ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

追放された侯爵令嬢の契約婚。書庫に届く湯気の理由を、私はまだ知らない

あらすじ
誰にも名前をつけてもらえなかった仕事がある。

備蓄の管理。予算の帳尻合わせ。外交書簡の整理。 アルセーヌ王国の宮廷で、エステルが続けてきた仕事はすべて聖女の功績に書き換えられ、最後には身に覚えのない罪で宮廷を追われた。

行き場をなくした元侯爵令嬢が差し出されたのは、隣国の公爵家との期限付きの契約結婚だった。

残り一年。 その期限の中で、エステルは騎士団の荒れ果てた備蓄倉庫に手をつける。 棚卸し、帳簿の整備、補給路の見直し。 前の人生で総務課主任だった記憶が、羽根ペンとインク壺の世界で静かに動き始める。

寡黙な公爵は多くを語らない。 けれど夜の書庫に湯を届け、蝋燭を明るいものに替え、委任の範囲を少しずつ広げていく。 契約の義務にはどこにも書かれていないことばかりだ。

なぜこの人は、こんなことをするのだろう。

エステルがその疑問の答えに近づくとき、公爵家の金庫には二年間隠されてきた文書が眠っている。 そしてその文書の意味を知ったとき、築き上げた信頼は根底から揺らぐことになる。

優しさの理由を知ってもなお、隣にいたいと思えるのか。
Nコード
N9642LV
作者名
月雅
キーワード
異世界転生 女主人公 西洋風 契約結婚 婚約破棄 ざまぁ 内政 すれ違い 溺愛 じれじれ
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 03月01日 12時00分
最終掲載日
2026年 03月01日 12時01分
感想
1件
レビュー
0件
ブックマーク登録
27件
総合評価
468pt
評価ポイント
414pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
28,596文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N6794LW| 作品情報| 完結済(全10エピソード) | 異世界〔恋愛〕
三千百十二回、治癒を施した。感謝の言葉が返ってきたのは、たった八回。 十年間、王国唯一の治癒の力を持つエルザは求められるままに人を治し続けてきた。代価として自分の身体が壊れていくことを、誰も知らなかった。知ろうともしな//
N5167LW| 作品情報| 完結済(全10エピソード) | 異世界〔恋愛〕
夫の靴についた泥が、毎月同じ方角を向いていることに気づいたのは、結婚二年目の冬だった。 気づかないふりをした。気づいてしまったら、この家にいられなくなるから。 五年目の春、夫が出張と言って家を空けた夜、書斎の日記帳を//
N4240LW| 作品情報| 完結済(全10エピソード) | 異世界〔恋愛〕
離縁状の末尾に、丁寧な字で自分の名前が書いてあった。 九年間、一度も呼ばれなかった名前。 使用人も、夫も、誰一人として口にしなかったたった四文字の名前を、夫は離縁の書面にだけ、一画ずつ慎重に書いていた。 知っていたの//
N2874LW| 作品情報| 完結済(全10エピソード) | 異世界〔恋愛〕
十年間で一度も読まれなかった帳簿がある。 公爵家の全収支、交易先との契約条件、使用人の配置、社交季の根回し。それを記録し、管理し、運用していたのは、夫に「いてもいなくても同じ」と笑われた妻だった。 リーゼロッテは二十二//
N1574LW| 作品情報| 完結済(全10エピソード) | 異世界〔恋愛〕
二年半、毎日同じ工房で隣にいた上司の道具箱を、備品だと思っていた。 精霊の加護が人の価値を決める世界で、加護を持たずに生まれた。 伯爵家の長女。 名前を呼ばれた記憶がほとんどない。 食卓の席はあったが、誰も目を合わせな//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ