その他の短編

　私、羽音は中学生の女の子。期日の迫った宿題に苦悩していた。そんな中、見知らぬ男がおかしな格好で家の中にいた。自らをヒーローだと名乗った男は、私に宿題をするなと言う。両親は受け入れてるし、ヒーローなの//

静まり返った夜。鳴り響く携帯。聞こえてくるのは女の声――。 「もしもし？　私メリーさん。今あなたの――」 メリーさんはあなたの後ろに――もっと近くに……。

戦いで傷ついた一人の騎士は森へと身を隠した。そこで現れたのは白銀の獅子。獅子は問いに答えられたら逃がしてやると言う。その問いとは、獅子がその騎士を"食う気"か"食わぬ気"かというものだった。

確かに人生を終えた私は、見知らぬ場所にいた。何も見えない中、一人の男がはっきりと目の前に現れて話し掛けてくる。もう一度人生を与えよう、代わりにその人生で楽しませてくれと。あるとき、それ以上待ってもつま//