掌編小説

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時々長いお話のようなものがありますので、それをまとめました。

タブーの穴

タブーという言葉がある。使うことすら、許されないような雰囲気がある言葉。いつの間にか、人生に生まれて、いつの間にか、当たり前になり、いつの間にか、穴のあいた自分をつくる、それがタブー。
作品情報 N1756GM 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 09月 05日
最終更新日: 2020年 09月 05日
キーワード: 日常 ひろ葉

明日というもの

明日というもの、それに向かって行きたい。きれいな風景、それに向かって行きたい。私は、私を有りたい。
作品情報 N7938GK 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 08月 11日
最終更新日: 2020年 08月 11日
キーワード: 日常 ひろ葉

縁結び

この昨今でも、ふらっと旅に出られる余裕というのか、経済的にも、精神的にも、マイペースで生きられる人はいるようだ。羨ましいかぎりである。その分、私のような者は、病んでゆくのだろうか。考え過ぎだろう、と何//
作品情報 N7040GK 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 08月 09日
最終更新日: 2020年 08月 09日
キーワード: 日常 ひろ葉

晴れ間の朝

こんな二人がいるかどうかはわからないけれど、蛍袋の絵を描いてくれる人はいないだろうか。昔、あの人が残してくれた絵を、無くしてしまった。あの絵に、もう一度、逢いたい。
作品情報 N0700GI 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 06月 21日
最終更新日: 2020年 06月 21日
キーワード: 日常 ひろ葉

願いの石

石を拾うことがある。何故、その石を拾い、眺めたかはわからない。偶然かもしれないし、必然かもしれない。誰もが石を拾うことがある。石は人の奥にある謎、人の奥にある謎は、謎のまま、生きてゆく人に引き継がれて//
作品情報 N4973GG 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 05月 25日
最終更新日: 2020年 05月 25日
キーワード: 日常 ひろ葉

緑が好き

緑が好き、と言うけれど、ほんとの意味をわかっていないことが多い。西日の当たる草木見ていて、偉くもない人間のことを考えていた。
作品情報 N9775GE 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 05月 02日
最終更新日: 2020年 05月 02日
キーワード: 日常 ひろ葉

久しぶり

簡単な声と言葉。いつでも持っていられたら、人生は楽しくなる、そんな気がする。難しいことは、わかりにくいから、なるべく、なるべく、簡単な声と言葉で、久しぶりって。
作品情報 N5343GI 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 06月 30日
最終更新日: 2020年 06月 30日
キーワード: 日常 ひろ葉

禁忌

ウイルスにより危機にひんしている今よりも 、科学はやがて、更なる発展を遂げるだろう。あってはならないことを、日々、起こしながら。
作品情報 N6999GD 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 04月 12日
最終更新日: 2020年 04月 12日
キーワード: 日常 ひろ葉

今時の才能

この世界は、いつも、辛くない方向へと進んで行く。辛くない方向へと急ぐときには、多くの物事がはしょられる。はしょればはしょるほど、何もできない世界へ進んでいるのに。
作品情報 N4628GC 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 03月 22日
最終更新日: 2020年 03月 22日
キーワード: 日常 ひろ葉

寝湯にいた父

寒波が来て、冷たくなった午後、こたつでうたた寝をした。夢を見た。父親の夢だった。銭湯によく行った。今の自分より、ずっと若い父親がいた。何故か、悲しかった。
作品情報 N1558GC 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 03月 16日
最終更新日: 2020年 03月 16日
キーワード: 日常 ひろ葉

正確な前世

遺伝子を調べれば、この先どんな病気にかかりやすいのか、わかるらしい。聞きたいような、聞きたくないような。前世のことも、ほんとうは、わかるようになっていたりして、と考えてみた。
作品情報 N0596GB 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 02月 25日
最終更新日: 2020年 02月 25日
キーワード: 日常 ひろ葉

紅梅が咲いた日

紅梅が咲いているのを見かけた。もう、春だなと今年も思った。春が来ると、一周したような気になる。一周したら、皆が年を取ったなと感じる。梅や桜は、その目印の花のようだ。
作品情報 N9643GA 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 02月 23日
最終更新日: 2020年 02月 23日
キーワード: 日常 ひろ葉

掌の明日

言いたいことを言い、やりたいことをし、周りのストレスを考えられない人の視界は、どんどん縞模様になるんだろう。そういう人が早くいなくならないかと思いながら、書いていたら、こうなってしまいました。
作品情報 N6736GA 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 02月 16日
最終更新日: 2020年 02月 16日
キーワード: 日常 ひろ葉

母と粉雪

人は年老いて、次第に記憶を失ってゆく。その光景を目の当たりにするときに、浮かんだことは、ある家族のことだった。兄と妹、同じ人から生まれても、性格は違うものだ。それを一番感じた家族のことが、この冬、気に//
作品情報 N9245FZ 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 02月 02日
最終更新日: 2020年 02月 02日
キーワード: 日常 ひろ葉

パノラマの星座

とにかく、書いてみました。長くなりすぎて、詩ではないのですが。脚本って、ある程度、一人芝居をするから、書けるのかなと思いました。
作品情報 N9449FW 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 11月 30日
最終更新日: 2019年 12月 01日
キーワード: 日常 ひろ葉

赤い椅子

一人で過ごしていると、ふと思い出す人がいる。思い出すというのは、心の中に、その人のための椅子が、ずっと置いてあるということか。なんとなく浮かんだこと。
作品情報 N6897FW 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 11月 25日
最終更新日: 2019年 11月 25日
キーワード: 悲恋 日常 ひろ葉

甘い匂い

秋の日の色は、柿の実色で、冬に向かうにつれて、熟してゆくその匂いは、甘く、怪しい。古代からある甘さだ。それは、どこか艶かしい匂いを秘めている。無防備にさせて、永遠の眠りにまで、誘うような。
作品情報 N9795FV 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 11月 09日
最終更新日: 2019年 11月 09日
キーワード: 日常 ひろ葉

この寒いのに

甘い匂い、のあとのことを考えていたのと、どこからともなく聞こえた風の音に、浮かんできた情景。なんでも、思ったことを言う人は、なんでも、思ったことを言えない人に、寄りかかって暮らしている。それが、人間の//
作品情報 N3414FW 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 11月 17日
最終更新日: 2019年 11月 17日
キーワード: 日常 ひろ葉

女の部屋

長袖でないと肌寒くなってきて、タンスの中を見ていた。そこには古い封筒があって、ついでに始末していた。ふと、思った。タンスの中の時間、タンスの中の真実、見えない心の引き出し。物語を思えようとしたとき、明//
作品情報 N6360FU 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 10月 13日
最終更新日: 2019年 10月 13日
キーワード: 日常 ひろ葉

水色が見えた日

子供の頃から、自分のことを、俺、って言ったことがない。何故かはわからない。もしも、自分のことを俺って言っていたら、人生は変わっていたかもしれない。九月の土曜日、そして、俺、Tという女、なんとなく、浮か//
作品情報 N5978FT 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 09月 21日
最終更新日: 2019年 09月 21日
キーワード: 日常 ひろ葉

海の方まで

海の方に歩いてゆく先生の背中を、今でもはっきりと覚えている。黄色いシャツの色が、秋の日の蝶々のように見えた。先生、ありがとう。
作品情報 N2903FT 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 09月 15日
最終更新日: 2019年 09月 15日
キーワード: 日常 ひろ葉

日暮れても

老人の、介護支援について、思うことは多々あるけれど、何がどう関連して、何かのシワが寄せてくるのかは。わからない。これも、イメージの世界だから、賛否あるだろう。 医療ビルの持ち主が家賃を上げなければ、//
作品情報 N4291FY 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 01月 02日
最終更新日: 2020年 01月 02日
キーワード: 日常 ひろ葉

森の中

明け方まで起きていた。ぼんやりする頭のなかで、ぼくは、森の中にいた。とくに、何がというわけでなく、ぼくは、やっぱり、ここにいる。
作品情報 N3117FV 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 10月 26日
最終更新日: 2019年 10月 26日
キーワード: 日常 ひろ葉

島の夏へ

島国なんだから、残せるんじゃないか、何をか、何かを。それが、感動というか、感激というか、何回も出くわしても、これは良いって、そんな感覚になれること。会話を控えることもなく、駅前は騒がしいから、余計にそ//
作品情報 N4833GI 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 06月 29日
最終更新日: 2020年 06月 29日
キーワード: 日常 ひろ葉

夏のムシ

蒸し暑い日になると、夏のムシの話を思い出す。あの頃の夏は、いつも、秀ちゃんといて、いつも、幻の中にいるようだった。山間の、見渡す限りの緑の中には、人ではない者たちがたくさんいたと、ほんとうに、そう思っ//
作品情報 N9466FP 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 07月 13日
最終更新日: 2019年 07月 13日
キーワード: 日常 ひろ葉

夏の終わりに

夏の終わりに、人には何があるのだろうと考えながら、坂道を歩いていた。これからどうしようかという思いが、尚更、生まれてくる。皆、迷いの中にいるんだろう。それでも、生きてゆくんだろう。
作品情報 N5933FS 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 09月 01日
最終更新日: 2019年 09月 01日
キーワード: 日常 ひろ葉

二人の背中

敬老の日が来て、二人仲良く家族に囲まれて、そんな暮らしなら、それほど、幸せなことはないんだろう。せめて、二人であれば、それも幸せなんだろうか。
作品情報 N2561FT 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 09月 14日
最終更新日: 2019年 09月 15日
キーワード: 日常 ひろ葉

三つめの蛍

蛍の光が何かを繋いでくれている、そう感じたんだ。こんな田舎の日常も、あるかもしれないな。
作品情報 N6246FO 短編 その他〔その他〕
掲載日:2019年 06月 17日
最終更新日: 2019年 06月 17日
キーワード: 日常 ひろ葉

ケケケッ

梅雨時の朝、突然、襲ってくるあの魔物はいったいなんだろう。言葉で説明できないけれど、確かに、魔物はいる。 働き方改革とかで、何かが変わってゆくとしても、上手く生きられない人は多くて、富やゆとりは偏った//
作品情報 N4384FO 短編 詩〔その他〕
掲載日:2019年 06月 14日
最終更新日: 2019年 06月 14日
キーワード: 日常 ひろ葉

睡蓮鉢

原風景について考えることが多くなった。喜びや悲しみを得られた心の源は、どこにあるのか。これがあったから、自分でいられたと、そう言えるものは、長く生きるうえでは必要に思う。そこにはまた、開いてはいけない//
作品情報 N9064GI 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 07月 07日
最終更新日: 2020年 07月 07日
キーワード: 日常 ひろ葉

安兵衛さん

こんな安兵衛さんみたいな人がいて、こんな家で暮らしていて、妻がいて、笑い声があって、夜には真っ暗な外が訪れて、いいなぁと思った。畑の芋掘りをいつしようかと思いつつ、書いていた。
作品情報 N1407GO 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 10月 14日
最終更新日: 2020年 10月 15日
キーワード: 日常 ひろ葉

秋空なのに

秋空、爽やかで清々しいけれど、心の空、その風は幻想のままに、流れてゆく。この世、ほんとの気持ちで生きている瞬間に、日がさすことはないという。
作品情報 N5602GO 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 10月 24日
最終更新日: 2020年 10月 24日
作品に含まれる要素: R15
キーワード: 日常 ひろ葉

この村は

何を見ているのかなと思っていたら、ほとんどの人はゲームみたいで、そんなに夢中になれるのって、ある意味幸せなんだろうなと思った。生き物は、脳で感じ取るのだとしたら、脳だけ生きていればいいような気がしてし//
作品情報 N1170GP 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 11月 05日
最終更新日: 2020年 11月 05日
キーワード: 日常 ひろ葉

追想

感染症が治まることは、しばらくはないだろう。社会は少しずつ、これまでのシワをうねらせて、別のシワを作っているようだ。人員整理と人手不足の間で、人は追想しつつ、また明日も暮らしてゆく。
作品情報 N2051GP 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 11月 07日
最終更新日: 2020年 11月 07日
キーワード: 日常 ひろ葉

にこにこ

疲れているからか、甘いものが食べたくなり、甘味屋に入ることがある。ケーキよりは、小豆を好むのもあって、甘味屋は欠かせない。そんなとき、一人で行くのもつまらなくて、ちょうどいい相手が欲しくなる。ちょうど//
作品情報 N4677GP 短編 詩〔その他〕
掲載日:2020年 11月 12日
最終更新日: 2020年 11月 12日
キーワード: 日常 ひろ葉

青空の下で

毎日、暑い日が続いている。見上げる空は、今日も青い空だな。光と熱の色になったようで、青い空の印象が変わってゆく。青い空は、いつまでも、どこまでも、見せてあげたいものであってほしい。美しくあってほしい。//
作品情報 N5433HT 短編 純文学〔文芸〕
掲載日:2022年 07月 31日
最終更新日: 2022年 07月 31日
キーワード: 日常 私小説 ひろ葉