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私は席を譲りました。押し付けてはいません

短編
あらすじ
「妹に譲った婚約」
――そう語られるたび、伯爵令嬢イレーネは違和感を覚えていた。

譲ったのではない。
彼女は、自分の意思で“降りただけ”だ。

優しいが決断しない婚約者。
波風を立てないために、判断をすべて彼女に委ねる関係。
このまま結婚すれば、自分だけが決め、背負い続ける未来が見えた。

だからイレーネは婚約を解消した。
妹のためでも、美談のためでもない。
自分の人生の席が、そこではなかったから。

しかし社交界は、彼女の選択を「優しい姉の自己犠牲」として消費しようとする。
その評価に、イレーネははっきりと異を唱えた。

「私は席を譲りました。押し付けてはいません」

譲ったのは婚約ではなく、
“居続ける義務”だったのだ。
Nコード
N1154LN
シリーズ
異世界恋愛短編集
作者名
百鬼清風
キーワード
123大賞7 第2回ルフナ大賞 OVL大賞11 女主人公 ハッピーエンド 婚約破棄 令嬢 ざまぁ 自立したヒロイン 姉妹 貴族社会 主人公最強(精神面) 逆転
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2025年 12月19日 06時00分
最終更新日
2025年 12月23日 18時04分
感想
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