泉鏡花作品 現代語訳・リライト
鏡花小説の現代語訳・リライトです。
泉鏡花『懸香』 現代語リライト
「かけごう」。大正四年作。今のところ全集でしか読めません。
蒸し暑い夜更けの海辺を、蛍のようにただよう黒い提灯の噂。村の若者が海から引き上げた全裸の女には、首がなかった……。
戦前のエログロ探偵//
掲載日:2025年 03月 29日
最終掲載日:2025年 03月 29日
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泉鏡花
泉鏡花『歌行燈』 現代語訳
鏡花一代の名作と讃えられる『歌行燈』(うたあんどん)。
中世、近世の文学に深く根を下ろし、極度に切り詰められた文体で語られる能楽の芸道もの……といえば敷居が高いのですが、物語そのものは、数奇な運命//
掲載日:2024年 05月 15日
最終掲載日:2024年 06月 06日
キーワード:
泉鏡花
泉鏡花『幻の絵馬』 現代語訳
鏡花の暗黒グラン・ギニョール、『幻の絵馬』全十八章の現代語訳です。大正六年一月発表。
掲載日:2023年 09月 09日
最終掲載日:2023年 09月 27日
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伝奇
怪談
泉鏡花
鏡花
泉鏡花『春昼』 現代語訳
『春昼』(しゅんちゅう)は明治三十九(1906)年に発表された短編。鏡花の最高傑作に挙げる人も多い作品です。
夢のなかで契りを結んだ男女の夢幻的な悲恋の物語で、昔話ではなく、(明治の)現代生活に忍び//
掲載日:2024年 10月 18日
最終掲載日:2024年 10月 18日
キーワード:
泉鏡花
泉鏡花『春昼後刻』 現代語訳
昨年の十月にアップした『春昼』現代語訳の後篇です。恋に焦がれて命を落とした「客人」の、思慕の対象であった玉脇みをその人と、主人公の散歩者は遭遇する。どこか正気を失ったような美女の不思議な言動に、散歩//
掲載日:2025年 02月 13日
最終掲載日:2025年 02月 15日
キーワード:
明治/大正
泉鏡花
泉鏡花『陽炎座』 現代語訳
ぼんやりとした記憶と、難解だったという印象しかなかった本作。再読して、こんなにもおもしろい作品だったのかと……。鏡花小説の前衛性に驚かされ、超絶技巧の冴えを堪能できる、もしかしたらSF小説の先駆けな//
掲載日:2024年 02月 28日
最終掲載日:2024年 02月 28日
キーワード:
泉鏡花
泉鏡花『神鑿』 現代語訳
『神鑿(しんさく)』は明治四十二年(1909年)九月に発表された中編。数ある鏡花作品のなかでも、とりわけファンタジー色の濃い傑作です。
古城の濠(ほり)で燃えるからくり船、謎を秘めた妖(あや)しい//
掲載日:2024年 01月 23日
最終掲載日:2024年 01月 24日
キーワード:
伝奇
泉鏡花
泉鏡花『国貞ゑがく』 現代語訳
これまでアップしてきた、エンタメ性も備えた鏡花小説にくらべると、本作はかなり名作の風貌。しかし、鏡花らしさは濃厚で、錦絵の美女たちや蜘蛛男、デロレン坊主など、妖しい追憶に彩られた、切れ味鋭い短編です//
掲載日:2024年 02月 05日
最終掲載日:2024年 02月 05日
キーワード:
泉鏡花
泉鏡花『伯爵の釵』 現代語訳 (antiAI ver.)
『伯爵の釵』(はくしゃくのかんざし)。
人気絶頂の女優、紫玉(しぎょく)が、巡業先の炎天下の金沢で出くわした怪異を描いた作品。不吉な予感をはらんだ物語が終幕で一気に飛翔する、典型的な鏡花流ファンタ//
掲載日:2024年 07月 31日
最終掲載日:2024年 08月 08日
キーワード:
明治/大正
泉鏡花『女仙前記』 現代語訳
『女仙前記(じょせんぜんき)』は、明治三十五年(1902年)一月発表。同年五月に発表された『きぬぎぬ川(別題:女仙後記)』のプロローグにあたる短編です。
ストーリーはほとんど動かないのに、緻密に組み//
掲載日:2024年 03月 28日
最終掲載日:2024年 03月 28日
キーワード:
泉鏡花
泉鏡花『きぬぎぬ川』 現代語訳
『きぬぎぬ川』は、明治三十五年(1902年)五月発表。同年一月に発表された『女仙前記(じょせんぜんき)』の続編にして完結編です。独立した短編ですが、先に『女仙前記』(前回UP済み)を読んでいないと事情//
掲載日:2024年 03月 31日
最終掲載日:2024年 04月 07日
泉鏡花『菎蒻本』 現代語訳
『菎蒻本(こんにゃくぼん)』は大正二年六月発表の短編。
鏡花小説中、最もマニアックかもしれない、特殊性癖奇譚とでもいうべき物語。いったいどこからどうやってこんな変な話をひねりだしたことやら。
例に//
掲載日:2024年 06月 22日
最終掲載日:2024年 06月 22日
泉鏡花『南地心中』 現代語訳
大阪を旅する男が見聞きした、お美津、多一という若い二人の悲恋物語……かと思いきや、後半に至って語り口が一変。すべてをひっくり返す悪女の物語に変貌を遂げる。
鏡花小説のなかでも、とりわけ大胆な構成が//
掲載日:2025年 01月 15日
最終掲載日:2025年 01月 23日
キーワード:
明治/大正
悲恋
サスペンス
泉鏡花
泉鏡花『楊柳歌』 現代語訳
初めて京都を訪れた清之助は、お桐(きり)という芸子に案内されて市中を見物するのだが、しだいに女の様子がおかしいことに気づきはじめる。男を心中自殺に誘いたがるお桐に、いったい何があったのか。哀しい女の//
掲載日:2024年 12月 14日
最終掲載日:2024年 12月 15日
キーワード:
明治/大正
悲恋
サスペンス
サイコホラー
泉鏡花『髯題目』 現代語訳
鏡花作品にメルヘンな夢を求める読者にカウンターパンチを食らわせる、死の祝祭劇。
怪談よりも恐ろしい描写もあるので、気分が悪くなる人がいるかもしれません。
掲載日:2023年 12月 13日
最終掲載日:2023年 12月 13日
作品に含まれる要素:
残酷な描写あり
キーワード:
泉鏡花
泉鏡花『五の君』 現代語リライト
『五の君』(ごのきみ)は、鏡花流少女小説とでもいうべき、可愛い賢い香折姫(かおりひめ)のエピソード集。
先に挙げた『勝手口』のような辛辣なトリックはなく、ひたすら姫様の尊さを愛でる掌篇です。すぐに//
掲載日:2024年 10月 29日
最終掲載日:2024年 10月 30日
キーワード:
ほのぼの
ダーク
女主人公
和風
明治/大正
日常
ハッピーエンド
泉鏡花
泉鏡花『桜心中』 現代語訳
『桜心中』(さくらしんじゅう)は、大正四(1915)年作の長めの短編。
「私は、影です、幻なのです」
満開の桜の兼六園を舞台に、のんびりと語られる春うららかな小喜劇……かと思いきや、なかばから一変//
掲載日:2024年 08月 27日
最終掲載日:2024年 08月 27日
キーワード:
明治/大正
泉鏡花
泉鏡花『妖怪年代記』 現代語リライト
『妖怪年代記』(ばけものねんだいき)は、鏡花が満二十一歳のころに書いた、お馬鹿なスラップスティック・ホラーです。難解なところも、つけ加えたいこともないような話ですが、ちょっと息抜きにリライトしてみまし//
掲載日:2024年 12月 24日
最終掲載日:2025年 07月 10日
作品に含まれる要素:
R15
残酷な描写あり
キーワード:
ギャグ
ダーク
明治/大正
泉鏡花
爆速で読む! 泉鏡花『星女郎』
泉鏡花の血まみれアドゥレセンス黙示録。
1節から30節はあらすじ、31章から37章は現代語リライトです。
掲載日:2023年 11月 23日
最終掲載日:2023年 11月 23日
キーワード:
怪談
サイコホラー
泉鏡花
泉鏡花『勝手口』 現代語リライト
これは、鏡花流、ラノベチックな日常ラブコメ? 百合妄想?……なんて思っていると、10章あたりから異変のきざしが……。
短くて読みやすく、驚かされる短編です。
掲載日:2023年 12月 18日
最終掲載日:2023年 12月 18日
キーワード:
日常
ラブコメ
泉鏡花
泉鏡花『鐘声夜半録』 現代語訳
主要登場人物全員死亡。
『鐘声夜半録』(しょうせいやはんろく)は、鏡花が出世作『夜行巡査』より前に書いた、あまりにもひどすぎる短編。ばかばかしいほどの救いのなさに、不謹慎な笑いがこみ上げてくる。いや//
掲載日:2024年 08月 14日
最終掲載日:2024年 08月 14日
キーワード:
泉鏡花