ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

タイムテレフォン

短編
あらすじ
 あの時、ああしていたら……。過去を変えたい。それができないなら、記憶を消したい……。思い出すたびに、声を上げたくなる……。
 そういった思いは誰しもが抱えているだろう。時折嘆きはするが、折り合いをつけて生きていくものだ。
 だが、その男はよく立ち止まっていた。彼にとって、過去を思い出すことは地雷原を歩くようなものだ。ふとした時に踏み、そして悶え苦しむのだ。
 ゆえに、その噂を耳にした瞬間、彼はすぐに飛びついた。
 一笑に付すようなその都市伝説の内容とは、ある数字を先頭に、次に年月日と時刻、そして当時の自分の電話番号を入力すると、そのとおりに過去の自分と電話がつながるというものだった。
 そして、それが本当だと知った彼は、驚きのあまり、手からスマートフォンを落としそうになった。
Nコード
N4209JG
作者名
雉白書屋
キーワード
キーワードが設定されていません
ジャンル
その他〔その他〕
掲載日
2024年 07月16日 11時00分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
1件
総合評価
12pt
評価ポイント
10pt
感想受付
受け付ける
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
1,622文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N9733KZ| 作品情報| 短編| 空想科学〔SF〕
 とある研究所。薄暗い室内には、天井から吊るされた照明が一つだけ心許ない光を投げかけている。白熱球はじりじりと小さく唸り、床にぼんやりとした影をにじませていた。その中心、台座の上――そこには、博士が長年の研究の果てに開発//
N9723KZ| 作品情報| 短編| その他〔その他〕
 ……やはり、おれはとんでもなくすごいものを発明してしまったようだ。こうして紙に書き出してみると、あらためてそのすごさを実感できる。……ああ、ほら、すごい。こんな使い方もできるのだ。それに…… 「うおっ、なんだよ。来て//
N9717KZ| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
「くそっ、まただ!」  昼下がりの街角。ざわめく人並みの奥で、おれは立ち止まり、片手をビルの壁につき、吐き捨てるように声を漏らした。 「また、取り逃がした……」  おれはある男を追っていた。ついさっきまでの話じゃな//
N9705KZ| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
 おれには最高の彼女がいる。名前はメリー。明るくて気が強いが、ときどき不意に見せる無防備な笑顔が、たまらなくかわいいんだ。スタイルも最高さ。で、彼女にはアメリアって妹がいるんだが、なんとまあ困ったことに、アメリアもおれに//
N9704KZ| 作品情報| 短編| 宇宙〔SF〕
 長年、銀河系内の惑星探索を続けてきた宇宙局は、ある惑星に目を留めた。  星番号T-36757。探査衛星が送ってきた惑星全体の画像。雲の切れ間から、かすかに青い部分が覗いていた。  あれは海ではないか――そう分析した宇宙//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ