冥府庁調査課 あらたま結縁集

作成ユーザ: 秋初夏生
出会いはいつも、少しだけ厄介だ。

一月七日に歌い忘れた守り唄。
川を遡って戻ってくる流し雛。
軒菖蒲と間違われて飾られた別の花。

土地に残る風習や伝承が、忘れられ、形を変えるとき。あるいは、かつての都市伝説が風化しかけたとき。
のちに冥府庁調査課で出会う者たちは、偶然同じ場所に居合わせる。

まだ相棒ではなかった二人。
一日だけ組むことになった二人。
第一印象は最悪だった二人。

これは、十二の季節に結ばれる、少し不思議で、厄介で、温かな縁の物語。

鷺は夜に鳴かない

予備校帰りの夜。 高校生の小犬丸は、考えないために音楽を流しながら電車に揺られていた。 その電車が停まったのは、見覚えのない駅。 「さぎの宮」のはずが、「さきのみや」。 一文字だけ違う、どこか“ずれ//
作品情報 N0500MD 短編 ホラー〔文芸〕
掲載日:2026年 04月 30日
最終更新日: 2026年 04月 30日
キーワード: シリアス 男主人公 和風 現代 日常 伝奇 怪談 都市伝説 冥府庁シリーズ