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第3話 後編

その日の昼休み。

俺は『支援クラス』の扉の前に立っていた。

さっきの銀河の件で、色々と聞きたい事があったからだ。

別に、銀河みたいに由乃の事を疑っている訳ではない。だが、何故銀河が由乃に掴みかかったのか。もしかしたら由乃は何か知っているのではないか。そんな気がしたのだ。

……だがあんな事があった後だ。由乃はちゃんと俺に事情を話してくれるんだろうか。

一つため息を吐いたその直後、『支援クラス』の扉が開かれ、真梨恵が現れた。

「あれ? 佐藤君だー。昼休みにここに来るなんて珍しいねー?」

「おう。ちょっと、色々と聞きたい事があってな。……入っていいか?」

「うん、良いよー! 今ね、丁度お昼ご飯食べる所なの! 佐藤君も一緒に食べよー!」

「おう、その心算で弁当持ってきたから」

俺がそう言うと、真梨恵は「そっかー! じゃあ入って入ってー!」と入室を促した。

俺が「失礼します」と言いながら入る。すると、短髪の女子が俺の方を見て「おや」と口を開いた。

「お客様とは珍しいじゃないか。真梨恵のお友達かい?」

「そうだよー。ほら、いつも話してるでしょ? 佐藤君だよー!」

「ああ、君が佐藤君か」

そう言って彼女は立ち上がり、俺の方に近づいた。……待って、こいつ俺より身長高い。

「話は真梨恵から聞いているよ。私は遠藤菜月、1年だ」

「1年!? 身長たっか!? なんで!?」

「ハッハッハ、驚いたかい? うちは家族皆身長が高いんだ。まあ、遺伝ってやつだよ」

そう言って菜月はまた笑った。……いや、遺伝にしても高過ぎだろ……。なんかちょっと悔しい。

そんな事を思っていると、後ろから声が聞こえてきた。

「あら、珍しいわねー、お客様?」

振り向くと、茶髪で身長が低めの男子生徒と、白い杖を持った……確か、銀河が『後藤』と呼んでいた男子生徒がいた。

菜月は彼等に気づくと、「ああ」と返事をした。

「真梨恵のお友達の佐藤君だ」

「佐藤……ああ、真梨恵先輩がよく話してる方ですね」

白い杖の男子生徒がそう言うと、彼は俺の方に顔を向けた。目が見えないのだろうか、両目は固く閉ざされている。

「僕は後藤瀧太郎、1年です。……見ての通り、僕は目が見えないので、お姿が見られないのが残念です……」

「あ、いや全然……」

俺がそう返す。ふと目線を隣に向けると、茶髪の男子生徒が俺の方をじっと見ていた。

「あの……」

「ん? あらやだ、ごめんなさいねー!」

俺が声をかけると、彼は笑いながらそう返した。

……これが所謂『オネエ』ってやつか。初めて見たわ。

「山下楓真よ。支援クラスの中では唯一の2年生なの。佐藤先輩があまりに良い身体してるから、つい見惚れちゃった」

楓真はそう自己紹介した。……最後絶対ハートマークついてたろ。

――そういえば。俺は教室を見回し、ある一点に目を止めた。

そこは教室の片隅。長い黒髪の女子生徒が、そこに体育座りをしていた。前髪は長く、目にかかっている。

そんな俺の様子に気が付いたのか、声をかけてきたのは菜月だった。

「……彼女は柳崎由乃。って言っても、今朝の騒ぎの中にいたなら名前は分かるだろう。彼女は、人間嫌いなんだ。支援クラスでも、彼女がちゃんと話せるのは真梨恵と神谷先生くらいじゃないか? 私も何度か話しかけてはいるんだが……。……今日は、あんな事があってからずっとあの状態なんだ」

やっぱり、今朝の事を気にしているのだろうか。

俺は、思い切って由乃に近づき、目の前でしゃがんだ。

それに気が付いたのか、由乃は俺と目を合わせる。

「由乃。喋らなくていい。喋らなくていいから、幾つか……否、一個でいいや。一個だけ質問させてくれ」

由乃は、俺と目を合わせたまま何も喋らない。

……この様子だと、全部は話してくれないだろう。俺は、確認という意味を込め、一個だけ質問した。

「……あの貼り紙。あれは、由乃がやったんじゃないんだよな? ……ああ、言わなくていい。やってないなら頷いてくれ。けどもしやったなら首を横に振ってくれ。そのどっちかだけでいい」

由乃は俺の方をじっと見ている。

……が、暫くして、由乃はゆっくり、首を縦に振った。つまり頷いた。……由乃は、あの貼り紙を貼っていない。

「……そっか。……それだけ分かればいいや。辛い事聞いて悪かったな。答えてくれてありがとう」

俺はそう返して立ち上がり、後ろを振り向いた。

「とりあえず早くご飯食べようぜ! でないと昼休み終わっちゃうぞ?」

「あ……あらやだ、そうねー! 食べましょ食べましょ! あっほら、佐藤先輩ココ座ってー」

「おう、ありがとな!」

そんなやりとりをしながら、俺達はお昼の準備を急いだ。



――昼食を食べ終え、暫く真梨恵達と話していると、いつの間にか時間が経ち、五時間目が始まる10分前になっていた。

「っと、もうこんな時間か。悪い、俺そろそろ行かなきゃ」

「あらー残念。もっと佐藤先輩とお話ししたかったわー」

「また遊びに来るから、そん時また話そうぜ。じゃ、真梨恵はまた後でな」

「はーい! またねー佐藤君ー!」

そう挨拶しながら、俺が支援クラスを出ようとすると、後ろから「待て」と呼び止められた。

振り向くと、先ほどまで体育座りをしていた由乃が立ち上がっており、俺の方を見ていた。

「……どうした、由乃?」

俺がそう聞くと、由乃は俺の方をじっと見たまま言った。

「……あの貼り紙を貼ったのは私じゃない。が……犯人は、知ってる」

「柳崎さん、犯人知ってるの!?」

真梨恵が驚いてそう聞くと、由乃はコクッと頷き、続けた。

「……新聞部の元部長だ」

「新聞部の元部長……って、星羅の事か?」

「そうだ。多分、副部長の本橋貴峰もグル。……その二人が、貼り紙を貼っている所を私は見た」

星羅も貴峰も、俺達3年生の中では結構有名で悪質な『パパラッチ』だ。

しかも、手に入れた情報を学校掲示板に貼り出し騒ぎを起こす。今までも何回か同じような事があった。

……まさか銀河が標的にされるとは。

そんな事を考えていると、後ろから声が聞こえてきた。

「……そいつらが犯人か」

――聞き覚えのある声。振り向くと、そこに銀河が立っていた。

銀河はこちらの方をじっと見ている。が、暫くして、銀河は走り出した。

嫌な予感がする。

「待て銀河! 何する心算だ! 銀河!!」

そう叫びながら、俺は銀河を追うように走った。


-------------------------------


追った先は3年の教室だった。色んな人の叫び声が聞こえる。

俺が教室の扉を開けると――銀河が、星羅の首を掴み、持ち上げていた。

星羅は苦しそうに、かすれた声で「やめて」と何度も言っている。

「銀河! 何してんだ銀河! その手を離せ!」

俺がそう叫ぶと、銀河は俺の方を見て言った。

「……何故だ? こいつは俺の事を陥れようとしたんだぞ? あの貼り紙で。何故手を離さなければならない?」

「馬鹿かお前は!? 犯罪者になる心算かよ!?」

「犯罪者……。成程それも良いな。こいつと本橋貴峰を道連れにして地獄に落ちるのも悪くない」

銀河がそう言って貴峰の方を見る。貴峰は「ヒッ」と声をあげて震えた。

「頼むからやめてくれ銀河! 俺はお前に地獄に落ちて欲しくねえよ!」

俺がそう言うと、銀河は再び俺の方を見る。その後、星羅の首を掴んでいた手を離し、体ごと俺の方を向いた。持ち上げられていた星羅はそのまま落とされる形で、しりもちをついた。

銀河は俺の方をじっと見てから言った。

「……お前、それ本心で言っているのか?」

「ハア? 当たり前だろ友達なんだから」

「本当に俺の事友達だって思っているのか? 本当にそうなのか? 心の中では俺の事を蔑んでるんだろう? それとも俺が可哀想だと!? 哀れだと!? 惨めだと思っているのか!?!?」

――何だ。俺の目の前にいるのは本当に銀河なのか? 俺の知っている銀河と違う。

俺の知っている銀河は、もっと冷静で、おせっかいで、それでも毎日楽しそうで、それから。

そんな事を考えながらどうする事も出来ずにいると。


「おいおいおいおい、こりゃあ一体何の騒ぎだ?」


後ろから声が聞こえてきた。

振り向くと、そこには真梨恵と、真梨恵が連れてきたらしい男性教師が立っていた。――副担任の新見尾登弥先生だ。

「新見先生……」

新見先生は、銀河の方をじっと見ながら近づいた。

真梨恵もその後ろから銀河に近づくと、真梨恵は何かに気づいたようだった。

「……あれ?」

「……お前も察したか、丑満時」

「うん。なんか……。やっぱり、そういう事だよね」

そんなやり取りの後、新見先生は銀河に質問した。


「……お前、誰だ。松伏銀河じゃねえな?」


一気に、真梨恵と新見先生以外の周囲がざわついた。

俺にも、理解できなかった。俺の目の前にいる彼は、松伏銀河じゃない……?

「な、何言ってるんスか新見先生……。どっからどう見たって銀河じゃないッスか……」

「ううん、佐藤君。松伏君だけど、松伏君じゃないんだよ」

「真梨恵、それってどういう……?」

俺がそう聞くと、真梨恵は俺の方を振り向いて一言言った。


「……『とり憑かれてる』んだよ、松伏君は」


「……『とり憑かれてる』……?」

俺がそう聞き返すと、真梨恵はコクッと頷いた。

新見先生は、銀河の方を見たまま動かない。

「……もう一度聞く。お前は誰だ」

新見先生がそう聞く。銀河は何も答えなかった。

が、その後。

「……あーあ! このままバレずにこいつの体乗っ取れると思ったんだけどなー!」

声は銀河のままだった。だが、喋り方は明らかに銀河じゃなくなった。

彼は話を続けた。

「そうだよ。あんたの言う通りだ新見先生。僕は『松伏銀河』じゃない。……僕は『木村成宏』。あんたならよく知ってるはずだよ」

「木村成宏……? ……木村成宏だと!?」

新見先生は驚いたように聞き返した。

成宏は「そうだよ」と返事をして、続けた。

「数年前、全校生徒からのいじめに耐え兼ね音楽室で自殺した『木村成宏』だよ。担任も、副担任も、それどころか教師達全員がいじめを見て見ぬふりしていた結果自殺した、あの『木村成宏』さ! ……その時、あんたもいただろう新見先生」

新見先生は何も答えなかった。

その代わり、言葉を発したのは真梨恵だった。

「でも、それと松伏君はなんの関係もないはずでしょ? なんで松伏君にとり憑いているの?」

すると、成宏は「知らないの?」と返した。

「松伏銀河はね、僕と同じなんだよ。辛いって言ってたよ。……いじめられて、秘密にしていた事を晒されて、幻滅されてさ」

「ちょっと待て。銀河がいじめられてた? 何かの間違いだろ?」

「……なんだ、君も知らなかったのか。ずっと一緒にいたはずなのに知らないなんておかしいねえ?」

――銀河が、いじめられていた。

何で教えてくれなかったんだあいつは。そんなの、言ってくれれば助けたのに。

……ちょっと待て。もう一つ気になる言葉がある。

「……秘密にしていた事を晒されって……どういう事だ?」

俺が成宏にそう聞くと、成宏は「ハア?」と返事をした。

「何、君それも知らなかったの? それでも松伏銀河の友達? ……松伏銀河はね、本当は女なんだよ。家庭の事情で、今まで男として育てられてきた。だけど、松伏銀河は本当は気づいてるんだ。自分が女だって事。それでもずっと隠してた。……友達である君なら、既に気づいてると思ってたんだけどなー」

――銀河が、女?

流石に真梨恵も驚いたようだ。周囲も更にざわついている。

どうする事も出来ずにいると、新見先生が成宏に近づいて言った。

「……さて。もうそろそろ良いだろ木村。……松伏の体から出ていけ」

「ハア? なんで?」

「いいから出ていけ! ……松伏本人と話がしたいんだよ、俺は」

新見先生がそう言うと、成宏は「チェッ」と言った。

その後、体から白いモヤモヤしたものが出ていくのが見えた。

真梨恵がその様子を見て、「出てったね」と呟いた。

新見先生は、『銀河』の方を見て言った。

「……なあ松伏。もうそろそろ、自分の言葉で話しても良いんじゃないか? お前、俺には色々相談しに来てたろ? 同じ事を、今ここで言ってしまえばいい」

銀河は、俯いたまま何も答えなかった。

すると、廊下の方から何やら二つの足音が聞こえてきた。

「……丁度、二人とも来たみたいだしな?」

足音を聞いた新見先生がそう言った。

やってきたのは、銀河の両親だった。両方とも、銀河の様子を心配そうに見ている。

「銀河……?」

父親の方が、銀河に声をかける。

暫くして、銀河の声が聞こえてきた。

「……かった」

「ん?」

新見先生が聞き返すと、銀河は俯いたまま言葉を発した。

「本当は、ちゃんと女として育てて欲しかった。そうすれば、こんな事にならずに済んだのに。いじめられずに済んだのに。……佐藤にも、丑満時にも、秘密にせずに、ちゃんと女として関われたのに。何故だ! 何故俺は……いや、私は! 女として生きる事を許されなかったのか!! 何故! ……それとも、女である私は、親として愛してくれないのか……?」

そう言いながら顔をあげた銀河の目には、涙が溢れていた。

「佐藤も、丑満時も、そうなのか? 急に私が女だって知って、それでも友達でいてくれる程寛大な心は持ち合わせていないと? ……秘密にしていた事は謝る。すまないと思ってる。けど……それでも……。なあ、頼む。私の事を友達だと言ってくれ。……ひとりに、なりたくない」

泣きながら、銀河はそう言った。

たまらなくなって、俺は銀河に走り寄り、そのまま抱きしめた。

「当たり前だろうが! お前がどんな奴でも、俺はずっと銀河の友達だ! 嘘じゃない! ちゃんと、友達だから! だから……もうあんま自分を責めんな」

「佐藤……」

「……全部、気づいてあげれなくてごめんな」

俺がそう言うと、銀河が首を横に振ったのが分かった。

いつの間にか真梨恵も銀河に近づき抱きしめていたようで、真梨恵の声も聞こえてきた。

「私もだよ、松伏『さん』。私も、ずっと友達だよ。松伏さんは何にも悪くないよ。気づいてあげられなかった私が悪いんだよ。……ごめんね、松伏さん」

「違う。佐藤も丑満時も、何も悪くない。何も、悪くない……!」

――これで、一件落着だろう。

そんな事を考えていた、その時だった。


『……許さない』


後ろから、声が聞こえてきた。

声のする方を見る。俺には白いモヤにしか見えなかったが、おそらく銀河の体から出てきた『木村成宏』だ。

『許さない。こんな大団円が! 許されるはずがない!! 許されるはずないんだあ!!!!』

「まずい! 3人とも避けろ!!」

新見先生がそう叫ぶが、体が動けない。

白いモヤが物凄いスピードで俺達の方に襲ってくる。……が。

「其処までだ、木村成宏」

いつの間にか、俺達の目の前に、見覚えのある姿が現れた。『坂杜様』だ。

『坂杜様』は白いモヤを抑えたまま動かない。

「貴様はもう終わりだ。これより強制的に成仏させる。……悪く思うなよ木村成宏」

すると、白いモヤが光りはじめ、嫌がる声が聞こえてきた。

『やめろ! 嫌だ! このまま終わりたくない! 終わってたまるか! やめろ……やめろおおおおおおおおお!!』

その言葉を最期に、白いモヤは消え、声は聞こえなくなった。

『坂杜様』は「ふう」と腕を下して振り向いた。

「……どうやら間に合ったようだな」

「『坂杜様』!? なんでここに!?」

「おっと。私の姿は見えるものにしか見えない。変人だと思われたくはないであろう?」

『坂杜様』はそう言うと、銀河に近づき、銀河の頭を優しく二度ポンポンと叩いた。

「……漸く、自らの本音を言えたようだな松伏。……よく頑張った」

珍しい。『坂杜様』がちゃんと人を褒めた。

そう思うのもつかの間、『坂杜様』は俺達の目の前から消えた。


その場には暫く沈黙が流れたが、暫くして銀河の両親が銀河に近づいた。

母親が銀河を抱きしめる。

「ごめんね! ごめんね銀河……! そうでもしないと、私怖かったのよ……! 親戚に、お義父様に、お義母様に、なんて言われるか、何をされるか分からなくて……! けど、まさかこんな事になるなんて……嗚呼、本当にごめんなさい……!」

「俺もごめんな、銀河。俺は、松伏家のしきたりに縛られすぎたのかもしれない。もういいんだ。お前は、お前らしく生きればいい。家の事は何とかする。最悪絶縁する事になると思うが、本当の銀河をちゃんと愛せないくらいなら、その方が良い」

「父さん……母さん……」

やれやれ。今度こそ本当に一件落着か。

そう思いながら、ふと真梨恵の方を見ると、真梨恵は微笑んで頷いた。


-------------------------------------


その日の放課後、俺は銀河や真梨恵と共に支援クラスに向かった。

支援クラスの皆に事情を説明すると、菜月が「そうだったのか」と言葉を発した。

「家のしきたりとはやはりややこしいものだね。私の家もそれなりに厳しくて、よく反抗したものだよ」

「そうなの? あたしそういうの経験したことないから分からないわあー?」

そんな会話をしていると、銀河は教室の隅で体育座りをしていた由乃に近づき言った。

「……今朝は、すまなかったな柳崎」

「……ちゃんと、話はできたか?」

「ああ。皆にちゃんと、本当の事は伝えた」

「そうか。……それでこそ、松伏銀河だ」

そう言いながら、由乃は銀河の方を見て微笑んだ。

「あらやだ……あたし由乃ちゃんのあんな顔初めて見たわ」

「ハッハッハ。これぞ、一件落着、だね」

そんな話をしながら、2人の様子を見ていた。


いつの間にか窓の外は、綺麗な茜色の空が広がっていた。


【第3話 後日談へ続く】

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