- あらすじ
- 八雲紫が敷いた絶対不可侵の掟『スペルカード・ルール』。幻想郷に居る限り破られる筈のないそれが、突如消失した。それを境に人間に対して悪意を持つ妖怪達が人里を襲い始める。霧雨魔理沙は面倒くさがる親友の巫女に喧嘩別れのような捨て台詞を吐いて、単独で妖怪の群れを撃退しようと奮闘する。そこに人里の住人を避難させ終えた上白沢慧音、本来なら有り得ないことにツーマンセルを組んだ十六夜咲夜と紅美鈴が駆け付け、何とか撃退に成功する。
同時刻、いかにも渋々といった調子で博麗霊夢は身を起こす。事態の収拾に臨もうと身支度を整えていると、いつの間にか現れた謎の青年が賽銭箱にザラザラとお賽銭を流し込んでいた。話を聞くと、彼は博麗巫女に何かしらの恩義を受けていたらしく、これはそのお礼だと語る。余りの金額に霊夢が戦慄していると、その青年は忽然と姿を消していた。不審に思うも、それを記憶に刻むより早く意外な二人が境内に降り立つ。彼女達は現れて開口一番、何処か焦るように、縋るように告げた。
「紫様が、何者かに連れ去られた」
少し時系列は戻り、紅魔館でも騒ぎが起きていた。いつものように地下室で居眠りしていた筈のフランドール・スカーレットがいなくなったのだ。レミリア・スカーレットは自身の能力で、パチュリー・ノーレッジは魔法でフランドールを捜索し、咲夜と美鈴は幻想郷を駆け巡って助力を要請した。その過程で人里を襲う妖怪達を見付け、孤軍奮闘していた魔理沙に、同じく駆け付けた慧音と共に加勢しこれを撃退する。事態を見て、彼女達は同じ結論に至った。ある者は拒み、ある者は望み、ある者は無視し、ある者はため息をつく、その現象──即ち、これは『異変』だということに。
この『異変』は地底世界、冥界、妖怪の山、天界──まさしく幻想郷全てを巻き込む、かつてない規模のものだった。その中心、元凶はたった二人の『外来人』──『人間』と『鬼』だった。
この『異変』の切っ掛けは過去──八雲紫、西行寺幽々子、鬼母神、そして初代の博麗巫女が密接に関わっていた。『過去の清算』を巡り、規律なき死闘が幕を上げる! - Nコード
- N9944BK
- 作者名
- 竹倉一里
- キーワード
- R15 残酷な描写あり 二次創作 F0004-4 オリキャラ 程度の能力
- ジャンル
- ノンジャンル〔ノンジャンル〕
- 掲載日
- 2012年 11月23日 15時19分
- 最新掲載日
- 2012年 12月24日 05時00分
- 感想
- 1件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 9件
- 総合評価
- 28pt
- 評価ポイント
- 10pt
- 感想受付
- 受け付ける
- レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付けない
- 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 33,261文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方虚転変
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品
N3125BY|
作品情報|
連載(全1エピソード)
|
ノンジャンル〔ノンジャンル〕
人の身には原罪が居座る。
「カッとなって」「気が付いたら」「ああするしかなくて」──人は『弾み』に当たることで原罪の枷を外し、その力と歪みに誘われてしまうという。
過去に凄惨な『事件』に関わった根暗少年・破矢駆摩は//
N7944BV|
作品情報|
短編|
ノンジャンル〔ノンジャンル〕
クエンティス。九つの種族が住まう、大陸世界。
人族。巨人族。妖精族。機巧人族。鬼人族。天使族。竜人族。神種族。獣神族。
彼らは二○○年に一度目覚め、クエンティスを支配せんと侵攻を繰り返す魔王に対抗し、各々に対応する//
N9944BK|
作品情報|
連載(全4エピソード)
|
ノンジャンル〔ノンジャンル〕
八雲紫が敷いた絶対不可侵の掟『スペルカード・ルール』。幻想郷に居る限り破られる筈のないそれが、突如消失した。それを境に人間に対して悪意を持つ妖怪達が人里を襲い始める。霧雨魔理沙は面倒くさがる親友の巫女に喧嘩別れのような//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。