↑ページトップへ

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

コードの向こう側 改

あらすじ
専門学校を卒業した十九歳の佐藤翔太は、東京の小さなソフト開発会社に新人プログラマーとして入社する。
エラーに怯え、先輩のレビューに打ちのめされながらも、コードを書くことだけはやめられない。壊れたものを分解し、直す。その手触りの中でしか、自分の価値を確かめられなかったからだ。

やがて翔太は、夜の本番障害で“消えるはずのないログ”に遭遇する。
座標のずれ、境界の損傷、意味不明のコメント――それらを追った先で、翔太は異世界へと転移する。

そこは剣と魔法の世界でありながら、実際には古代文明が残した巨大な“魔法基盤”の上に成り立つ世界だった。結界、転移門、治癒術、記録体系。すべては保守されなければ崩れる。翔太は神殿保守局の術官ミレイアたちと出会い、世界そのものの障害対応へ巻き込まれていく。

だが、世界を蝕んでいたのは単なる故障ではなかった。
魔法戦争の時代、支配と統治のために世界法則そのものが書き換えられ、王都や中枢施設が優先される一方で、辺境の村や無名の人々は「失われてもよい場所」として設計されていたのである。
地図から消え始める村。記録から抜け落ちる人々。壊れるのは世界だけではなく、それを保守する人間たちの認識と記憶でもあった。

帰還の道があると知りながら、翔太は選択を迫られる。
元の世界へ戻るためには、この世界の深層へ触れなければならない。だが深く接続するほど、故郷の記憶は摩耗し、帰還できる“自分自身”が薄れていく。
それでも翔太は、ミレイアたちと共に、世界の偏った優先順位を書き換えるため深層へ降りる。

コードの向こう側にあったのは、成功でも英雄譚でもない。
誰かが明日を生きるための、目立たない足場だった。
壊れた世界を前に、それでも「直すこと」をやめられない者たちの、労働と記憶と選択の物語。
Nコード
N8503LY
作者名
たむ
キーワード
異世界転移 集英社小説大賞7 コミックルーム大賞 ESN大賞11 なろうフェス2026 男主人公 職業もの 冒険 日常 伝奇
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2026年 07月23日 15時00分
最新掲載日
2026年 09月05日 15時00分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
0pt
評価ポイント
0pt
感想受付
受け付ける
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
121,521文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N5999KQ| 作品情報| 連載(全350エピソード) | ホラー〔文芸〕
―人の闇に、妖(あやかし)は映る。だが、影を作るのは、いつも人間だ。 現代日本。 都市の片隅でひっそりと探偵業を営む男――城戸蓮司(きどれんじ)・35歳。 過去のある事件をきっかけに、“人には見えぬもの”にも目を向ける//
N8480MM| 作品情報| 連載(全39エピソード) | ローファンタジー〔ファンタジー〕
王国の片隅で暮らす青年、レイン・アスターには、幼い頃から他人には見えないものが見えていた。 誰もいない墓地で話し続ける老人。 焼け落ちた屋敷の窓から、毎晩外を眺めている少女。 古戦場で、終わったはずの号令を繰り返す//
N3490KZ| 作品情報| 連載(全311エピソード) | 童話〔その他〕
春、夏、秋、冬――四季の移り変わる日常の中で、子どもたちは小さな冒険を繰り返します。 学校の教室や校庭、図書館、公園、そして家やおばあちゃんの庭まで、身近な場所での発見や遊び、挑戦が次々と描かれます。 それぞれは独立し//
N1452KY| 作品情報| 連載(全274エピソード) | 宇宙〔SF〕
英雄キャプテン・アストラと、個性豊かなクルーたちは、再び未知の宇宙へと船を進める。航海の目的は、銀河の果てに眠る謎の文明を探し、宇宙に潜む危険を未然に防ぐこと。しかし、彼らの冒険はいつも予想外のトラブルと笑いに満ちていた//
N6430KV| 作品情報| 連載(全401エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
ピザ屋でバイトしていた青年・相川レンは、ある日、店の業務用オーブンに頭を突っ込んだ瞬間――異世界へ転移してしまった! 魔法とモンスターが当たり前のこの世界に、「ピザ」という料理は存在しなかった。 だが、食った者を虜にす//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。