短編？

　これは、あるいだいなおうさまが、いだいになるまでのおはなし。 　アンブロシアからうまれたネク太郎は、ひろってくれた、エルフのおばあさんと、娘さんのために、オーク島のオークを退治に行くのですが……

異世界に来たけれど、なにも与えてもらえなかった。 持っていたのは、たまたまコンビニで買ったケブラー繊維のみ。 この『漫画における日本刀ぐらいの万能マテリアル』を用いて異世界で生き抜いた。

道ばたでしゃべるパンツと出会い、パンツの声を聞く能力を授かってしまった少年。 彼はパンツに導かれるまま、パンツの持ち主を探すため、二駅分ぐらいの区間を旅することになる――

骨董品のツボに転生した主人公は、海を旅しながら孤児院をいとなむエルフの少女に連れられ、孤児院のマスコットとして過ごすことになるのだが…… ※この物語はネタに困ったと作者がツイッターでつぶやいたと//

　世界一の頭脳。 　強さより運より頭の良さがあればどうにかなると望んで転生した主人公。 　誰よりも頭がいい彼の、失敗するわけがない、完璧で簡単な人生。

『世界を救った者だけが入れる空間』――『救世主の座』。 　転生者である彼から見れば高校の教室によく似たその場所では、今日も世界を救った者たちによるそれほど意味のない会話が繰り広げられている。 　これは//

　リアルタイムで構造が変わるダンジョンでは、今日もモンスターたちが迷子になっている。 　迷子センターはそういった迷子たちを帰りたい場所まで送り届けたり、寂しくないように遊ばせておく場所だ。 　おとず//

　すべての武器兵器が美少女と化し、人類は美少女に対し抵抗の手立てを失った。 　地は美少女であふれ、それでも戦いをやめぬ英雄たちもまた美少女と化した。 　人類は抵抗をあきらめ、美少女に養われ、美少女にも//

　神様の手違いで死んでしまった主人公は、神様からお詫びに『好きな条件の世界』に生まれ変わっていいと言われる。 　そこで彼は様々な条件をつけていく。 　女の子にモテて超強くて運もよくてなにをしても成功す//

あらすじ 　むかしむかし、あるところに、『ゆうしゃ』と『おんなせんし』がおりました。 　かれらは『のうきんパーティー』でしたが、『ぶつり』でなぐって、みごとに『まおう』をたおしました。 　でも、『//

孤児を拾った。 なんのとりえもないけれど人よりちょっとだけお金稼ぎに有利な能力を持って異世界転移した彼は、拾った孤児を世話しようと考えた。 だけれど逆にしっかり者だった孤児の方に世話されて、今では彼女//

『ウナギ』と『サケ』が名産品の国。 酒場でエルフの男と人間の男がこの国の不思議な食品や文化について話していると、老人が横から話しかけてきた。 老人は語る。半世紀前の独立戦争、そしてこの国ができるにいた//

死にたくないと願った一匹のうなぎの願いの物語

『ビアホール異世界』には他の酒場にはない特徴があって、それは『キンキンに冷えたビールが飲めること』と『聞いたことのない変わったツマミが出ること』だった。 　常連客の一人、ドワーフのオーガストは今日もビ//

異世界からの『漂着物』が来る湖畔で、女神とニンゲンは静かに暮らしている。 まだ幼いニンゲンの少女は、よく『漂着物』を拾って女神に見せに来る。 これは、たった二人しかいない、どこでもない世界の物語。 //

ある日家の中に登場した謎の光。 ゴリラは考える。この光はなんなのか。この光はなぜここにあるのか。そして、異世界転移。

ある日、隕石が落ちてきて文明が滅んだ。 隕石はなにを思い、どうして文明を滅ぼしたのだろう。 隕石は――本当に文明を滅ぼしたかったのだろうか？

　中年男性の体は重く、長旅に向いていなかった。 　旅をしている。 　果てしなく長い旅だ。終着点がどこにあるかもわからないけれど、足を止めることだけはできなかった。 　だって中年男性の脳は記憶を長くと//

ハロウィンの夜が来た。 ひしめきあうカボチャども。ゴツゴツと硬い表皮をぶつけ合いながら、連中がせまりくる。 この驚異的な野菜的なモンスター的ななにかに対し、立ち上がる男たち。 様々な悲しみと哀愁に彩ら//

　11月29日、世界は肉に包まれた。 　地球外より六つの肉界が各大陸へ降り注ぎ、その質量によって大陸は全滅した。 　大気圏を抜ける際にこんがりと焼けた肉の香ばしいニオイが地球上を包みこみ、地表突撃の際//

平凡な会社員である彼のもとには、毎日十五時きっかりに不可思議な電話がかかってくる。 その話に『わかりました、お任せください』と言うのが彼の業務だ。 不可解極まる窓際業務、その実態は、意義は、果たして…//

『コイントスですべてが決まる世界』に彼は生まれ落ちた。 　家もなく名もない彼は、大通りを行き交う裕福そうな人たちの列に混ざりたくて、人生を賭けた。 　最期に彼が得ていたもの、失っていたものとは……

『誰も食べたことがないものを、食べたことがある』 そんな食事経験がステイタスとなる世界に、グルメ卿と呼ばれる人物がいた。 彼はどのような食材でも探しだし、実食してみせる。 今回彼の耳にとまった不可思議//

三題噺 テーマ 『魚くさい』『おなかいっぱい』『トイレ』

AIに仕事を奪われてしまった！

そろそろ十二月も終わりそうなので、バレンタインデーのためにカカオを狩らなければいけない。

とある古城で静かな生活をいとなむ吸血鬼の姉妹がいらっしゃる。 お二人はとても仲がよろしく、お互いのことを本当に思い合っているのがよくわかる。 私は妹吸血鬼様の血液。 今日も彼女の中を循環し、ドキドキや//

私は自我に目覚めた碁石だ。黒い方だ。 今日も彼女が私を碁盤に叩きつけてくれるのを心待ちにしている。 彼女はいつも独りきり。私だけが彼女の理解者。 ところが今日は彼女と私の聖域に、彼女以外の女が侵入して//

「私がなぜ『勇者』なんぞに祭り上げられましたか、未だにその理由がさっぱりわかりません」 ただの村人はある日『勇者』になった。けれど、なぜ自分が勇者なのか、勇者としてなにができるのか、まだわからない。 //

宇宙人が爆弾を落とした。 世界中の国という国、都市という都市に落とされた爆弾は、人類を絶滅――させは、しなかった。 その地表全体を覆う大爆発は、破滅のための序曲にしかすぎなかったのだ…… これは、人類//

誤字脱字報告機能実装記念！ 『手柄だけ人に渡して去って行く謎の冒険者パーティー』を追って私は取材をしている。 今日もその乏しい足がかりを発見し、ある街の酒場でベテラン冒険者に話を聞いた…… ※この//

滅びた世界に舞い降りる一頭の家畜がいた。 ただマヨネーズで無双したかっただけなんだ――家畜は語る。それは歪んだ願望成就なのだと。まあいいや。とにかく世界のみんなはお腹をすかせている。ならば家畜のできる//

盗賊のロブは勇者パーティーから追放される―― ことを知っていたので、自分が追放される前に手を打って、勇者を追放することに成功する。 二度目の人生だ。 一度目、報われなかった人生で極め続けた盗賊の技はも//

勇者パーティーから追放された者たちが集う休息地があった。 島国ジバニンの休息地。豊富な温泉と風光明媚な景色で有名なそこに、ある日ロリサキュバスが流れ着く。 魔族である彼女を受け入れることにした安息地で//

どこかに吐き出さないと気が狂いそうだったから、この場で告白させてください。 俺はたぶん、幼い子供を見殺しにしたんだと思います。

平穏なる時代に血生臭い催しがあった。 のちに『エメラーダ大公最大の残虐行為』と呼ばれる御前試合において、数奇なる運命により向かい合う少女剣士とオークの青年。 これはその戦いの記録である。

（うぎゃー！　パワハラ幼なじみに転生してしまいましたわー！） 異世界でなんやかんやして再転生したら、それは前世で自分がふられるシーンだった！ 一回目の人生でパワハラ幼なじみとして彼にふられた私は、今度//