「それくらいなら研いでもらえば大丈夫だろ。とりあえず水で洗って、布で拭いておくようにな」

 頷いたセルシオは水筒から水を出し、刃先を洗う。
 簡単な手入れを済ませて、再び進みだす。洞窟は蟻の巣のように道が分かれていて、そこを穴の方角を頼りに進んでいく。
 途中で、大コウモリや大ムカデといった魔物に出遭い、倒していく。出てきたのは魔物だけではなく、迷い込んだらしい動物の骨もあった。死んでずいぶん時間が経っているようで、餓死したのか魔物に食べれたのかわからない。
 そうして距離的にはそろそろだろうと思った時、セルシオは人と魔物の気配を捉える。

「襲われてるのか!?」
「わからない」
「急ぎましょう!」
「うん」

 四人は歩く速度を上げて気配の元へと急ぐ。
 目的の縦穴の下へと着いた四人が見たものは、粘性の高そうな液体にまとわりつかれた十才ほどの少女の姿だった。気絶しているのか目は閉じられていた。
 半透明な緑の液体は魔物のようで、じゅるじゅると蠢いている。体積は少女を包み込んで余りあり、シデルをも包み込めそうだ。

「あれじゃ、攻撃できないぞ!?」
「雷でも炎の魔術でもあの子にダメージがいきそうですわ」
「といって剣や斧でも効果はなさそうだし、どうりゃいいんだ!?」

 手出しできないと、四人は立ち止まる。武器を構えて、少し睨み合う。そこでリジィは首を傾げた。

「あの子、苦しそうな感じじゃないよ?」
「リジィっなにを言ってって……ほんとだな?」

 リジィの指摘に魔物ではなく、少女に視線を合わせシデルも気づく。

「あの子、気絶ってよりは寝てるって感じだね?」
「起こしてみます?」

 魔物を刺激することにならないだろうかと、起こすことに躊躇いを感じる。迷っている間に、少しだけ時間が流れ全員首を傾げた。

「……魔物も攻撃してないしどうなってるんだろ」
「このまま様子見てみるか」

 少女が起きたらなにかわかるかもしれないと、警戒度を落す。
 魔物から目を放さずに、周囲を見渡す。天井に開いた穴から一筋の光がさし、ここだけ明かり粉が必要ない程度の明るさがある。床には下ろされた食料が入っていたであろう、籠が落ちている。
 ここで行き止まりではなく、魔物の右斜め後ろにさらに続く道がある。
 奥の様子を見てみようと、セルシオはそろそろと動く。こちらの動きになにかしらの反応を見せたら、止まろうと思っていたが魔物が激しく動くことはなかった。

「なにかある……あれは椅子?」

 道の先は明かり粉の範囲外で、よく見えないが椅子らしき影が見える。なにかしらの気配はない。

「椅子ってことは誰か住んでるのか? これが椅子を使ってるわけはないだろうし」
「俺一人で進んでみる?」
「なにか隠れてるかもしれんから一人は危険だと思うが」
「じゃあ、もう少しだけ進んでみて、椅子のほかになにかあるかだけ見るよ」

 それなら大丈夫かなとシデルとイオネは頷く。リジィは小声で気をつけてと、魔物を刺激しないように声援を送る。
 それに片手を上げて応え、セルシオは慎重に一歩二歩と進む。
 十歩も進まず、机や棚を確認できたので、そこで止まり観察していく。
 机の上にはランプらしきもの、棚には本らしきものが見える。気配はやはり感じられない。

「そんな感じだった」
「誰か住んでたのは間違いなさそうですわ」
「本とか調べたら、いろいろとわかりそうだな」

 魔物と少女をどうにかしないと調べられそうにないが。
 少女の目覚めを待つことになり、四人はその場に座る。そして一時間ほど時間が経ち、少女が目を開けた。

「……あなたたち誰?」
「救助に来たんだけど、魔物に関してはなにも言うことないの?」
「この子、私を助けてくれたから」
「助けた?」
「うん。上から落っこちた時にクッションになってくれたり、魔物から守ってくれた。寝る時もこんな風にベッドになってくれたよ?」

 この魔物がクッションにならなければ死んでいたところだ。命を救われたと少女もわかっているので、魔物を怖がることがないのだ。

「気絶じゃなくて寝てただけですの?」
「うん。もういいよ、ありがとう」

 少女が礼を言うと、魔物はゆっくりと少女を下ろす。

「私たちの言葉も理解しているのですか?」
「触れ合ってると簡単にだけどわかるよ」
「その魔物ってなんなんだ? わかるか?」
「作られたって言ってた。あるじを待ってるって」

 落ちてから暇で、互いのことを話していた。その時に知ったのだ。

「この奥の部屋って主の部屋なのか聞いてみてくれないか?」
「いいよ」

 シデルが自分で聞かないのは、自分が魔物に触れた場合はとって食われやしないかと思ったからだ。少女に無害だからといって、他の者にも無害だとかぎらない。

「そうだって」
「調べてみたいんだが」
「はでに荒さなければいいみたい」
「そうか、じゃあ少し調べさせてもらうよ」
「その前に治療しとこう。今は痛そうじゃないけど、一応応急処置はしておいた方がいいと思うから」

 テトと名乗った少女の怪我を治療し、五人と一匹は主の部屋に移動する。
 そこは居住スペースのようで、あまり広い場所ではなかった。ここの先にさらに部屋があるらしい。
 そこにも行ってみることにするが、まずはここの捜索だ。といっても調べるところは机の引き出しと棚くらいしかない。
 棚には古くなった専門書ばかりだ。普通に扱っても簡単に破れそうで、開かず表紙だけ見ていく。それらを見て、研究内容を予想する。

「魔物を生み出す研究ってことでいいのかな?」
「俺もそう思う。その成果の一つがこいつなんだろうな」

 今もぶよぶよと蠢く魔物を見る。

「でも魔物を生み出すだけならアカデミーでもいいと思いますわ。ナンバーが研究していたでしょう?」
「アカデミーで研究できない理由があったってことなのかな」
「兄ちゃん、これ」

 引き出しを見ていたリジィが何枚かの変色した紙を持ってきた。
 内容は研究資料ではなく、日記のようなものだった。それを見てここで暮らしていた理由がわかった。

「人付き合いが面倒なだけだったってさ。んでその魔物はボディーガード兼子供兼友達だったらしい。名前はナリキド」
「深い理由なんてなかったんだなぁ」

 感心と呆れが混ざった感想が漏れた。
 さらに調査を進めて、ここの主は八十年前の人間だとわかった。

「八十年ってことはもう死んでいるのでしょうね」
「普通ならそうだな」

 会話が聞こえていた魔物をテトが慰めている。感情が色で表されるのか、体色が緑から黄色へと変化している。聞こえてくる少女の言葉から落ち込んでいるらしいと判断できた。

「また会いに来るから! 今度は皆で来るよ。皆で遊べば楽しいよ」

 四人は、何人もの子供が魔物にまとわりつかれている光景を想像し、あまり楽しそうだとは思えなかった。大人が見たら卒倒しそうな光景だろう。

「それはどうなんだろう? ここって魔物がいて危ないんだが」
「そうですわね。大人たちが許しそうにないですわ」
「この子が守ってくれるから大丈夫!」
「実際に守っていたらしいから信じてもいい、のかなぁ?」

 セルシオは首を傾げる、素直に頷けない。基本的に魔物は敵だ。アーストラエアではドータニアのような魔物を見かけることもあり、人の命令を聞く魔物もいると人々は知っている。しかしここのような村ではそんなことを知る機会はなく、警戒するだけだろう。外見も愛嬌があるとはいえず、むしろ警戒心を抱かせる。

「依頼は達成したからこいつのことで悩む必要はないんだが。かといってほったらかして行くと、大人たちが退治に動きそうだよな」

 大人には子供のような柔軟性は期待できない。一度危険だと思い込めはそのまま突っ走る可能性が高かった。
 そうなるとわかってて放っておくのは目覚めが悪い。セルシオたちもナリキドのことを完全に信じているわけではなかったが。

「大人たちにも利益があれば問題ないんだよね。村周辺の魔物を退治すれば共存は無理でも、子供たちと遊ぶくらいは見逃してくれる?」
「ここに入る前のニードルバードみたいなことがあるし、有効かもしれんが。問題はこいつが周辺の魔物に勝てるかだよな」

 戦ってみてもらおうかと一緒に外に出ることを提案すると、テトを通して承諾の返事が返ってきた。
 洞窟を出る前に、奥の部屋も調査してみる。いつくかの研究機材があったが、長年放置されて整備していないことで使えそうにない。使おうとすればそのまま壊れそうだ。
 用事はなくなり来た道を戻る。その途中で虫系の魔物にあったが、ナメクジ以外はナリキドに喰われた。ナメクジも食べられないことはないが、感触が好きではないと食べないらしい。今後もテトと会いたいならば処理した方がいいという言葉に、そこらの穴に落すか川に捨てると決めたようだ。
 外に出て、太陽の光に目を細める。太陽の傾き具合からあと二時間もせずに日が暮れるだろう。

「魔物はどこかいないかな」

 皆で周囲を見渡すも、水面にちらりと影が見える程度でいそうにない。洞窟にいた魔物を食べたことで大体の強さはわかったが、洞窟外での戦いも見ておこうと魔物を探す。

「上がって草原とかに行ってみるか」

 崖を上がり、村か少し離れた草原に行く。そこでタイミングよく餌を探していた飢暴犬四頭と遭遇する。
 ナリキドがうぞうぞと前に進み、飢暴犬が突進する。ナリキドも体の一部を四本伸ばして、飢暴犬を絡め取る。逃れようと暴れる飢暴犬を逃さず、虫の魔物と同様に自身の体に取り込んで食べてしまった。あっという間に飢暴犬は消化されてしまう。暴れていた時に噛み付かれていたが、ナリキドにはなんの害はなさそうだった。
 その様子を見たテトは強い強いとはしゃいでいる。

「あっさりと倒しましたわね。わりと強かったりするのでしょうか?」
「物理的な攻撃も効きそうにないし、戦っていたら苦戦していたな、これは」

 実のところ苦戦ですまない可能性もあった。主人のボディーガードをしていたのは伊達ではない。真正面からぶつかればセルシオたちを蹴散らせる。レベル200の傭兵を五人集めても勝率は高いのだ。物理攻撃も効果がないことはないのだが、十分の一までダメージが減らされる。魔法は効くが、テトにまとわりついていたため使えなかったので、戦っていれば負けはほぼ確実だったのだ。
 実力はわかったので、村へと戻る。入り口にテトの帰りを待っていた母親が、魔物を見て悲鳴を上げた。その悲鳴で人が集まっていく。

「想像通りの反応だなぁ」

 ぞくぞくと集まり騒ぐ村人たちに、セルシオは納得するように頷く。

「テ、テテテトっこっちいらっしゃい! 危ないわ!」
「大丈夫だよ、お母さん」

 テトが大丈夫だと示すようにナリキドに触れる。ぷるるんと表面が揺れ、母親から再び悲鳴が上がった。

「そそそそその魔物を倒して娘を助けてください!」
「大丈夫だってお母さん、ほらなんともない」

 触って抱きついてなんともない姿を見せられても、母親は落ち着くことはなく、ついには気絶し村人に支えられた。

「なにがどうなっているのか、説明してくれないか?」

 村人の一人がセルシオたちに尋ねる。

「最初から説明するとだな、俺たちはテトの救助を頼まれた。んで洞窟に行ったらこいつがいてテトを守っていた。穴から落ちた時もクッション代わりになったらしいぞ。こいつがなんなのかわからなかった俺たちは洞窟内を調べて、昔洞窟に住んでいた研究者が生み出したものだと知った。暴れる様子はなく、テトを守っていたこともあって退治する気になれなかった俺たちは、こいつを連れて出てきたと」
「昔、あそこに住んでいた奴がいた? 誰か知っているか?」

 村人はほかの人たちに問いかける。ほとんどの者が首を傾げる中、一人の老人が口を開く。

「一度だけ噂を聞いたことがある。洞窟に出入りしていた者がいると。村に立ち寄らずに崖に向かっていったという話を聞いて、当時の者たちは旅人かなにかだろうと言ってたものだ」
「住んでたのかあそこに」

 物好きもいたものだと村人たちは呆れている。

「もういない者のことはどうでもいい、今はその魔物のことだ。危険はないのか? 少しでも危険なら倒してもらいたい」
「これまで一緒にいて襲われてはないから、危険だと断定はできませんわ。あと退治は私たちには難しいでしょう。頼むならもっと強い人たちに大金を積んだ方が確実ですわ」
「傭兵に倒せないって、暴れだしたら俺たちにはどうにもできないってことじゃないか!」

 村人たちは怖がる様子で一歩下がる。

「金はいくらでも出すから倒してくれ!」
「だから難しいといったでしょう? ここで命賭ける気はありませんわ」

 ナリキドとは一応友好的な関係を築けている。それを崩してまで戦おうという気はイオネにはない。

「依頼の不履行だろ!」
「依頼は子供の救助。洞窟から連れ出して村まで連れて来た時点で達成されてますわ。この魔物との関係はあなた方でどうにか考えてくださいな。私たちでは良い考えは浮かびませんわ」
「刺激しなければ大丈夫だとは思うんだけどね。実際にこれまで襲われたことはないんだし。見て見ぬふりしていれば意外となんとかなると思うよ」
「他人事だと思って!」

 セルシオの言葉に村人たちが怒鳴る。セルシオもそれはわかっているが、どうすればいいのかわからないのだ。きっとこれからの関係で決まることで、明確な答えはないのだろう。
 リジィにとってはナリキドよりも、怒鳴る村人の方が怖く感じられ、セルシオの背に隠れている。

「しばらく村人同士で話し合いたいので、見張るくらいはしてもらえませんか?」

 老人の提案に、それくらいならばと四人は頷く。
 会話が聞こえないだろう位置まで離れた村人たちはこれからどうするかと話し出す。
 始めはナリキドを引っ張り出したセルシオたちに文句ばかり言っていた。だがよくよく考えると穴に落ちた子供が発端で、非は村側にあると気づき、気まずそうな雰囲気になり文句は減っていった。
 話は退治か放置かに移る。多くは放置はしておきたくないという思いだった。ならば退治ということになるが、戦わないと断言したセルシオたちにどうやって戦わせるか、その方法が思いつかない。
 石を投げるなりしてナリキドを怒らせ敵対し、戦わせるしかない状況に持っていけばいいという案が出る。テトが確実に巻き込まれるだろうが、こんなことになったのもテトのせいなので、仕方ない犠牲じゃないかと言い出す。
 それにストップを出したのは老人だ。敵わないと言っていた魔物と戦うだろかと。セルシオたちが戦わず逃げ出したら村は全滅するしかない。
 村人たちは老人の言葉に説得力を感じ、この場で戦うという考えは捨てた。
 かといって放置はできない。強い魔物が近くにいることに不安しか感じない。
 話の結果は、放置とみせかけて密かに強い傭兵を雇い退治してもらうということになった。
 どれくらいの傭兵を雇えばいいのかわからないので、情報を得ておこうとセルシオたちに聞くことにして、代表一人が残りほかは去っていく。

「放置という結論になった」
「妥当だな」
「それで万が一暴れだした時に止めるため、どれくらいの傭兵がいればいいのか聞きたい」

 暴れだしてから止めようと傭兵を雇っても遅い。シデルとイオネはそれをわかっていて、村人たちが退治に動こうとしているのだと薄っすら推測できた。セルシオとリジィは不穏な空気を察しただけだ。
 先に言ったように、ナリキドと村人たちの関係なので、二人はそれをどうこう言わない。どうこう言える権利を放棄したのだ、言えるはずもなかった。、

「十万から二十万を出して雇える四人くらいの傭兵なら大丈夫だと思うが。確実に止めたいならもっと用意した方がいいな」
「村全体で負担すれば……」

 皆で負担しても安くはないが、用意できない金ではない。
 礼を言った村人は村へと戻っていく。テトもそろそろ家に帰ると、ナリキドに別れを告げて走り去る。

「お前さんも洞窟に戻りな」

 シデルは恐る恐るナリキドに触れて言う。肯定の意思が返ってきて、ナリキドは崖へと去っていった。
 四人も村の空き家へと向かう。微妙な雰囲気の村の中で、一夜を過ごした四人はアーエストラエアへと帰っていく。

 二十日後に、村人に雇われたレベル250の傭兵が四人洞窟へと入っていった。
 彼らは物理ダメージ低下という特性に苦戦を強いられるものの、なんとか倒すことに成功した。
 ナリキドと仲良くなっていた子供たちはその死を大いに悲しむ。大人たちは安堵したように笑っていた。
 この時から三年ほど経つと、村の畑を虫系の魔物が荒らすようになった。これはナリキドが餌としていた魔物が減ることなく増えて、洞窟から出てきはじめたせいだ。
 百年ほど前は当たり前にあった光景で、当時は定期的に傭兵を雇い対処していた。
 ナリキドのおかげで被害が減っていたとは予想もしない村人は、どうして急に被害が出始めたのか首を傾げることになる。
 なにがどう影響するか、わからない世の中だった。
感想ありがとうございます
スライム系の魔物に包まれる少女、エロイ!
ストック切れたので書き溜めです

》イオネは虎と話せるのでしょうか
話せますが、話そうする前に戦い始めそうです

》レオンは勇者になったけど、一気にレベルが100~
あり得そうです。あとはこれまで使っていた装備の重さに違和感感じたりもしそうですね
リジィもわりと急激な上がり方してますし、ちょっとした失敗してそうです

》村を出る前に弟を捜す動きがあった方が良かったと思います
たしかに、念のため探した方がそれらしいですね。あとで一文だけでも付け加えると思います

》リジィは『ブラコンの挑戦者』にでも~
⇒ブラコンを通り越した挑戦者

》弟について
ロッドについてはいつか書く予定です。きちんと形にならなかった場合は最終話で書くことにしています

》レオン
努力している人の横で、運良く成功を収め進む人。世の中そんな人もいます、レオンがたまたまそれに当てはまっただけ。そんな感じですね
レオンの今後は最終話の手前辺りでちょろっと出る予定。いいネタが出たらその前に書きます

》その咆哮に耐えた事で、エクストラツール枠~
》セルジオの体力と気力上限、ものすごいプレッシャー~
エクストラツールは先天的なもののみって設定したんで追加はなしです
度胸はつきました。トラウマを克服できれば、戦う上で強みの一つになります

》なんかパッとしないですね
それがセルシオ。いつか花咲く日がくる、といいな
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