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憐みのゆくえ１　遠きミャンマーの夢

短編

あらすじ: 帰去来のプロローグの一つ目。敗色濃いミャンマー戦線へ派遣された私（陸軍士官　山形勇助）は、陸士５７期の同期アウンに紹介された、ミャンマー人娘ルインと熱病のような恋に落ちた。
　ある時、ルインは勇助をセントメアリー寺院に誘う。いないはずのマザーがいるのを見出したルインは、勇助とともに告解をした。その後、二人は謎のマザーの預言通り、結婚した。
　その後、ルインはサイゴンの陸軍病院で男児汰欣(タゴン)を出産したものの、予後のよくない彼女ははサイゴンの陸軍病院に収容された。
　このころ、敗色濃い日本陸軍は多数の犠牲を出しつつミャンマーから撤退。取り残された勇助は、サイゴンに残っていた戦友の辻堂泰造に助けられて、何とかミャンマーを脱出し、サイゴンに居るルインの病室にたどり着いた。その後、ルインは、初子の汰欣(タゴン)を勇助に託すと、息を引き取った。
　敗戦後、勇助は、ルインの忘れ形見である一人息子、山形　汰欣(タゴン)を抱いて、ミャンマーから日本に戻ったのだった。
Nコード: N3863FF
シリーズ: 辻堂家三代の罪、千代の恵
作者名: Iassy Quassia Psaki
キーワード: 123大賞6 スピアノベルス大賞1 パッシュ大賞アイリスIF7大賞アイデジＩＲ大賞ＥＳＮ大賞９シリアス男主人公和風昭和青春悲恋古典恋愛私小説史実
ジャンル: 純文学〔文芸〕
掲載日: 2018年 12月30日 23時21分
最終更新日: 2025年 08月22日 21時49分
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文字数: 5,174文字