- あらすじ
- ある時期に多種類の生物が絶滅する現象、「大量絶滅」。
肉眼で確認できる生物が現れてから現在に至るまでに五度、この現象は確認されてきた。
2152年、人類は六度目の大量絶滅の危機に直面する。急激な寒冷化、いわゆる氷河期に突入したことにより、絶滅の危機にさらされた人類は、人体実験によって生み出された特殊な人間をコールドスリープ状態にして保存し、種の保存を図った。
それから、5000年以上の時が過ぎ、一組の男女がコールドスリープから目を覚ました。
女性の名前は白絹雫。彼女はあらゆる生物を本能的に魅了する能力と、生物の粘膜に接触すると細胞死(アポトーシス)を引き起こす、特殊な体液の持ち主だった。
男性の名前は一条楓。彼は脳内の神経伝達物質を操り、感情を自由に制御することができた。
僅かに生き残った人類が細々と暮らし、特殊な環境に適応した生物が闊歩する異界と化した世界で、二人は巡り合う。
感情を制御する能力のお陰で、自分に絶対に魅了されない楓を面白く思った雫は、彼に自分と共に行動するよう強要する。
凶悪な生物をも一瞬で細胞死に至らしめる、アポトーシスの能力を持つ雫にボディーガードをしてもらう事を条件に、楓は彼女についていく事になるが……。
- Nコード
- N6167EF
- 作者名
- 玄武 聡一郎
- キーワード
- R15 残酷な描写あり 悲恋 冒険 人工知能 ディストピア タイムマシン 天災 ダーク 未来 チート 超能力 進化 生物学 人類絶滅 ネット小説大賞八
- ジャンル
- 空想科学〔SF〕
- 掲載日
- 2017年 09月01日 01時29分
- 最新掲載日
- 2018年 09月15日 00時41分
- 感想
- 25件
- レビュー
- 2件
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- 144件
- 総合評価
- 460pt
- 評価ポイント
- 172pt
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